【トレーニング】キプチョゲの2017年ベルリンマラソン前のトレーニングを日本語訳にしてみた
出典:WA公式サイト
キプチョゲの2017年ベルリンマラソン直前のトレーニングを見つけたので、日本語訳にしてみました。
トレーニングの内容を見てみると、1週間にファルトレク1回、テンポ走1回、トラック練習が1回ずつ入っています。
その間に、ハーフマラソンの距離を70分~72分で走る日もあるため、中強度のペースで走る距離が非常に長いのが分かります。
※これくらいのペースでは大きなダメージを受けない?
午前中はハードな内容であり、午後はゆっくりなジョグ(それでもキロ4分ほど)であり、全日休養日は1日もありません。
このメニューをそのまま実施するのは身体の負荷が大きいためおすすめしませんが、メニュー作りの参考にしてみてください。
※スマホの場合は画面を横にしてください。
※原文はSweat Eliteより
https://www.sweatelite.co/eliud-kipchoge-full-training-log-leading-marathon-world-record-attempt/
【簡易版】同じリズムでスピードよりも距離を重視するパターン
月
・午前:70分ジョグ
・午後:40分ジョグ
火
・午前:70分ジョグ
・午後:-
水
・午前:70分ジョグ
・午後:40分ジョグ
木
・午前:100分ジョグ
・午後:-
金
・午前:70分ジョグ
・午後:40分ジョグ
土
・午前:70分ジョグ
・午後:-
日
・午前:70分ジョグ
・午後:-
【発展版】本トレーニングに近い意味を持つメニューの組み立て
月
・午前:70分ジョグ
・午後:40分ジョグ
火
・午前:【トラック練習】1000mのインターバルなど
・午後:-
水
・午前:70分ジョグ
・午後:40分ジョグ
木
・午前:【テンポ走】30km~40km
・午後:-
金
・午前:70分ジョグ
・午後:40分ジョグ
土
・午前:【ファルトレク】1分~3分×20など
・午後:-
日
・午前:70分ジョグ
・午後:-
有酸素トレーニングを始め、各練習の意図・目的を詳しく知りたい方は、こちらを参考にするのがおすすめです。
【アニメ】とあるシリーズの時系列を整理した。でもダメだった。【禁書目録・超電磁砲・一方通行】
出典:アニメ公式サイト
アマプラでとあるシリーズを見たのですが、途中(主に3期と3期)から時系列が分からなくて混乱しました。
禁書目録・超電磁砲・一方通行のそれぞれで時期が重なっている部分や前後している部分があるので、整理してみようと試みました。
しかし、ダメでした。
結局、よく分かりません。
ひとまず、自分用に整理・メモしてみました。
(物語開始からアニメの最新話まで約3ヶ月って、嘘やろ、、、)
※超電磁砲T(3期)は整理中です。
- 某日
- 7月のできごと
- 8月のできごと
- 8月2日(日常編Ⅱ)
- 8月8日(ディープブラッド編)
- 8月9日(ディープブラッド編)
- 8月上旬(ポルターガイスト編)
- 8月中旬(妹達編)
- 8月15日(妹達編)
- 8月16日(妹達編)
- 8月19日(妹達編)
- 8月20日(レベル6シフト実験編/妹達編)
- 8月21日(レベル6シフト実験編/妹達編)
- 8月22日(レベル6シフト実験編/妹達編)
- 8月23日(妹達編)
- 8月下旬(妹達編)
- 8月27日(エンゼルフォール編)
- 8月28日(エンゼルフォール編)
- 8月29日(エンゼルフォール編)
- 8月30日(エンゼルフォール編/ラストオーダー編)
- 8月31日(ラストオーダー編/アステカの魔術師/闇咲逢魔編)
- 8月下旬~9月上旬(サイレントパーティー編)
- 9月のできごと
- 9月上旬
- 9月1日(カウンターストップ編)
- 9月8日(オルソラ誘拐事件編)
- 9月9日(オルソラ誘拐事件編)
- 9月14日(レムナント編)
- 9月15日(エンデュミオン編)
- 9月16日(エンデュミオン編)
- 9月17日(エンデュミオン編)
- 9月18日(エンデュミオン編)
- ※9月15日~9月18日
- 9月19日(大覇星祭1日目)
- 9月20日(大覇星祭2日目)
- 9月25日(大覇星祭最終日)
- 9月27日(アドリア海の女王編)
- 9月30日(0930事件)
- 10月3日(スキルアウト事件)
- 10月7日(C文書編)
- 10月8日
- 10月9日(学園都市暗部編)
- 10月中旬(後方のアックア襲来編)
- 10月16日(イギリス王室編)
- 10月17日(イギリス王室編/ドラゴン編)
- 10月18日(イギリス王室編/ドラゴン編/ロシア編)
- 10月30日(ロシア編)
※各シリーズで色分けしています。
青色:禁書目録
緑色:一方通行
オレンジ色:超電磁砲
某日
・「絶対能力進化(レベル6シフト)実験」に誘われる。
→御坂妹1号と第1次実験を行う。
7月のできごと
7月上旬(日常編)
→目の前の銀行で強盗事件が発生し解決する。
・初春と佐天が常盤台中学の女子寮へ遊びにくる。
→騒ぎが起きてプール掃除を命じられてしまう。
・初春と佐天が「学舎の園」にくる。
→常盤台中学の生徒だけを狙った連続襲撃事件に遭遇する。
・御坂さん、上条さんと出会う。
→「脱ぎ女」こと変わった研究者の木山と遭遇する。
・黒子の態度と約束を忘れ、初春が怒る。
7月中旬(グラビトン編)
・御坂さん、固法先輩に風紀委員だと間違われる。
→探していたカバンを無事回収する。
→コンビニに爆弾が仕掛けられる。
・放課後、佐天と初春たちとセブンスミストに買い物に来る。
→初春が「メガネをかけたおにーちゃん」からぬいぐるみ型の爆弾を渡される。
→爆弾が爆発するが、上条さんの右手のお陰で御坂さんたちは傷つくことは無かった。
→路地裏で爆弾魔の介旅を捕まえる。
7月19日(禁書目録編)
【夜】
・上条さん、御坂さんを助けるも怒らせてしまう。
7月20日(禁書目録編)
【午前】
・ベランダにインデックスが落ちている。
・上条さん、歩く協会を破壊する。
【夕方】
・ステイルの最初の襲撃を受ける。神裂の攻撃でインデックスが血まみれになる。
【夜】
・インデックスの『自動書記(ヨハネのペン)』発動し、小萌先生の助力を得て回復魔術が成功する。
7月21日(禁書目録編)
【午後】
・回復したインデックスが起きる。
7月24日(禁書目録編)
【夜】
・上条さん、神裂に襲撃される。
→インデックスの記憶を消さないと死ぬ、と言われる。
7月28日
【午後】
・上条さん、3日間の意識不明から目を覚ます。
【深夜】
・インデックスの術式を壊したことで、『自動書記(ヨハネのペン)』が発動する。
・「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」が壊れる。
・上条さん、『竜王の殺息(ドラゴンブレス)』により記憶を失ってしまう。
7月29日(禁書目録編)
【午後】
・上条さん、起きる。
・インデックスには記憶喪失であることを黙っている。
7月下旬(レベルアッパー編/日常編Ⅱ)
・御坂さん、レベルアッパーの情報を得るためファミレスで不良に話しかける。
→変電所の路地で不良たちを束ねる姉御と交戦し、第七学区一帯を停電させる。
・レベルアッパー使用者の昏睡の原因究明のため大脳生理学者の木山が招聘される。
・佐天が武装無能力者集団(スキルアウト)に脅される男を助けようとして捕まるが、黒子に助けられる。
・能力レベルの違いを見せられた佐天は、クラスメイトとレベルアッパーを使ってしまう。
・初春へ電話をした後、佐天が意識を失い倒れる。
・倒れたレベルアッパー使用者全てに同一人物の脳波パターンが現れていることが判明する。
・昏睡患者は脳の活動を全てネットワークに使われていると仮定し、それを操っている脳波の人物を木山と特定した。
・初春が木山に人質に取られる。
・警備員(アンチスキル)に囲まれた木山は「多才能力(マルチスキル)」で複数の超能力を使い迎撃する。
・御坂さんが木山と戦闘し零距離で電撃を食らわせ、その際木山の記憶を観てしまう。
・かつて木山は「置き去り(チャイルドエラー)」の子供たちの先生をしていた。
・教え子たちを使った実験は失敗に終わり、全員昏睡状態に陥ってしまっていた。
・木山は教え子を救うためツリーダイアグラムの使用申請を出すが全て却下され、別の演算装置を作るため今回の事件を起こしていた。
・ネットワークが木山の手を離れ暴走し、AIMバーストが出現する。
→AIMバーストを倒す。
・水泳部の湾内と泡浮から、水着モデルを頼まれた御坂さんたち。水着に着替えた御坂さんたちを、学園都市の誇る最新鋭スタジオでの撮影が待っていた。
・佐天はある特別講習を受けに行く。講習はレベルアッパーを使用した生徒たちを集めて行われていたもので、どこか雰囲気は物憂げだった。
・「ビッグスパイダー」という組織が、能力者を無力化する武器を入手して行っていたものと判明し、調査のためアジトへ赴くと、牛乳を片手に持った男に助けられる。
・固法が昔「ビッグスパイダー」に所属していたと聞きショックを受ける御坂さん。一方、一斉摘発が行われることを知った固法は自分の手で終わらせるため一人アジトへ向かう。
・夏休みも「警備員(アンチスキル)」の仕事に追われる鉄装は、遅刻したり、人質になったり、地震に怯えてしまったり…と失敗続きで落ち込む。そんな時、ゲーセンで遊ぶ一人の少年と出会う。
・黒子たちは寮監の弱みを握るため後をつけると、「置き去り(チャイルドエラー)」の子供たちを集めた「あすなろ園」に辿り着く。園でボランティアをしている大圄を気にしている寮監を黒子が手助けする。
8月のできごと
8月2日(日常編Ⅱ)
・年に一度、常盤台中学女子寮が一般に開放される「盛夏祭」。御坂さんは招待した初春と佐天を案内するが、ヴァイオリン演奏が憂鬱で落ち着かない。そんな中、上条さんが目の前に現れる。
8月8日(ディープブラッド編)
【午後】
・上条さん、ステイルに「三沢塾」に監禁された少女の救出を依頼をされる。
・上条さん、アウレオルスと出会い目的を忘れさせられる。
【夜】
・上条さん、アウレオルスと戦って勝つものの右腕が吹っ飛ぶ。
8月9日(ディープブラッド編)
【午後】
・上条さん、腕が繋がって起きる。
8月上旬(ポルターガイスト編)
・春上が柵川中学へ転校してくる。
・初春の学生寮の部屋に春上が引越してくる。
・第七学区で多発している地震を、先進状況救助隊のテレスティーナがポルターガイスト現象と説明する。
・みんなで花火大会に遊びに来るが、途中でポルターガイストが発生する。
・初春と春上が遊びに来た自然公園でまた大きなポルターガイストが発生する。
・テレスティーナに促され潔白を証明するために検査を行った結果、春上は干渉者ではなかった。
・春上が探している行方不明の「友達」は、木山の教え子の一人だった。
・木山が保釈されていたことを知る。
・実験施設に忍び込んだ御坂さんは木山と遭遇し、病院で行方が分からなかった木山の教え子たちを発見する。
・子供たちは木原幻生の「レベル6の創造」のための実験で「暴走能力者」として眠り続けていた。
・テレスティーナが子供たちを保護する。
・テレスティーナの本名に「木原」と入っていると分かり全て謀られていたと判明する。
・テレスティーナに能力者を無力化する「キャパシティ・ダウン」を使用され追い詰められる。
・子供たちを取り返すため、テレスティーナを打ち破る。
・実験施設で春上と子供たちを見つけるが、倒したと思っていたテレスティーナに再度襲撃される。
・無能力者の佐天が「キャパシティ・ダウン」を破壊する。
・今度こそテレスティーナを打ち倒す。
・木山がプログラムを入力すると、子供たちは無事目を覚ました。
・入院中の木山に、子供たちは飛行船を使った誕生日祝いを行った。
・御坂さんは図書館で相性の悪いレベル5の第五位・食蜂に声をかけられる。初春たちと合流し、枝先のお見舞いに病院を訪れるが、院内では何やら不穏な動きがあった。
8月中旬(妹達編)
・路地裏でマネーカードをばら撒いていた布束と接触する。
・研究所に侵入し「超電磁砲量産計画“妹達(シスターズ)”」の存在を知るが、計画は既に凍結されていた。
・みんなで買い物に行く。
8月15日(妹達編)
【午後】
・御坂さん、御坂妹(9982号)と出会う。
【夜】
・一方通行が2万体の妹達を殺害する「絶対能力進化(レベル6シフト)実験」の全容を知る。
・御坂妹(9982号)が一方通行に殺される。
・激高して一方通行と交戦するが、まるで歯が立たなかった。
8月16日(妹達編)
【朝】
・布束は実験に関わっていたが、現在は離れ実験を妨害しようとしていたを伝えられる。
【夜】
・20を超える研究所にハッキングを仕掛け、潰しきれない場所には直接乗り込んで襲撃していく。
・襲撃で研究所は残り2箇所となり、警備担当のカイツは対策として暗部組織を手配する。
8月19日(妹達編)
【夜】
・研究所に侵入するが、待ち構えていた暗部組織《アイテム》のフレンダと交戦する。
・《アイテム》のレベル5の第四位・麦野と交戦。滝壺の能力により執拗に追撃され苦戦する。
・布束が御坂妹に感情データをインストールするが20001号を介さなかったため失敗し、絹旗に捕縛され《スタディ》に売られる。
・麦野と1対1で交戦。辛くも勝利し研究所を破壊することに成功した。
8月20日(レベル6シフト実験編/妹達編)
【朝】
・最後の研究所へ侵入するが、そこは無人でデータは消去されニュースでは破綻の見出しが躍っていた。
【午後】
・御坂妹(10031号)が登場する。
・上条さん、御坂妹(10032号)に缶ジュースを拾ってもらう。
8月21日(レベル6シフト実験編/妹達編)
【午後】
・上条さん、御坂さんに会った後、猫にエサをあげる御坂妹(10032号)に会い一緒に本屋に行く。
・ツリーダイヤグラムに偽の予言を吐かせ実験を中止させようと目論むが、既に大破していることを知る。
→モニターで御坂妹(10031号)が一方通行に殺されるのを見てしまう。
・御坂妹(10031号)が一方通行にやられてしまう。
・御坂妹(10032号)が御坂妹(10031号)を回収する。
→このとき、上条さんはクローンのことを知る。
【夜】
・上条さん、御坂さんの寮を訪問。部屋で「絶対能力進化(レベル6シフト)実験」のことを知る。
→御坂さん、自分が一方通行に殺されれば実験が止められると考える。
→御坂さんとケンカする。体を張って止める。
・上条さん、御坂妹(10032号)と交戦中の一方通行に殴り込みに行き、助ける。
・上条さんのパンチが一方通行に決まる。
・上条さん、また入院する。
8月22日(レベル6シフト実験編/妹達編)
【朝】
・上条さん、実験が中止になったことを聞かされる。
【午前】
・上条さん、お見舞いに来た御坂さんに手作りクッキーを要求して怒られる。
・実験が中止になったことを上条さんから聞き、その後御坂妹(10032号)と話をする。
8月23日(妹達編)
・佐天の部屋でクッキーを作る。
→上条さんに手作りクッキーを渡しそびれるが、名前(御坂)を初めて呼ばれる。
8月下旬(妹達編)
・御坂さんが黒子たちの相手をできなかった埋め合わせとして勉強会という名の「鍋パーティ」を行うことに。待ち合わせまで自由に過ごしていると、御坂さんはファミレスで知った顔と遭遇する。
8月27日(エンゼルフォール編)
【午後】
・上条さん、インデックスと海に行く。
8月28日(エンゼルフォール編)
【朝】
・両親と従妹と会うものの、中身と外見が入れ替わっている事象が発生する。
【午前】
・上条さん、『御使堕し(エンゼルフォール)』の影響を受けていないことで犯人だと思われ、ミーシャに襲撃される。
→土御門たちと合流する。
8月29日(エンゼルフォール編)
【朝】
・家の施錠が気になるという上条さんの母・詩菜が自宅に戻る。
【午後】
・自宅へ向かうと、家全体が民芸品などの配置で「神殿」となっており魔術が発動していた。
→父・刀夜が入れ替わりをしていないことに気付き、術者だと断定し、問い質すも術式は偶然の産物だったことが分かる。
・ミーシャは『御使堕し(エンゼルフォール)』で地上に下ろされた天使であり、天上へ戻るため術者の刀夜を殺そうと牙をむく。
→刀夜を守るため、聖人である神裂が天使と互角に渡り合う。
→土御門は式神で上条さんの家を破壊することで『御使堕し(エンゼルフォール)』を解除した。
→魔術が解除されたためミーシャは天上へ帰り、一件落着。
8月30日(エンゼルフォール編/ラストオーダー編)
【午後】
・上条さん、入院中に家が謎の爆発で木っ端微塵になったことを教えられる。
【夜】
・ラストオーダーが一方通行に接触
8月31日(ラストオーダー編/アステカの魔術師/闇咲逢魔編)
【朝】
・上条さん、御坂さんに「無視すんなよ」タックルを食らい、恋人役を頼まれる。
→ちなみに上条さんは夏休みの宿題がやばい。
→ちなみに御坂さんは海原に付きまとわれている。
【午後】
・海原は偽物で、「上条勢力」を恐れ御坂さんに近付いていた。
→上条さんは御坂さんの顔が赤くなるようなことを言う。
・上条さん、夏休みの宿題が終わらない。
・ラストオーダー、一方通行にファミレスをせびる。
→食事中に感謝を伝えるが、その後倒れる。
・一方通行は、芳川の元を訪れラストオーダーについての真実を知る。
・インデックスが闇咲がさらわれる。
【夜】
・闇咲は呪いを解くため、インデックスの記憶する魔道書のひとつに触れる。
→上条さんは自分の右手で呪いを解くことが出来ると言って、闇咲に手を差し伸べる。
・ラストオーダーを見つけ出すが、天井に頭を撃たれる。(演算のキャパをラストオーダーに振っていたため、回避できず。)
→芳川が天井を撃つ。
→一方通行は入院して治療するも、後遺症が残る模様。
8月下旬~9月上旬(サイレントパーティー編)
・《アイテム》が妙な依頼を受ける。
・枝先が退院し、春上と一緒に住むことになる。
・公園の花壇の中で眠るフェブリを見つける。
・身元の分からないフェブリを初春と佐天が一時預かることにする。
・学究会の打ち合わせ会場で、フェブリが突如警備ロボットに襲われる。
・《スタディ》の操る駆動鎧(パワードスーツ)に襲撃される。
・フェブリが原因不明の高熱で倒れる。
・医者からフェブリは人造物で、持っているアメを舐めないと生きていけないと伝えられる。
・10032号からフェブリに姉がいることと、布束の気配がすることを伝えられる。
・テレスティーナに会いに行き、フェブリを造った目的と学究会が狙われていることに気付く。
・《スタディ》のデータ収集のため騙された《アイテム》が報復行動に出る。
・侵入した《スタディ》の研究所で布束と再会し、フェブリを助けようとしていたことが分かる。
・布束からジャーニーの能力が、髪の毛を媒介してAIM拡散力場を物質化するものだと明かされる。
・《スタディ》がジャーニーの能力で2万体の駆動鎧を操りテロを起こす。
・テロを阻止するため風紀委員たちが駆動鎧の行く手を阻む。
・麦野の能力であるメルトダウナーを利用した武器で襲われる。
・能力データを利用され怒り心頭の麦野が、たまたま御坂さんを襲う駆動鎧を破壊する。
・追い詰められた有冨は建設中のエンデュミオンの建設機械から学園都市へミサイルを発射する。
・フェブリが暴走状態のジャーニーに話しかける。
・御坂さんは高度3万メートルまで上昇し、レールガンでミサイルを撃ち落とした。
・ジャーニーが目を覚ます。
・フェブリとジャーニーは国外の研究機関で検査と再調整が行われることになり、布束とともに旅立つ。
9月のできごと
9月上旬
・自殺未遂をした人皮が一命を取り留めるもDAによって殺される。
・第四学区の大気連続体力学研究施設にテロリストが侵入し、対一方通行用の秘匿兵器を奪取される。
・一方通行の頭の包帯が取れる。
・一方通行を狙ったテロリストが病院に現れる。
→テロリストを倒す。
・ラストオーダーを探すエステルが、一方通行の病室に現れる。
・一方通行はエステルから詳しい話を聞き出すため菱形の操る「棺桶」と交戦し、その中から人皮の遺体を発見する。
・ラストオーダーとエステルと三人でファミレスへ行く。
・DAが人皮の遺体を消しにやってくるが、エステルが施した術で「禍斗」として起動し起き上がる。
・一方通行に追い詰められたDAは御坂妹(10046号)を人質にとり逃亡する。
・統括理事会の一人である亡本は、DAに見切りをつけ、屍喰部隊(スカベンジャー)を使いDA殲滅に動き出す。
・警備員の黄泉川はDAとの交戦中にDA殲滅任務を行う屍喰部隊と遭遇し、エステルたちとともに標的にされてしまう。
・禍斗がナルと交戦する。
・絶体絶命の場面で一方通行が現れ、屍喰部隊を難なく倒す。
・エステルが蛭魅を止めるために師匠になって欲しいと一方通行に頼み込む。
・菱形が操る「窮奇(きゅうき)」「渾沌(こんとん)」「饕餮(とうてつ)」が現れ御坂妹(10046号)を奪われる。
・一方通行は御坂妹(10046号)を取り戻すため三体を一人で追撃し交戦する。
・別行動するエステルは蛭魅を倒すため、「舜帝の剣」を作り出す。
・一方通行が菱形たちから御坂妹(10046号)を助け出す。
・御坂妹(10046号)からインストールした死の記憶により強化された「窮奇」と「渾沌」の攻撃に手こずる。
・菱形が蛭魅を庇ってエステルに刺される。
・菱形の瀕死を確認した「檮杌(とうこつ)」が蛭魅の記憶再生を停止し、当主であるエステルの命令を受け機能を停止する。
・一度は命令を聞いた檮杌だったが、符に一緒に転写されていたローゼンタール第4代当主イサクが動き出す。
・イサクは巨大なセフィロトを築き上げ「完全なるゴレム」の完成を目指す。
・エステルは禍斗と御坂妹(10046号)と協力してイサクを倒す。
・イサクが死滅したことで爆発的な崩壊が起こるが、一方通行がバッテリーの充電を使い切りながらもこれを止める。
・エステルが禍斗の術を解く。
・エステルが一方通行に別れを告げる。
・空から落ちてきた鞄から姫戯茉離(ひめぎまつり)が滑り出す。
9月1日(カウンターストップ編)
【朝】
・新学期初日、姫神が転校してくる。
【午前】
・インデックスは食堂で風斬と出会う。
・白井が魔術師・シェリーに声をかける。
【午後】
→風紀委員(ジャッジメント)から避難を命じられる。
・上条さんと風斬がシェリーの放ったゴーレムに襲われ、風斬の正体が分かる。
→小萌先生から風斬の正体は「AIM拡散力場」によって作り出された存在だと伝えられる。
→風斬、ゴーレムに襲われるインデックスを助ける。
→上条さん、駆け付けてゴーレムを打ち砕く。
→風斬とミーティング、後に消える。
9月8日(オルソラ誘拐事件編)
【午後】
・インデックスがステイルに誘拐される。
・上条さん、道に迷っているオルソラを助ける。
→オルソラ、天草式十字凄教にさらわれる。
【夜】
・オルソラ奪還のため、ローマ正教のアニェーゼたちと天草式の潜伏場所へ向かう。
・上条さん、オルソラを救出し十字架を首にかける。
→天草式の建宮を拘束。オルソラはアニェーゼに保護される。
【深夜】※日をまたぐ
・保護というのは建前で、実際はオルソラをローマ正教内で秘密裏に消すのが目的だった。
・上条さん、オルソラをステイルと建宮の力を借りて救い出す。
9月9日(オルソラ誘拐事件編)
【午前】
・上条さん、またも病院に運ばれる。
→神裂から天草式もイギリス清教の傘下に入ったことの報告とお礼を言われる。
9月14日(レムナント編)
【午後】
・黒子は「キャリーケース」が奪われる事件の調査をする。
→黒子、結標と対峙して負傷する。ケースの中身が御坂さんと関係することを知る。
・一方通行、ラストオーダーと風呂に入る。
→ラストオーダーの独り言を聞く。
【夜】
・御坂さん、樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」の復元を目論む結標を止めようとするが逃げられる。
・結標は黒子を勧誘するが、考えを否定されてとても怒る。
→上条さん、重傷を負った黒子を助ける
→一方通行が実験再開阻止のため、残骸(レムナント)を破壊する。
9月15日(エンデュミオン編)
【午後】
・上条さん、鳴護アリサと出会う。
→アリサがオーディションに受かったお祝いに三人で遊ぶ。
・ステイルが魔術師たちとともに現れ、アリサを標的にする。
【夜】
・アリサの危機にシャットアウラがステイルたちと交戦する。
9月16日(エンデュミオン編)
【午後】
・上条さん、アリサとインデックスに部屋を取られて寝不足になる。
9月17日(エンデュミオン編)
【午後】
・御坂さん、一緒にアリサのデビューイベントに参加する。
・イベントの裏でシャットアウラがアリサを狙うテロリストと交戦する。
→会場に仕掛けられた爆弾が爆発するが、黒子と御坂さんにより奇蹟的に全員無傷で済む。
【夜】
・さらわれたアリサをシャットアウラが追い奪還する。
・真実を知ったシャットアウラはレディリーを刺すが、何事も無く起き上がる。
9月18日(エンデュミオン編)
【午後】
・アリサのライブが始まる。レディリーはアリサを使い超巨大術式を完成させようとしていた。
・シャットアウラは父親の敵であるレディリーを殺そうとするが、何度も再生してしまう。
→レディリーが術式を起動させる。
・シャットアウラはレディリーの計画を壊そうとアリサの命を狙う。
→崩壊するエンデュミオンをパージするための3箇所の爆砕ボルトを破壊する。
→シャットアウラが記憶を取り戻し歌い出す。アリサとの歌声が世界に響く。
→エンデュミオンが奇跡的に落下コースから外れ、地上への衝突を回避する。
※9月15日~9月18日
・大覇星祭の選手宣誓の人選が難航する。
・御坂さん、婚后さんとペアを組む。
9月19日(大覇星祭1日目)
【朝】
・上条さん、御坂さんと大覇星祭で負けたほうが「何でも言うことを聞く」罰ゲームをする賭けをする。
・上条さん、吹寄に怒られる。
【午前】
・学園都市内で霊装『刺突杭剣(スタブソード)』の取引が行われる情報が入る。
・上条さん、オリアナとぶつかり胸に顔をうずめる。
→オリアナを追いかけるも罠が多くて足止めされる。
→競技中のグラウンド内に設置されたオリアナの魔術を受けて、吹寄が倒れる。
→上条さん、オリアナの顔をパンチする。
【午後】
・上条家・御坂親子と一緒にお昼を食べる。
・オリアナが姫神に瀕死の重傷を負わせる。
・魔術『使徒十字(クローチェディピエトロ)』は星座を利用する魔術と判明する。
・リドヴィアお嬢ちゃんが『使徒十字(クローチェディピエトロ)』を持って現れる。
・上条さん、オリアナと戦い、また顔にパンチする。
・バルーンハンターに御坂妹が参加する。
【夜】
・リドヴィアお嬢ちゃんの場所を掴めず日没時刻を迎える。
→日没とともに学園都市中に花火が上がり、魔術の発動は失敗に終わる。
・日をまたぎ、術式に失敗したリドヴィアお嬢ちゃんは、ローラに捕捉され追い詰められる。
9月20日(大覇星祭2日目)
9月25日(大覇星祭最終日)
【午後】
・上条さん、イタリア旅行が当選する。
9月27日(アドリア海の女王編)
【午後】
・イタリアに到着後、オルソラに遭遇する。
→オルソラの家でお昼ご飯を食べ、引っ越しの手伝いをする。
→オルソラとインデックスの裸を目撃して、インデックスに怒られる。
【夜】
・運河に氷の船が出現し上条さんとオルソラを乗せて動き出す。
・船内でアニェーゼと再会。見逃す代わりにルチアとアンジェレネの救出を頼まれる。
・天草式・建宮らによって助けられる。
・アニェーゼが術式『刻限のロザリオ』の発動のため命を落とすことを知りビアージオと対峙する。
→ビアージオを打ち倒し、術式発動を止める。
9月30日(0930事件)
【午後】
・一方通行とラストオーダーが退院し、黄泉川の家に居候することになる。
・上条さん、御坂さんの罰ゲームに付き合う。(主に地下街)
・一方通行とインデックスが出会う。
・上条さん、ラストオーダーに出会い感謝される。
→それぞれ合流する
【夜】
・前方のヴェントが学園都市に侵入する。
・帰り道、一方通行は暗部組織《猟犬部隊(ハウンドドッグ)》の木原に襲撃される。
→《猟犬部隊》にラストオーダーを奪われる。
・上条さん、ラストオーダーに助けを求められる。
→一方通行は《猟犬部隊》を潰して回る。
→上条さん、途中でヴェントに襲われる。
・一方通行はラストオーダーを狙うのは統括理事会だと察し、窓のないビルへ攻撃をする。
→アレイスターが、虚数学区・五行機関を展開し天使が現れる。
→人工天使の出現のため使われたラストオーダーを救出するべく一方通行が木原の元へ現れる。
・上条さん、人工天使の元にいる風斬を見つける。
→ヴェントは風斬を消そうとしたため、戦いにになりやっつける。
・ラストオーダーと風斬を救うためインデックスが歌で祈りを捧げる。
・一方通行が超能力とは違う黒い翼のような力を使い、木原を倒す。
→戦闘後、一方通行は暗部組織と取引をする。
・アックアが倒されたヴェントを回収しに来る。
10月のできごと
10月3日(スキルアウト事件)
【午後】
・一方通行、銃の練習を始める。
→暗部組織《グループ》に所属した一方通行が初の仕事に赴く。
→一方通行、標的の駒場から能力者が無害な無能力者を狩る実態を知らされる。
※このとき携帯の画面に映っていた少女はフレンダの妹のフレメア。
【夜】
・一方通行、酔った御坂母に絡まれる。
・上条さん、酔った御坂母にアドレス交換させられる。
・一方通行、スキルアウトに追われる御坂母を銃で手助けする。
→上条さん、御坂母を狙っていたスキルアウトの浜面に説教をしてパンチでやっつける。
→一方通行、《グループ》のメンバーと合流する。
・ラストオーダーが目を覚ます。
・上条さん、入院する→インデックスと風斬が見舞いにくる。
10月7日(C文書編)
【午後】
・上条さん、『クラスの三バカ』と吹寄が教室で喧嘩して、教師陣に怒られる。
・上条さん、携帯に御坂母の連絡先が入っていることが御坂さんにバレる。
【夜】
・上条さん、親船最中に銃を突きつけられ、世界の混乱を解決して欲しいと頼まれる。
10月8日
【午後】
・上条さん、土御門にフランスに連れて行かれる。(アビニョン)
→アビニョンで五和に会う。
・「C文書」の効力を断つため、バチカンとの地脈を切断しようとする。
→地脈を切断する寸前で左方のテッラに襲撃される。
→テッラとの戦闘中に学園都市製のパワードスーツが現れて、上条さんたちも攻撃される
・C文書のある教皇庁へ辿り着き、学園都市の状況を知るため御坂さんに電話をかける。
→御坂さんは繋がったままの電話から上条さんが記憶喪失だということを知る。
→C文書を持ったテッラに再度襲われる。
・上条さん、テッラをやっつけてC文書を破壊する。
【夜】
・一般人を犠牲にしていたテッラを咎め、アックアが粛清を行う。
10月9日(学園都市暗部編)
【午後】
・学園都市で起ころうとしている反乱を止めるため、土御門たち《グループ》が仕事を始める。
・ラストオーダーが退院する。
・《スクール(垣根帝督)》が行動を開始する。
・《アイテム(麦野)》が《スクール》と交戦するが、第二位のレベル5・垣根の存在に苦戦して取り逃してしまう。
・垣根が「ピンセット」を手に入れる。
・動き出した《ブロック(佐久辰彦)》の企みを阻止するため《グループ(土御門)》が行動を開始する。
・脱走したラストオーダーが、初春に保護される。
・《メンバー(ショチトル)》が上層部からの命令で学園都市に不利な事態を鎮圧するため行動を開始する。
・《ブロック》は結標と交渉しアレイスターを暗殺する目的で少年院を襲おうとする。
→アレイスター暗殺を目論む暗部組織を止めるため《グループ》全員で挑む。
・《メンバー》のショチトルが裏切り者である海原を倒すため立ちはだかる。
・結標がトラウマを抱えていた自身の能力を克服し《ブロック》を倒し仲間の少年たちを守った。
・海原はショチトルが取り込んだ魔術書の原典を自身の中に引継ぎ、命を救った。
・垣根がフレンダから《アイテム》の情報を引き出す。
→《スクール》が《アイテム》のアジトを奇襲する。
→麦野がフレンダを粛清(フレ/ンダ)し、垣根に逆襲するため崩壊寸前の滝壺を利用しようとする。
→浜面が滝壺を守るため麦野と戦う。
・初春がラストオーダーを狙う垣根に蹴り倒される。
→垣根と一方通行が戦う。
→目の前で黄泉川が刺されたことにより一方通行の力が暴走する。
・一方通行はラストオーダーの前では力は振るうことが出来ず、気を失う。
・土御門が垣根から回収したピンセットから《ドラゴン》というコードが出てくる。
10月中旬(後方のアックア襲来編)
※具体的な日付なし
【午後】
・昼休みに出遅れ、昼食の買出しのため学校からの脱走を試みる。
【夜】
・五和がアックアの襲撃の備えて上条さんの家に泊り込みで護衛につく。
→インデックスが風呂を壊してしまったため、三人で温泉施設へやってくる。
・上条さん、アックアに襲われ大怪我を負い、期限までに右腕を差し出せば命は見逃すと言われる。
・上条さんに代わり天草式がアックアに挑み術式を展開するが、『聖母の慈悲』によって打ち消されてしまう。
→五和たちは『聖人崩し』を発動させるが、アックアは魔術を使ってこれを防いでしまう。
・神裂が交戦するが、『聖人』と『神の右席』両方の力を持つアックアには敵わなかった。
・病室を抜け出した上条さんを見つけた御坂さんは、「上条さんの記憶がないことを知っている」と言ってしまう。
→御坂さんは上条さんへの気持ちを初めて自覚する。
・神裂が天草式のメンバーに救いを求め、『聖母崇拝』がアックアを倒すための鍵を握ると気が付く。
→上条さん、アックアの『神の右席』としての術式を打ち消し、神裂が『聖人』としての動きを封じる。
→五和が動けないアックアへ『聖人崩し』を再度放つと今度こそ直撃し起爆させ、撃破に成功する。
【午後】
・神裂が堕天使エロメイドを着て上条さんのお見舞いに来る。
【朝】
・「右方のフィアンマ」がその右腕でローマ教皇を倒し、禁書目録を狙って動き出す。
10月16日(イギリス王室編)
【午後】
・上条さん、御坂さんに記憶がないことを誰にも言わないで欲しいと伝える。
・ユーロトンネルで爆破事故があったニュースが流れる。
10月17日(イギリス王室編/ドラゴン編)
【朝】
・上条さん、イギリスへ向かう機内でフランスによるテロが発生し、さらにイギリス国内のスコットランドからの妨害も受ける。
→イギリス王室に招かれ、ユーロトンネル爆破事件の調査協力を仰がれる。
→怪しげな鞄を運んでいる魔術結社『新たなる光』のレッサーを追う。
【夜】
・《迎電部隊(スパークシグナル)》が統括理事会に《ドラゴン》の情報開示を求める。
【夜(深夜)】※日付変更
・遠方にあった『カーテナ=オリジナル』が、ロンドンにいるレッサーの鞄を中継してキャーリサの元へ届き、反乱が始まる。
・神裂がナイトリーダーに挑むも、英国という特殊な十字教のルール下で勝てる相手ではなく惨敗する。
・キャーリサはヴィリアンの首を刎ねるよう指示を出すが、そこへアックアことウィリアム=オルウェルが現れる。
→ウィリアム=オルウェルとナイトリーダーが激闘を繰り広げる。
・キャーリサからインデックスを助け出すのにアックアが手を貸してくれる。
→上条さん、御坂さんに電話をかける。(地下鉄のシャッターの電子ロックの開け方を聞く)
→バッキンガム宮殿でキャーリサと対決する。
→エリザードが霊装『ユニオンジャック』を掲げ、イギリス全土が一つに団結する。
→上条さん、『カーテナ=オリジナル』を破壊し、キャーリサを倒す。
10月18日(イギリス王室編/ドラゴン編/ロシア編)
【朝】
・上条さん、キャーリサを始末しに右方のフィアンマが現れるが、阻止する。
→フィアンマがインデックスの安全装置を奪って立ち去る。
・ロシアが学園都市に宣戦布告する。
【夜】
・新体制の暗部組織から抜けて来た絹旗が「六枚羽」から襲われる。
・浜面が《迎電部隊》に占拠された個室サロンに滝壺を助けに向かい、居合わせた一方通行と対峙する。
・統括理事会の潮岸は《ドラゴン》の情報を追いかける《グループ》を標的にする。
・一方通行は親船最中の元を訪れ、潮岸との直接対決のカードを手に入れる。
・ステファニーが砂皿を倒した絹旗への復讐を開始する。
・潮岸との直接交渉が決裂し海原の前に現れた警備組織は、海原を抹殺しに来たかつての同僚であるテクパトルとトチトリだった。
・潮岸の側近である杉谷は結標を一瞬で行動不能にすると、一方通行を戦闘で苦しめる。
・絹旗がステファニーをやっつける。
・トチトリを改造したことに憤った海原ことエツァリは、満身創痍ながらもテクパトルを討ち果たした。
・一方通行は杉谷に電極を止められるが、杖に遠隔操作にのみ対応した妨害電波を仕込み杉谷をやっつける。
・絹旗を追っていると思われた特殊部隊の本当の標的は浜面であり、滝壺とともに逃走する。
・一方通行の前に《ドラゴン》の正体であるエイワスが現れ、アレイスターの計画にラストオーダーが深く関わっていると教えられる。
・特殊部隊に追われる中、麦野が浜面に復讐をしに現れる。
→浜面が麦野を倒す。
・浜面が超音速旅客機に乗り込み特殊部隊に行く手を阻まれているところを、メルトダウナーが一掃したことで、離陸に成功する。
・ラストオーダーを助けるため、一方通行はロシアへ向かう。
10月30日(ロシア編)
【午後】
・上条さん、奪われたインデックスの遠隔制御霊装を破壊するため、フィアンマのいるロシアに行く。
・エリザリーナ独立国同盟を目指す一方通行が羊皮紙を手に入れる。
・神裂たちイギリス清教はドーヴァー海峡を越えてイギリスに攻め込むフランスを阻止しようと奮戦する。
・上条さん、サーシャの行方を捜すためエリザリーナと会うが、フィアンマに襲撃され、助けに入ってきたサーシャをまんまと奪われる。
・浜面はロシアで滝壺を治す方法を探す途中、村で滝壺を医者に診てもらう。
・一方通行の前にミサカワーストが現れる。
・上条さん、怒りで暴走した一方通行に遭遇し、戦うことになる。
・上条さん、一方通行を倒す
→一方通行は「ラストオーダーを自分の手で守りたい」という答えを見つける。
・浜面は滝壺を助けてもらった恩を返そうと、軍に襲われる村を守るため立ち向かい、アックアの助力も得て軍を制圧する。
・劣勢のイギリス清教にキャーリサが加勢しフランス軍を圧倒するが、傾国の女が現れ熾烈な戦いを繰り広げる。
・ニュースでロシアにいる上条さんを見た御坂さんは、荷物をまとめロシアへ向か。(夜の日本)
・一方通行はエイワスに示唆されていた「禁書目録」という手がかりを手に入れる。
・一方通行がラストオーダー救出のためミサカワーストと手を組む。
・インデックスがフィアンマの遠隔制御装置と結びつく中、ローラがイギリス清教側の装置を使ったため、「自動書記(ヨハネのペン)」が発動する。
・サーシャを使って呼び出された大天使『神の力(ガブリエル)』がフィアンマの命令により出撃する。
→強制的に夜になる
・上条さんを追ってロシアにきた御坂さんが御坂妹(10777号)と遭遇する。
・対立していたキャーリサと傾国の女が共闘して大天使に挑む。
・ヒューズ風斬が大天使と対峙する。
・一方通行の持つ羊皮紙を捕捉した大天使はそれを奪取するため『一掃』を放つ。
・アックアがテレズマを吸収したことにより弱体化した大天使を、一方通行と風斬が倒す。
・浜面はまたも危険にさらされる集落を救おうと施設を潰しに来るが、そこで麦野に襲われる。
・学園都市の闇を背負った麦野に、浜面はもう一度《アイテム》に戻ろうと説得をし和解する。
→切断された肩の「何か」の力を抑え込み、右腕を再生して『幻想殺し(イマジンブレイカー)』を取り戻す。
・一方通行は羊皮紙に書かれた「魔術」を歌い上げラストオーダーを救う。
・上条さん、御坂さんが墜落する『ベツヘレムの星』に助けに来るが、やることがあると言ってその場に残る。
・上条さん、遠隔制御装置を通して現れたインデックスに記憶がないことを告白する。
・フィアンマの制御を外れた大天使が元に戻ろうとしたため、惑星が滅びの危機を迎えるが、上条さんがこれを阻止する。
・浜面は闇の根源である学園都市上層部に消されそうになるが、助けた村人たちに救われ交渉材料を得る。
・アレイスターは上条さんの右腕にある「何か」を見たフィアンマを消そうと、自ら手を下す。
・第三次世界大戦の終戦宣言をロシア教会総大主教のクランスが行う。
・かろうじて生きていたフィアンマはオッレルスとシルビアに見つけられる。
・北海でなんとか命を繋ぎ止めていた上条は魔術結社『明け色の陽射し』の首領レイヴィニアに発見される。
登場人物、途中から増えすぎだろ!
肝心のアニメはアマプラで見れます!
【漫画/アニメ】着せ恋(その着せ替え人形は恋をする)のアニメが色々本気だった件
出典:公式サイト
今回もがっつり漫画とアニメの内容です。
2022年冬アニメで放送された『着せ恋(その着せ替え人形は恋をする)』。
正直、ドハマりして原作も全部読んだ上でおすすめしたいと思い、ブログにします。
★ネタバレを含むので注意してください!
※筆者はアニメ始まる直前に原作全部読んだ人です!
原作ファンみたい語りますが、漫画を全部読んだのは2021年の12月です。
きっかけは、Twitterで流れてきたアニメの公式PV(第二弾)。
その以前もタイトルは知っていたのですが、全く中身を知らなかったので
「何か可愛いギャルが出てくる話」としか認識してませんでした。
そこでアニメのPVを見て、「作画が神!」と気になり出して、掲載している漫画アプリを見つけ最新話まで読み、単行本の最新巻まで読む
という流れです。
●きっかけになったPV第二弾
ちなみにアマプラで全話見れます。
着せ恋とは?~あらすじ~
一言で表すと「コスプレする女の子と、コスプレ衣装を作る男の子の話」です。
そのため、衣装づくりやコスプレに関する内容がかなり詳しく描かれています。
ちなみにWikiのあらすじはこんな感じです。
実家が「雛人形店」を経営し、雛人形の顔を制作する頭師という職業をしている祖父がいるという環境が影響し、雛人形制作が趣味の男子高校生と、見た目はギャルだがコスプレ好きのオタク美少女が、コスプレ衣装作りを介して親密になっていくさまを描く。
原作漫画は2018年3号から「ヤングガンガン」にて、現在まで連載中です。
※先程のPVは2分間と少し長めで、しっかりとあらすじを説明しているので、ぜひ見てみてください。
アニメ放送
今年(2022年)の1月からアニメが放送され、先日最終回が放送されました。
制作は「CloverWorks」。非常に作画クオリティが高いということで話題になりました。
※A-1 Pictures高円寺スタジオが改称・ブランド化した制作会社(株式会社CloverWorks)。
CloverWorksの主な作品は次の通り。(自分が見た作品から抜粋)
- ダーリン・イン・ザ・フランキス
- 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
- Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-
- ホリミヤ
※ちなみに4月から放送する「SPY×FAMILY」も。
個人的には、物語前半までかなり丁寧に作り込んでいるので感動しました。
コスプレ衣装が完成したのが5話なので、「ペース配分大丈夫?」と少し心配するほどです。※ちなみに2話でいきなり水着回です。
なんというか、せくしーでありながら健全なアニメですね。
アニメの話数と原作巻数の相関は次の通りです。
アニメの最終巻が5巻のラストだったので、続きが気になる人は6巻から読むのがおすすめです。
着せ恋アニメのおすすめポイント
本記事のタイトルの項目です。アニメを見ていると、大袈裟に言えばスタッフ陣の「良い作品を作ろう」という愛やこだわりを感じます。
キャラが動いている!
何を当たり前なことを、、、、と思うかもしれませんが、
原作準拠な作品だけに、漫画のキャラがアニメで動いているんです!
それだけで感動というか嬉しいというか。
大学のときに後輩が『偽物語』のアニメ化が決まったときに
「アニメのクオリティとかどうでもいいんです。動いているキャラが見られれば。」
と言っていたのを思い出しました。
正直、人気作がアニメ化したとき、「原作の方が良かった」という残念な声を聞くことはありますし、自分もそう思ったことはゼロではありません。
また、原作を忠実に再現しただけで、何も+αがない作品もあります。
ただただ「アニメとして消化しているだけ」みたいな。
しかし、着せ恋は原作ファンが見ても納得できる作品だと思います。
それは、原作に忠実でありながら、
「きっと海夢ちゃんならこんな反応するな」「五条くんならこうするよね」
という、原作に描かれていない部分がアニメでは見事に補完されていて、
完成度・クオリティを高めています。
原作には原作の良さがあって、アニメにはアニメの良さがある。
つまり、2つ合わさることでさらに良くなる!という感じです。
また、アニメのオリジナルのシーンもあり、個人的には「江の島のトンビ」には少し感動しました。
江の島付近の高校に通っていた身としては、屋外で飯を食うと必ずヤツがやってくるんですよね。そういうところまで再現されています。
※アニメならではの演出。空から落ちてくる系ヒロイン。原作は多分、ここまでの事故ではない。鉄山靠でもくらったんか?
※喜びの舞、というか跳躍。高さが出ています。
とにかく絵が綺麗!
この作品において「綺麗」という言葉は非常に特別なもので、
物語に大きく影響を与えるキーワードでもあります。
だからこそ、あえて言わせて欲しいのが、作画のクオリティが凄くて
超綺麗。
※今作のメインヒロイン。読者モデルのシーン。
※ジュジュ様が一番可愛いのでは?
原画さんに職人がいるっ!
絵が綺麗なだけでなく、アニメーション=動きも丁寧に描かれているのも魅力です。
多分、原画さんの中にこだわりが強い職人さんがいると睨んでいます。(お〇ぱい職人が、、、)
※詳しくは2話を見てください。言っている意味が分かると思います。
アニメは構造的に、綺麗に動かそうとしたら必然的に原画の枚数が多くなる=工数が増える→大変、ということなので、動きがスムーズなアニメを作るのは大変なんです。
また、その「動き」について知識がないと描けないので、やはり職人がいるのでは。。。と。
ちなみに原画数の量の参考になる意見はこちら。
原画枚数が「バケモノ」と言われた作品をまとめてみた(30分アニメに必要な原画枚数は約1500枚と言われている) pic.twitter.com/iHUkun6My6
— aga-yuu (@Agayuu0315) 2020年8月24日
2期の可能性を考察
気になる続編(2期)ですが、多分あると思います。
有名な複数のイラストレーターがファンアートをたくさんアップしているなど、各所で盛り上がりを見せているため、かなり濃厚だと思います。
原作漫画のストック
今回のアニメでは5巻の内容まで放送されました。しかも、5巻のラストぴったりまで。
放送内容を詳細まで考慮しなければ、10巻までのストックが必要になる計算です。
ちなみにアニメ最終回の直前に単行本の最新9巻が発売。
各巻数の発売日から次の新刊が出るまでの期間は約半年だと考えると、今年の9月頃に新刊が出る見込みです。
ストックが十分にある状態で制作するとなると、夏ごろまでに何かしらの発表があるのでは、、、
(実際に、現在進行形で制作が進んでいる可能性もあると思います。)
★最新9巻
アニメOPの未登場衣装
着せ恋のOPの冒頭を見てみると、全部で7つの衣装が登場します。
その中で、登場していないものは一番右の衣装です。
正直、「OPにある衣装はやるだろう」と思ってました。また、アニメのOPはこちらから。
●アニメOP(ノンクレジット)
まぁ、サビはリズきゅんまでだったので、コスプレするのは「5巻の終わりくらいかなー」と思ってました。
OPでわかながリズだけ手握り返してるの笑顔になる
— 福田晋一 (@fukudashin1) 2022年1月29日
※作者も気に入っているシーン
謎の衣装の正体はヌル女2の黒江雫の和装(文化祭の喫茶衣装)です。
単行本での登場回は、6巻の冒頭(第40話)から
制作陣の「におわせ」と捉えるのは少し考え過ぎでしょうか。
ここまで「着せ恋」の紹介をしましたが、肝心のアニメはアマプラで見れます!
【漫画】NEW GAME!完結記念展に行ってきたレポ【ネタバレあり】
今回はがっつり漫画・アニメ関連の内容です。
先日、好きな漫画・アニメである「NEW GAME!」が最終回を迎えて、その最終巻が発売されました。物語の完結を記念して「完結記念展」が開催されたので、行ってきました。
ここ2年くらいはランニング以外で外に出る機会がなく、ちょうど緊急事態宣言が解除されたこと、欲しいグッズがあったので行くことを決意。
今回はその感想を紹介したいと思います。
※本記事(主に後半)に重大なネタバレがあります。
NEW GAME!とは
※1巻82Pより
「今日も一日がんばるぞい!」で有名な、ゲーム会社で働く主人公(涼風青葉)の社会人生活を描いた物語です。「まんがタイムきららキャラット」で連載していた漫画であり、2013年から掲載。2016年にアニメ化し放映され、2017年には2期が放送されました。
基本的には4コマ漫画、というか1ページ8コマで同じ大きさのコマで構成されているため、テンポ良く読めます。
全体的にゆるい流れでストーリーは展開していきますが、社会人として仕事をする中でのあるあるや大切な心構え、そしてシビアな競争や裏側なども分かりやすく描かれています。
個人的には、「こんな風に仕事をしたい」という気持ちもあり、。癒されつつもモチベーションが上がるので、漫画やアニメは定期的に見たくなります
あ、主人公も言及してますが、基本的に女の子しか出ません。
※3巻17Pより
9/27に最終13巻が発売
そのNEW GAME!がついに最終巻を迎えました。8年間お疲れ様でした!
12巻の帯にある通り、物語の中で最もピンチな状態で最終13巻を迎えることになったため、(色々あって)13巻の冒頭の主人公は結構なダメージを受けているところから始まります。
※13巻各話より
今までのNEW GAME!では、このような表情はほとんどなかったので、かなり印象が強く残っています。日常系の漫画ですが、ところどころリアルな部分もあり、考えさせられることも多いです。
(1巻と13巻の比較)
最終巻だから気合いが入っているというのも考えられますが、結構絵柄が変わってきていると思います。(特に髪など細部の描きこみが)
9月23日から10月31日まで『完結記念展』が開催
フライングしています。最終巻の発売よりも先に完結記念展が開催されました。
自分は最終巻を読んでから(単行本派なので)参加したいと思っていたため、この日程になりました。
ちなみに場所は「青山オーバルビル」。
隣(画像の左側)には国際連合大学があります。入口は赤い枠のところです。
(自分は迷って建物の周囲を1周しました。)
完結記念展の入口
入口には看板があり、記念展用の主人公が描かれています。
NEW GAME!完結記念展の全体ポスター
入口には大きなポスターがあり主要キャラクターが勢揃いしています。
入場者特典の色紙
受付でチケットを渡すと入場者特典の色紙を貰えます。
会場はそこまで広くありませんが、今までのコミックス表紙などのカラーイラストが綺麗に展示されています。
さまざまなイラストがカラーになっているのですが、かなりこだわって印刷されているせいか、本当に綺麗で存在感がありました。
また、館内は写真OKで、周囲の人の迷惑にならないように撮影しても良いです。
なので、来場者はみんなこんな感じで写真を撮っていました。
この写真のようにセリフは白抜きになっているものもあります。
特にインパクトがあったのは等身大(かどうかは知りませんが)のパネルです。
八神コウのパネルがカッコよすぎる
イケメン過ぎる阿波根うみこ
ラスボス感強めなカトリーヌ
会場の奥には、完結記念展用のイラストのメイキングムービーが流れています。
そして欲しかったグッズ
正直、コレを買いに行ったといっても過言ではない。作中で主人公たちが作ったゲーム「PECO」のマグカップ。できればPECOのポスターが欲しいのですが、販売されていないので、今回はこのマグカップを買えて良かったと思います。
完結記念展と同時に画集も発売
完結記念展の展示物は、今まで原作者の得能正太郎先生が描かれたイラストであるため、作中などで見たことがあるものがほとんどです。もし完結記念展に行けない方であれば、画集第2弾である「NEXT GAME!」にもイラストは掲載されています。
(会場で購入すると完結記念展バージョンの表紙ペーパーをもらえます。)
画集にはPECOとFS4のキービジュアルや、作画講座なども掲載されているので、個人的には大満足です。
あと、あくまでも個人的な感想ですが、ももちゃんとひふみ先輩。ちょっとえっち過ぎません?(胸がたわわなので仕方がないのですが)
※今回の完結記念展を全て網羅するためには、一応第1弾も必要です。
13巻の物語の最後は円満に終わりましたが、さらに巻末にそれぞれのキャラの将来が乗っています。その中でも特に驚きが大きかったのが次の2つです。
推しのカップルが結婚した
1行だけですけど。さらっと書かれていますけど。良いニュースですね。
ちなみに、最終巻が発売してからしばらく経ったときに、嵐のお2人のニュースがあったので、絶妙なタイミングだったので原作者がコメントしています。
法律が変わって結婚したのかと思った(すっとぼけ
— 得能🦔NEWGAME!最終⑬巻&画集9/27発売 (@tokutaro) 2021年9月28日
やばいステージまで上ったほたるん
バンクシーじゃん。この説明、バンクシーじゃん。(ちなみにバンクシーのインスタのフォロワー数は1,120万人)。
もちろん、絵描きのレベルはフォロワー数と同じではありませんが、それでも半端ないレベルになっていることが伺えます。
最後に
完結記念展に関しては、NEW GAME!を知らない人は楽しめないと思いますが、好きな人であれば満足いくと思います。何よりも写真OKなので、全部の作品を撮影する勢いくらいで良いでしょう。
改めてもう一度漫画を最初から読んでみようと思います!
【シューズ】ランニングシューズの特性と使い分けについて
ランニングはランニングできる服装とシューズがあれば、気軽に楽しめるスポーツだと思います。装備品が他のスポーツよりも少ないこともあり、とりわけランニングシューズの存在感・重要度は高いといわざるを得ません。
実際に、最近では厚底シューズなどのスーパーシューズ・スーパースパイクが注目されており、特定のシューズに関しては入手が困難になっています。
また、「良いランニングシューズを履けば良いランニングができる」というものではなく「適したランニングシューズを履けば良いランニングができる」というのが個人の見解です。
というのも、ランニングシューズの種類は多く、それぞれコンセプトが違い適切なシーンに合わせて使うのが大事だと思うからです。
そこで今回は、ランニングシューズの種類やそれぞれの特性について紹介したいと思います。
- ランニングシューズの役割
- ランニングシューズの種類
- 薄底レーシングシューズのメリット・デメリット
- 厚底レーシングシューズのメリット・デメリット
- 練習の強度によってシューズは使い分ける
- おすすめのアップシューズ(個人的)ランキング
- おすすめのテンポアップシューズ(個人的)ランキング
- おすすめの薄底レーシングシューズ(個人的)ランキング
- おすすめの厚底レーシングシューズ(個人的)ランキング
ランニングシューズの役割
ランニングシューズの最大の目的は、快適にランニングできることです。一般的なシューズよりも軽いのでかなり走りやすいでしょう。しかし、重要なのはもう1つの役割である「足・脚を守る」ことです。
ランニングシューズは累計で数百キロと走ることを前提に作られているため、足・脚を守るために、衝撃を緩和するクッション性が高いです。クッション性が低いシューズで走ると、地面から伝わる衝撃により体がダメージを受け、足首・膝・腰などを痛めやすくなります。
また、このクッション性はシューズによって異なるため、目的に応じたシューズを選ぶことが重要になってくるのです。
これからランニングを始める方の場合、既に持っているスニーカーよりも新しいランニングシューズを購入した方が良いです。脚が痛くなりにくく、快適に走れるのでモチベーションを維持しやすいからです。
ただ、ランニングシューズは1万円以上するものがほとんどなので躊躇する方は多いでしょう。そのため、最初はコスパが非常に高い、高すぎるワークマンのハイバウンスがおすすめです。値段は1,900円です。安い!
ランニングシューズの種類
ランニングシューズの目的は大きく分けて以下の3つです。
・アップシューズ
・テンポアップシューズ
・レーシングシューズ
シューズの役割は変わってきますが、この役割はランナーの走力(レベル)によっても変わってきます。走力に関しては、普段利用することが多いステップスポーツさんの基準を参考にしたいと思います。
・初心者:マラソン5時間~
(1km:6分~)
・中級者:マラソン4時間前後
(1km:4分~5分)
・上級者:マラソン3時間前後
(1km:3分~)
アップシューズ・セーフティシューズ
アップシューズとは、名前の通りウォーミングアップのときに使うシューズのことです。クッション性が高く足を守る機能が高いため、セーフティシューズとも呼ばれます。普段のジョグなどで使う機会が多いでしょう。
また、アッパーなどもしっかりと作られているため、丈夫で耐久性があり長持ちします。ただし、その分シューズは重くなっているのでスピードを出しにくいのがデメリットです。だいたい250g~300gくらいの重さのシューズが多いでしょう。
一般的にアップシューズは初心者向けのシューズという認識が強く、ジョグ以外にもレースで使用しても問題ありません。中級者・上級者もアップやジョグのときはアップシューズを履くことがほとんどです。
テンポアップシューズ
テンポアップシューズは、アップシューズとレーシングシューズの中間に位置するシューズです。大きな括りではテンポアップシューズはレーシングシューズに分類され、初心者・中級者であればレースで使われることも多いです。
テンポアップシューズの重さは200g~250gほどであり、アッパーが薄くなったり、ミッドソールに高性能な素材が使用されたりします。
軽量でスピードを出しやすくなっており、耐久性のバランスが良いためテンポ走やインターバルなどのポイント練習で活躍するでしょう。
アディゼロジャパンはテンポアップシューズ?
アディダスの人気シューズであるアディゼロジャパンは、優秀なテンポアップシューズとして位置づけられていました。しかし、アディオスプロが登場するまでは、マラソンのレーシングシューズとして使われることが多く、ハイレ・ゲブレセラシェ選手やウィルソン・キプサング選手、デニス・キメット選手などがアディゼロジャパン(アディオス)を履いて世界記録を更新しました。
当時、日本ではマラソンでも薄底レーシングシューズを履いていましたが、世界的にはある程度クッション性があるテンポアップシューズの方がマラソンに適している、という見方が多かったように思います。
レーシングシューズ
レーシングシューズは名前の通り、レースで本領発揮するためのシューズです。無駄なものを削ぎ落しているため、かなり軽量になっていますが、耐久性は低くなっています。
また、近年では厚底レーシングシューズが主流でしたが、今でも薄底のレーシングシューズを履けるので、それぞれの特性を押さえておくのがおすすめです。
※正直、どこまでが薄底でどこからが厚底なのか、定義が決まっていないため判別は難しいでしょう。ここでは、トラックで使えるミッドソール25mm以内のシューズを薄底として考えます。
薄底レーシングシューズ
薄底レーシングシューズはとにかく軽量で100g~150gほどのモデルが多いです。さらに、薄底にすることで力を地面に伝えやすくなり推進力が生まれやすいため、スピードも出しやすいです。
近年では、薄底でもカーボンプレートを搭載したモデルも出ており、よりスピードを出しやすくなっているでしょう。しかし、薄底にすることでクッション性は低くなっており、体が受けるダメージも大きいのがデメリットです。
厚底レーシングシューズ
反発力が高く軽量なスーパー素材を使うことで、厚底にしても200g前後に抑えています。
多くのモデルがカーボンプレートを搭載しており、推進力を生みやすいためスピードを出しやすく、体重移動を効率的に行えるのでスピードを維持しやすいのもメリットです。また、厚底にすることで接地時に受けるダメージも軽減できます。
このおかげで、エネルギーリターン率が高くなり、マラソンなどの長距離レースではパフォーマンスを発揮しやすく、新記録が連発していると考えられています。
一般的なレベル別のシューズの使い分け
一般的に、走力が高くなるにつれて、ランニングのスピードが速くなるにつれて、軽量なシューズへステップアップしていきます。ただし、レーシングシューズの性能を引き出すためには一定以上の走力が求められるため、レベルに合わせてシューズをランクアップするのが一般的です。
例えば、初心者がサブ2.5向けのレーシングシューズを履いても、パフォーマンスを発揮できないことが多いです。また、体にかかる負担も大きくなるため、怪我するリスクも高くなります。
以下の図の通り、レベルが上がるほどランニングのペースに適したシューズは多くなるため、シューズの使い分けがより重要になります。
薄底レーシングシューズのメリット・デメリット
薄底レーシングと厚底レーシングシューズでは、それぞれメリットとデメリットがあるため、上手に使い分けることが大切です。そのためにも特性を理解しておくようにしましょう。
ここからは、まず薄底レーシングシューズのメリットとデメリットを紹介します。
メリット①:スピードを出しやすい
薄底レーシングシューズは、軽量であり地面に力を伝えやすく、地面からの反発を受けやすいためスピードが出やすいです。陸上の短距離スパイクのソールが薄いのも同じ仕組みだからです。
シューズの場合はスパイクピンがないため、スピードを出すためには接地時にブレないようにしなければなりません。短距離選手でも冬期練習などで走る本数が増えるときに、負担が大きいスパイクではなく薄底レーシングシューズを履くことも多いです。
メリット②:トレーニング効果が高い
薄底レーシングシューズの場合、クッション性が低いため脚にかかる負荷は大きくなります。筋トレと同じですが、筋肉にかかる負荷が大きいほどトレーニングの効果は高くなります。
つまり、同じ距離を同じスピードで走った場合、厚底よりも薄底シューズの方が筋肉を強くする効果は高いのです。
デメリット①:体にかかる負担が大きい
メリット②と表裏一体であるデメリットです。トレーニング効果は高いですが、体にかかる負担が大きいため、回復に時間がかかったり、ダメージが蓄積することで故障するリスクが高まったりします。
そのため、薄底レーシングシューズを頻繁に使用することで、怪我をしやすくなるので注意しましょう。
厚底レーシングシューズのメリット・デメリット
現在では厚底レーシングシューズが主流になっていますが、改めてどのようなメリットとデメリットがあるのか押さえておくのがおすすめです。
メリット①:パフォーマンスを発揮しやすい
先程の説明の通り、厚底レーシングシューズは軽量性と反発性、クッション性を兼ね備えているので、パフォーマンスを高めやすいです。
ただし、スピードの1点においては、短距離専用のスパイクと比較すると、地面からの反発を受けるレスポンスが遅くなります。そのため、必ず短距離走でパフォーマンスを発揮できるとは限りません。
メリット②:怪我をしにくくなる
厚底であるため薄底シューズよりも接地時に受けるダメージが小さくなります。今まで薄底シューズでスピードトレーニングをしたときよりも、体の負荷が小さくなるため怪我をしにくくなると考えられます。
駅伝で活躍する大学の中には、「学生の怪我率が下がった」という話もよく耳にします。
デメリット①:脚の筋力の低下
薄底シューズと仕組みは同じで、クッション性が高い分、脚にかかる負荷が低くなるため厚底に頼り過ぎると脚の筋力の低下を招くと考えられています。
しかし、薄底シューズの方が怪我をするリスクが高いため、継続してトレーニングできることを考えると、メリットの方が大きいのかもしれません。
デメリット②:捻挫のリスクが高い
厚底シューズは地面から足までが離れているため、接地時にバランスを崩すと「ぐねる」可能性があります。安定感を高めるためにはアウトソールを広くする必要がありますが、必要以上に広くするとシューズが重くなったり、摩擦が大きくなってしまったりします。
あくまでも薄底シューズと比較すると捻挫のリスクが高いだけであるため、必ず捻挫するわけではありません。
練習の強度によってシューズは使い分ける
陸上にはさまざまなトレーニングの種類があり、得られる効果と強度が異なります。基本的に、走るスピードが速くなればなるほど強度が大きくなるため、トレーニングの効果は高くなります。しかし、同時に体に加わる負荷も大きくなるため怪我のリスクも大きくなります。
一般的にはスピードに合わせてシューズのランクを上げていく
アップシューズ→テンポアップシューズ→レーシングシューズという順番で、軽くなるためスピードは出しやすくなります。トレーニング内容でもジョグ→テンポ走→インターバル→レペティション→TT・レースというように、スピードが速くなっていき強度も高くなるため、それに合ったシューズを選ぶのが一般的です。
重要なのはレーシングシューズの使い方
一般的には短い距離のスピード練習では、最もスピードを出しやすい薄底レーシングシューズを使います。しかし、スピード練習は負荷が大きく、体への衝撃が最も大きい薄底レーシングシューズを使うと、怪我のリスクも高まります。
そこで、スピード練習に厚底シューズを使うと怪我のリスクは低くなると考えられます。
反対に、テンポ走や距離走など強度が中程度のトレーニングで、薄底レーシングシューズを使うと、体に負荷をかけられるためトレーニング効果は高くなります。
※体の状態に応じて薄底レーシングシューズを使うことがポイントです。痛みなど違和感があるときに薄底レーシングシューズを使うと状態が悪化してしまいます。
このような使い方をすれば、怪我のリスクを抑えつつトレーニングを高められると思います。普段からトラックで練習する方の場合、スパイクでインターバルをやることもあると思いますが、そこを厚底レーシングシューズを使い、トラックでテンポ走をするときに長距離用のスパイクを履くという使い方もアリだとおもいます。
また、テンポ走など以外に長い距離のジョグをする場合でも、たまに薄底レーシングシューズを履くことでトレーニング効果を高められます。
おすすめのアップシューズ(個人的)ランキング
ここからは履いたことがあるシューズの中でおすすめのアップシューズを紹介します。
1位:HOKA ONE ONE クリフトン
ジョグをしているときの安心感はダントツです。かなり柔らかい厚底なので慣れるまでは違和感がありますが、慣れるとかなり走りやすいです。スピードを出すためには接地を磨く必要があるため、クリフトンでスピードを出せるようになればフォームは改善されているといえるでしょう。
2位:ナイキ ズームペガサス
ペガサスは最新版で38代目です。現在ではかなり厚底になっているため、ジョグでの安心感は高いでしょう。さらに、前足部にZoom Airユニットを搭載しているため、反発力が高く、フォアフットでのダッシュでもスピードに乗りやすいです。
3位:アディダス ウルトラブーストPB
300g近い重量感があるシューズであり、今はあまり使われていないアディダスのブーストフォームが多く使われています。耐久性が高くクッション性と反発力が優れているため、慣れるとあまり重さを感じずに走れます。
おすすめのテンポアップシューズ(個人的)ランキング
ここからは履いたことがあるシューズの中でおすすめのテンポアップシューズを紹介します。
1位:ブルックス ハイペリオンテンポ
文句なしの1足。走ってみると柔らかくて安心してランキングできますが、程良い重さ・厚さですが軽量であり、反発力が高いためスピードも出しやすいです。大袈裟かもしれませんが、「自分の思った通りに走れるシューズ」です。分かりやすく言えば、変なクセがなく快適に走れます。
2位:アディダス アディゼロジャパン
アディゼロジャパンは以前よりも大きく変化しましたが、比較的軽量で走りやすくバランスが良いシューズです。ハイペリオンテンポと同じように、トレーニング内容に関係なく走りやすいためおすすめです。
3位:アシックス ハイパースピード
コスパを求める方であれば、アシックスのハイパースピードがおすすめ。比較的ソールが硬く感じるため、体へのダメージは気になりますが、軽くて走りやすくスピードも出やすいです。
おすすめの薄底レーシングシューズ(個人的)ランキング
ここからは履いたことがあるシューズの中でおすすめの薄底レーシングシューズを紹介します。
1位:アシックス ソーティジャパンセーハ
安定感が高い薄底レーシングシューズです。薄底なので反発力が高いのですが、不思議とクッションのような柔らかさを感じます。かなりフラットのソールであり、長い距離でも走りやすいのが特徴です。
2位:アシックス ソーティマジックRP
おそらくアシックスの中で最もスピードが出るシューズです。かなり軽量であり、ミッドソールもかなり薄くなっているため、「足を守る」という役割はほとんど果たしていないように感じますが、その分スピードを発揮できます。
3位:アシックス ソーティジャパン
昔はソールがかなりツルツルでしたが、今はグリップのような形状が配置されたアウトソールになっています。そのため、上手く接地しないと滑りますが、フォームが良くなるとかなり走りやすいです。2000年代の日本代表選手(高橋尚子さんなど)が多く履いていた理由が分かります。
おすすめの厚底レーシングシューズ(個人的)ランキング
ここからは履いたことがあるシューズの中でおすすめの厚底レーシングシューズを紹介します。
1位:ナイキ アルファフライNEXT%
ロードで使えるスパイクのようなシューズです。慣れるまでは走るのが難しいですが、フィットすればかなりスピードが出ます。足の裏が痛くなりますが、走力が高くなり使いこなせばかなりのパフォーマンスを発揮できるシューズだと思います。
2位:ナイキ ヴェイパーフライNEXT%
厚底レーシングシューズの中でも安定したパフォーマンスを発揮できるシューズです。履きやすく自然とスピードを上げていけるため、短い距離からマラソンまで幅広い長さで使えるでしょう。
3位:アディダス アディオスプロ2
個人的に最もカーボンプレート(5本骨のエナジーロッド)の存在感を感じたシューズです。反発力が高く、最初は無理矢理もも上げをさせられているような感覚でした。その分、無理なく速いスピードで走れます。
3位:アシックス メタスピードスカイ
厚底レーシングシューズの中では、最も安心感があるシューズです。他のシューズと同様に反発力が高くて速く走れるのですが、接地するときのクッション性が心地良く、長い距離でも安心して走れる感覚です。
【月間走行距離300km】1ヶ月で300kmを走ってみた感想
時間の都合を見ながらできるだけ多く走ってみたいと思い、月間300kmを目標に1ヶ月走ってみました。月間300kmはマラソンのタイムを縮める上で、1つの基準になる走行距離だと思います。
今回は、月間300kmを走ってみた感想を紹介したいと思います。
月間300kmを目標にしたときに決めた前提
月間300kmを走ろうと思ったのは、オリンピックの熱によるものです。もっと早く元の自分に戻りたい・近づけたいと思ったのがきっかけで、あまり無理をしても良くないと思ったので、月間300kmがちょうど良いと思いました。
今の仕事の状態などを考慮して、月間300kmを無理なく達成するためにいくつか前提を決めましたので、それを紹介します。
前提①:できるだけ多く走ること→1日で複数回走る
できるだけ"長く"ではなく、できるだけ"多く"走る。ということを決めました。最後の部分で参考にした書籍を紹介しますが、その本には「1度に長い距離を走った方が有酸素能力は高まる」ということが書かれています。
確かに、できるだけ長く走った方が良いのですが、仕事をする時間は不規則になる場合があったり、突然仕事の連絡が入ったりするため、一度に長い距離を走るのを躊躇していました。
また、今の体の状態だと「1度に長い距離を走るとダメージが残り、次の日満足に走れない」という現象が起きるため、1回に走る距離を短くしてみました。
1回20分~30分であれば気軽に走れるため、朝・夕食前・寝る前の最大3回まで走るようにしました。
※もちろん、時間があるときは長い距離を走ることもある。
前提②:距離にこだわりすぎない
月間走行距離を目標にするときの大きなデメリットは、「距離を達成することが目的になってしまう」ことです。体調や天候が悪く、走らない選択の方が正しい場合でも、月間走行距離を達成するために走る、というのは間違っていると思っているため、目標にしているものの、体の状態を優先して考えるようにしました。
後ほどランニングの詳細を紹介しますが、ほぼ走っていない日が4回ほどあり、他にも回復させるために距離を短くしている日が多くあります。ただ、月間走行距離の目標を決めたことで、合計で10km以上走った日は気分が良かったです。
前提③:基本的にトレーニングはジョグのみ
今は有酸素能力の土台を作る時期なので、トレーニングはジョグのみです。ただ、毎回同じペースで走るのではなく、キロ5分30秒、5分、4分30秒など調子などに合わせてペースは変えました。実際に、同じペースで走るジョグではなく、段々ペースが上がっていくビルドアップになる回数が多かったです。
いわゆるポイント練習は合計2回のみで、調子が良かったので7kmのテンポ走を1回、200m×8本の短いインターバルを1回のみです。
ジョグを中心にしている理由についても、最後の参考書籍の部分で触れようと思います。
1ヶ月で300kmを走った結果
1ヶ月に300kmを走ってみて思うことはいくつかあるので、それぞれ紹介します。
走れない距離ではないということ
1ヶ月300km走ってみた最初の感想は「できなくはない」ということです。月間300kmの場合、平均すると毎日10km走る必要がありますが、今の自分でも50分~60分はかかるため、時間を確保するのが難しかったです。
そのため、今までは月間走行距離を気にせず、走りたいときに"そこそこ長い距離を走れればいいや"と思っていました。
ただ、今よりももっと早く現役に近い状態に戻すためには、何かを変えないといけない。そこで、実施したのが走る距離を細かく分けて走る方法です。
以下は9月のランニングの全結果です。
●9月のランニングの詳細
◎1日に10km以上走った日:16日
◎1日に20km以上走った日:3日
◎1回のランニングで10km以上走った回数:7回
◎1日に2回以上走った日:12回
この結果を見る限り、1度に10km以上走った回数は7回とかなり少ないと思います。1日に何回か走ることで、かなり走行距離が稼げました。そのため、実際に月間300km走っても「意外と楽」ということです。
走力がアップしている感覚がある
実際に走ってみた結果、走力が高まった実感(脚が強くなった感覚)があります。後述しますが、疲労が抜けた状態であれば、今までよりも長く・速く走れると思います。
ただ、劇的に速くなった感覚はなく、「以前よりも何だか調子が良い」という感じです。
9/18~9/22は5日連続で合計10km以上走り、平均走行距離は16.7kmでした。このときも1回1回のランニング自体は楽に感じていました。
走力の自力がついている感覚があるため、同じやり方で1回に走る距離を伸ばしてみようと思います。
体重が減った
ランニングが楽になった感覚の中には「体が軽く感じる」というのもあります。実際に体重は減っており、69kgから66kgになりました。大学時代のベスト体重が52kgなので、まだだいぶ遠いですが走る回数を増やしたことで、体重が減りやすくなった実感があります。
※あくまでも考察ですが、体脂肪は余剰エネルギーによって増えるため、回数を分けて走ることで余剰分が生まれにくく、消費されやすかったためしっかり体脂肪が燃えたと思います。
→例えば1日おきに走る場合、走らない日に体脂肪が蓄積され、走る日に消費できなければ体脂肪が増えていく。同じ摂取エネルギーと消費エネルギーだったとしても、ランニングのやり方によって体脂肪量に違いが出るのかもしれません。
1日に2~3回走るメリットとデメリット
9月に1日に2回以上走った日を改めて数えてみると12回だったので、思っていたよりも少なかったです。目標としていた走行距離を達成するために1日に2~3回走りましたが、実際に走ってみてメリットとデメリットが浮き彫りになったので紹介します。
メリット①:ランニングするハードルがとても下がる
1番大きなメリットはかなり気軽にランニングできることです。9月になり8月よりも気温が下がったこともありますが、1回の距離を短くすることでランニングしやすく、モチベーションを維持しやすかったです。「走るのがだるい」と思っていても、4km~5kmであれば軽く走れてしまいます。
自分と同じように月間300kmを目標にしている方で、気分が乗らずに3日坊主になって挫折した経験がある方は、この方法を試してみるのがおすすめです。
また、仕事面においても、20分~30分のランニングであれば、急ぎの連絡が来ても走り終わってから対応できます。
自宅の周辺を1周すると4kmで、少し伸ばすと5km・6km・7kmになり、20分~30分で切り良く走りやすいため続けられたと思います。
メリット②:体にプラスの変化が起きている
「体力がついてきた」「体重が落ちた」という体に起きたプラスの変化を、はっきりと実感することができます。以前よりも走りやすくなっていると感じるので、長い距離を走る自信にもなりました。
今回は1回に10km以上を走った回数は7回と少ないですが、以前よりも楽に走れたと思います。
デメリット①:体(筋肉)の回復が追い付かない
9月の中旬ごろ、1日に何回も走るようにしてから体の疲れが取れないことに気づきました。体を回復させるために睡眠時間はしっかり確保したつもりでしたが、疲労が残っている感覚がずっと残っています。
もちろん加齢による回復力の低下もあると思いますが、走る距離を短くしたり完全休養を入れたりしても、常に疲労を感じているイメージです。
これも考察の域を出ませんが、1日に複数回走るということはランニングの間隔が短くなり、回復する時間が十分に取れなかったと思います。この方法を試す方は、普段からだるさや疲労を感じることを気に留めておくのがおすすめです。
デメリット②:有酸素能力を高める効果はそこまで高くない
有酸素能力を高めるためには、連続したランニングを長時間行うのが有効です。そのため、1日に走った距離が同じでも小分けにすることで、トレーニングの効果は低くなってしまいます。
特にマラソンのような有酸素能力が占めるウエイトが大きな種目で成果を出したい方は、できるだけ1度のランニングの時間を長くした方が良いでしょう。
ただ、「月間300kmも走れるか不安」「まずは基礎体力の土台を作りたい」「ランニングを手軽に試してみたい」という方はこの方法がおすすめです。
正直、「やらないよりはマシ」精神で始めたことなので、今はプラスの効果に目を向けたいと思います。
今後の予定について
今は「現役のときと同じように走りたい」というのが目標であり、今回の月間300kmでは全然足りていないことも実感しています。まずは、キロ4分のペースを余裕を持って走るようになるのが直近の目標です。
ただ、急勾配で練習の強度を高めると怪我をするリスクが高まるので、10月は月間400kmを走れるかどうか、無理ない範囲でやってみようと思います。
履いていたシューズ
今回のランニングで履いていたシューズを紹介します。
クリフトン7
ジョグで最も履いているシューズがHOKA ONE ONEのクリフトン。厚底で有名なHOKA ONE ONEの中でもベーシックなモデルで誰でも履きやすいシューズです。
最初履いたときはしっかりとした厚底で走りにくさを感じましたが、今では存在感があるクッションを重宝しています。長い距離を走るときやスピードを意識しないときに履いています。
アディゼロジャパン6
アップデートしたことでかなり厚底になったアディゼロジャパン。見た目以上にソールが硬いですが、その分スピードを出しやすいです。以前よりも重くなっていますが、軽快に走れます。
キロ5分を切るペースで走りたいときや、ジョグの後の流しでスピードを出したいときに使っています。
ハイパースピード
安いのに走りやすいシューズ。ハイパースピードはコスパが良くかなり選びやすいです。アディゼロジャパンと同じくソールは硬く、スピードを出しやすいです。ただ、走るペースを上げやすい分、体のダメージも感じます。
そのことからも、疲労を感じる機会が多かった今回の月間300kmでは、履くことは少なかったです。
●このシューズについて詳しくはこちら
ハイペリオンテンポ
テンポアップしたいときに履きたいシューズ。10kmを4分30秒を切るペースで楽に走れるため、調子が良いときや速いスピードを維持したいときに履いていました。
本当は全てのランニングで履きたいシューズでもありますが、消耗を恐れて大事に使っているのが現状です。厚底過ぎずクッション性があるので安心感があり、反発もしっかりあるので理想通りの走りを実現しやすいです。
●このシューズについて詳しくはこちら
参考にした書籍
今回はジョグメインで月間300kmを走りましたが、そのときに一番参考にしたのがこの「リディア―ドのランニング・トレーニング」です。有酸素能力を高めるためには、有酸素運動を行う必要があるのは当然ですが、トレーニングを進める上で今の時期にどのような内容を実践すれば良いのか、考えたり判断したりするときのヒントになりました。
有酸素能力を構成する要素はいくつかありますが、「体内のミトコンドリアの数」「毛細血管の発達」が関係しています。有酸素運動を続けることで、エネルギーを生むミトコンドリアの数が増え、体に酸素を運ぶ道である毛細血管の数も増えます。
インターバルなどの無酸素系トレーニングは、このミトコンドリアの性能を高める側面がありますが、数を増やす効果は有酸素運動ほど高くありません。
つまり、有酸素運動をしてミトコンドリアの数を増やしてから、無酸素系トレーニングで性能を高めた方が良い、ということです。
今はマラソンに限らずレースに出る予定が少なくとも来年の春以降なので、しっかりと土台を作る意味で有酸素運動であるジョグ中心にしています。今後は、一度に走る距離を伸ばしたり、テンポ走の数を増やしたりといったようにステップアップしていきたいと思います。
良かったら参考にしてみてください。
【シューズレビュー】ナイキ ヴェイパーフライNEXT%2【噂通りの1足】
画像引用:ナイキ公式サイト
ナイキのヴェイパーフライNEXT%2は、東京オリンピックのマラソンメダリストが履いていたことでも話題になっているシューズです。以前からも人気があるシューズなので、多くの方が知っている「厚底」シューズでしょう。
そこで今回は、ナイキのヴェイパーフライNEXT%2の特徴や注意点、実際に履いたレビューを紹介します。
ヴェイパーフライNEXT%2の第一印象
他の厚底スーパーシューズと同様ですが、ヴェイパーフライNEXT%2は見た目よりも特に軽さを感じます。(そのせいで少し安っぽく感じてしまいますが。。。)
ただ、実際に履いてみるとさまざまなシューズの中でも、さほどクセがなく、ある意味分かりやすいシューズだと思いました。
ヴェイパーフライNEXT%2の特徴・仕様
ここからは、ヴェイパーフライNEXT%2の特徴や仕様など、マテリアルの部分について紹介していきます。
基本仕様
●重量 :180g(25.5cm)
●ドロップ:7.7 mm
特徴①:軽量・高反発の「ズームXフォーム」
ナイキの厚底といえば「ズームXフォーム」。この軽量であり反発力が高いことから、ナイキ史上最も高いエネルギーリターン率を実現しています。見た目はかなり厚底ですが、持ってみると軽いです。
接地時のインパクトをそのまま反発力に活かせるので、弾むように軽快に走れます。
特徴②:スプーン状のカーボンプレート
今までのヴェイパーフライシリーズと同様に、スプーン状のカーボンプレートを搭載しています。地面に力を伝えやすくなるだけでなく、カーボンプレートがしなることでストライドを伸ばす動きをサポートします。
特徴③:アッパーにはエンジニアードメッシュを採用
前作のヴェイパーフライNEXT%と今作のヴェイパーフライNEXT%2で大きく変更になった点はアッパーです。(むしろアッパー以外ほとんど変わっていない)
アッパーにはエンジニアードメッシュを採用。エンジニアードメッシュとは、1枚の生地の中で編み方を変えた素材のことで、通気性や伸縮性が必要な部分と補強が必要な部分で編み方が変わっています。
比較的柔らかい素材なので足なじみが良く、通気性が高いので長時間履いても不快感は少ないです。また、ダメージが大きくなりやすい前足部は補強されて丈夫になっています。
履いてみたサイズ感
土踏まずの部分がかなりタイト(フライニットと同じく)ですが、足長に関しては普段履いているシューズと同じで問題ないと思います。むしろ、0.5cm大きなサイズになると踵のフィット感が薄れて、ぶかぶかする感じになると思います。
ナイキのレーシングシューズに多いですが、比較的タイトなので注意してください。
ヴェイパーフライNEXT%2のレビュー
ヴェイパーフライシリーズでは、4%フライニットの次に履いたのがこのNEXT%2です。フライニットはサイズが合わなかったせいかそこまで感動しませんでしたが、NEXT%2は履いてすぐに凄さが実感できました。
ジョグのように軽く走っても速く走ることができます。実際に普段のジョグのスピードはキロ5分くらいですが、ヴェイパーフライを履けば同じ努力量で走ってもキロ4分30秒くらいで走れました。
ただあくまでもスピードに乗りやすいだけなので、後半はきつくなりました。また、ゆっくり走るときはアッパーがきつく感じ、前のめりな体勢になるため、あまり走りやすくはありません。
そのため、スピードを意識して走るときであれば、期待した効果を得られると思います。
ヴェイパーフライNEXT%2の総合的な評価
ヴェイパーフライNEXT%2は噂通りにハイパフォーマンスを発揮できるシューズです。スピードが楽に出せるのでマラソン以外のロードレース全般で活躍するでしょう。
おすすめの人
ヴェイパーフライは上級者向けのシューズですが、「4%⇒NEXT%になったことで安定感が増し、より多くのランナーに対応するようになった」という話はよく聞きます。
しかし、良くも悪くもスピードが出るシューズなので、サブ4くらいのランナーが履くとオーバーペースになって後半失速、というパターンは結構多いと思います。
自然と次の一歩が出るシューズは、速く走れるし走る楽しさも教えてくれる。しかし、速く走ることの代償は確実に存在して、マラソンなどの長距離種目の場合は後半にそのツケが回ってきます。
実際には、上手く反発を活かすためにはそれなりの脚力が必要になると思います。レースにぶっつけ本番で使うのではなく、ロングジョグや距離走で試してみるのがおすすめです。
用途・活用シーン
ヴェイパーフライの主な用途はレースですが、レースペース全般のトレーニングにもおすすめです。
あくまでも個人的な見解ですが、スピードを高めると体の負担は比例して大きくなるので、体の負担を和らげるために厚底で負荷を減らすというのアリだと思います。
※その分、ロングジョグ・距離走・閾値走などのトレーニングでは、反対に負担が大きくなる薄底の方がトレーニング効果が高まるので、たまに履いてみるのも良いと思います。
また、ロードレース全般で安定したパフォーマンスを発揮できます。東京オリンピックのトップ選手のほとんどが、世界最高記録や日本記録を出した「アルファフライ」ではなく、「ヴェイパーフライ」を着用していました。その理由はさまざま考えられますが、主な理由は東京マラソンのコースがクランクが多かったためといわれています。
アルファフライは直線でスピードを出しやすい反面、クランクは走りにくいため、安定感があるヴェイパーフライを選んだ選手が多かったみたいです。
このようなことを考えると、直線が多いコースではアルファフライ、クランクやカーブが多い場合はヴェイパーフライと使いわけてみるのがおすすめです。
【シューズ情報?】『adizero: Road To Records』と『ウィーンマラソン』
9月12日(日)に大きな陸上のイベントが2つありました。
1つ目はアディダスの契約選手がロードの記録にチャレンジする「adizero: Road To Records」。
2つ目はオーストリアのウィーンで開催された「ウィーンマラソン」です。
この2つのイベントで注目したい出来事が起こったので紹介します。
adizero takumi sen8の初お披露目
アディダスの人気シリーズである「adizero takumi sen」。
今回の「adizero: Road To Records」にて最新作である「adizero takumi sen8」を履いた選手が複数人いました。
このイベントでは5K・10K・ハーフマラソンのレースがあり、その中で5Kと10Kのレースでは特に「adizero takumi sen8」を履いた選手が多かったです。
厚底になってしまった。。。
このadizero takumi sen8の厚さは33mm。今までのtakumi senシリーズは薄底だったのでトラックの使用はOKでしたが、今作からはNGになりました。
【adizero Takumi Sen 8】
— Rolows ロローズ (@Rolows_13) 2021年9月12日
厚さ 33mm ドロップ6mm 質量185mm
Lightstrike Pro W/ Carbon energyRods https://t.co/aL6ysNl6FR pic.twitter.com/pQlipfWax0
タクミとは?
アディゼロのtakumi senは「匠戦」と表記されていました。この「匠」とは、伝説の名工である「三村仁司氏」のこと。もともと、このシリーズは「日本人の足を速くするレーシングシューズ」というコンセプトで、アディダスと三村仁司氏の共同開発によって生まれたものです。
しかし、今回のtakumi sen8では、どちらかというアディオスプロ2に近いマテリアルであり、5km~10kmなどの短い距離で使うことを想定されているといわれています。
今後は、高校・大学などの駅伝で活躍することが予想されますが、正直、「匠」感はなくなってしまったと感じるでしょう。
adizero takumi sen8のスペック
・ドロップ:6.0mm
・重量:185g
・厚さ:33mm
ステップスポーツ内のページ情報によると、同じ27.0cmでもアディオスプロ2よりも25gも軽量になっています。
発売日などの情報はまだ未定ですが、これから始まる駅伝シーズンには履く選手が現れると予想します。
シューズの外観
ウィーンマラソンの悲劇!「こいつプライム履いてるやんけ!」
ウィーンマラソンを見ていて気づいている人は結構いたそうなのですが、トップでゴールした選手が、アディダスの「ADIZERO PRIME X」を履いていました。
このシューズは『光速。規格外カーボン。』というキャッチコピーがあり、厚さはルール(上限40mm)を超える50mmという超厚底シューズです。
現在ではWAのルールに違反するシューズの方が少ない(規定により厚さ40mm以内のシューズを作ることがほとんど)ため、「ルール違反のシューズを履いてゴールしたらどうなるのか?」と気になった方は多いでしょう。
案の定、このプライムXを履いて優勝した選手は失格になり、次位の選手が繰り上げ優勝になりました。
このニュースの記事によると、参加選手は使用するシューズを事前に申請する必要があったそうです。つまり、申請していたシューズとは違うシューズを、本番直前に入れ替えて走ったということ。
プライムXのプロモーションか?と疑いたくなるような珍事件です。一応、本人は「規則の範囲内であると誤解して着用した。」と主張しているようですが、本当にそのような事があるのでしょうか。
【シューズレビュー】ブルックス ハイペリオンテンポ【最強の1足?】
画像引用:ブルックス公式サイト
ブルックスのハイペリオンテンポは、名前の通りテンポアップシューズに含まれますが、幅広い練習に対応していることから愛用しているランナーは多いです。
一時期さまざまな選手がTwitterなどで投稿していたため気になっていたので、実際に履いてみました。
そこで今回は、ブルックスのハイペリオンテンポの特徴や注意点、実際に履いたレビューを紹介します。
- ハイペリオンテンポの第一印象
- ハイペリオンテンポの特徴・仕様
- 履いてみたサイズ感
- ハイペリオンテンポのレビュー
- さまざまなランナーの口コミ
- ハイペリオンテンポの総合的な評価
- ハイペリオンテンポを履いた後に気になるシューズ
ハイペリオンテンポの第一印象
ハイペリオンテンポを見たときは「かなりしっかり作られたシューズ」というのが、第一印象でした。正直、ブルックスのシューズを履くのはこれが初めてで、不安が強かったですが、現物を手に取ったときに少し感動したのを覚えています。
厚底と薄底の中間、どちらというと厚底のソールに、生地はしっかりしているのに薄くて軽いアッパー。かなりバランスが良く、履く前から走りやすそうだと感じました。
ハイペリオンテンポの特徴・仕様
ここからは、ハイペリオンテンポの特徴や仕様など、マテリアルの部分について紹介していきます。
ハイパースピードの基本仕様
●重量 :189g(25.5cm)
●ドロップ:8 mm
●カラー:ブラック、ホワイト
※新色:ブラック/マルチ、ブルー、ブラック/ホワイト、グレー/イエロー
特徴①:高性能な素材である「DNA FLASH」
ハイペリオンテンポには、ブルックスの独自技術が詰まった「DNA FLASH」が使われています。このDNA FLASHは液化窒素ガスを混ぜて臨界発泡させて成型された素材であるため、かなり軽量でよく見ると小さい泡が集まってできています。
この素材を分厚く使用することで、クッション性と反発力が高くなっています。
この「BROOKS DNA」はさまざまなシューズメーカーの中でも、かなり優秀な技術です。その特性は、ランナーの体型や走るスピードに合わせてクッション性が自動的に変化します。
シューズのコンセプトによって使用されるBROOKS DNAの素材は変わり、ハイペリオンテンポでは特に性能が高い「DNA FLASH」が使われているのです。
この「BROOKS DNA」により、幅広い方にフィットしやすいといえるでしょう。
特徴②:幅広いトレーニングに対応
この「DNA FLASH」を使うことにより、幅広いトレーニングに対応しています。スピードにより適したクッション性が変わるため、ロングジョグや距離走のペースではほど良いクッショニングを感じ、インターバルなどスピードを上げたときは反発を感じやすいくスピードも出しやすいです。
ジョグ、ロングジョグ、閾値走(テンポ走)、インターバルなどを1足でこなせるので結構おトクです。
特徴③:フィット感と通気性が高いアッパー
ハイペリオンテンポではエンジニアードナイロンメッシュをアッパーに採用。この素材は伸縮性が良くフィット感が高いのが特徴です。さらに通気性が良いため長時間のランニングに対応しています。2Wayの伸縮と3Dプリントの補強により、ほど良いホールド感で履き心地は抜群です。
履いてみたサイズ感
アシックスやナイキのシューズと比べると、大きなサイズ感の違いはありません。
※ナイキのスパイクは少しタイトですが
普段と同じサイズのシューズを選んでも問題ないと思います。伸縮性が高い素材であるため、履き心地も良く感じます。
ハイペリオンテンポのレビュー
ハイペリオンテンポはトレーニングの内容に関係なく使いやすいシューズです。今はジョグが中心ですが、調子が良い日にハイペリオンテンポを履くと、走りやすさから自然とペースが上がるので楽しく走れます。
ハイパースピードと同様に、現役のときに欲しかったシューズでもあります。今年の日本選手権800mの優勝者である田母神選手のコメントがまさにそうです。
反発力があるので、無駄な疲労も抑えられて、色々なシーンで履けるのではないかと思います。「これを買っておけば間違いないといえるシューズです。」
引用:ブルックス公式サイト
正直、今まで履いたシューズの中で一番走りやすいです。
※スピードが出るのは短距離ならウィンドスプリント、長距離ならアルファフライです。
唯一のデメリットは値段
ブルックスのシューズは国内だと比較的高価な部類に入ると思います。ハイペリオンテンポの価格は19,800円(税込)。ランニングシューズの中では手軽に買えるような金額ではないでしょう。
毎日、毎回の練習で履きたい気持ちはあるのですが、シューズの負担を減らすために他のシューズと併用しています。ただ、値段以上の性能は十分にあると感じます。
他のテンポアップシューズとの比較
同じポジションのシューズで言うと、ナイキのペガサスターボ2やアディダスのアディゼロジャパン、アシックスのハイパースピードあたりだと思います。
ペガサスターボ2はハイペリオンテンポと同じ価格ですが、現在は生産していないみたいなのでかなり手に入りにくいでしょう。アディゼロジャパン6の方が安いですが、軽さと走りやすさを比べたらハイペリオンテンポの方が優勢だと思います。
価格でいえば2倍以上の差があるアシックスのハイパースピードですが、柔らかさ(クッション)など脚の負担を考えるとハイペリオンテンポの方を選びたいです。
さまざまなランナーの口コミ
10000m27分台のランナーなど、ブルックスの契約選手以外でも良い口コミが多いです。
八千代工業丸山 竜也選手
Brooks ハイペリオンテンポ
— 丸山 竜也 (@maikeruofdog) 2020年11月10日
事前の噂以上の流石のシューズでした!
ジョグ、LSD、さらには距離走からショートインターバルと言ったポイント練まで幅広くこなせるマルチプレイヤー👍
ペガサスターボが手に入りにくい今、かなり重宝するシューズになると感じます!
最近のシューズ進化は本当に凄い! pic.twitter.com/WPfpfRhcra
YouTuberたむじょー
ハイペリオンテンポの総合的な評価
軽量であり、確かなクッションを感じる柔らかさ、スピードを出しやすい反発性。どのポイントでもかなり評価が高いので、かなり優秀なシューズだと思います。
できるだけ長く使いたいと思いますが、正直、なくてはならないシューズでもあるので、壊れたら即新しいのを買います。
意外と中距離ランナーの支持が厚く、ストックを持つ選手もいます。
ハイペリオンテンポ
— 林 貴裕 (@TFtakahiro) 2021年1月8日
万能すぎて履きまくってます。
ストックまであります。笑
いい靴すぎる👏👏#Brooks #Hyperiontenpo pic.twitter.com/nzJ7UtV7gx
おすすめの人
最近走り始めた初心者でも、適度なクッションがあるのでアディゼロジャパンなどよりも走りやすいと思います。そのため、初心者から上級者まで誰にでもおすすめしたいというのが正直なところです。
実際に初心者(サブ4くらいまで)であれば、マラソンのレースで使っても良いと思います。
他にも、「ある程度高くても良いシューズを履きたい」「トレーニングに合わせてシューズを変えたくない」という方にもおすすめです。
ハイペリオンテンポを履いた後に気になるシューズ
ハイペリオンテンポが予想以上に良かったので、他のブルックスのシューズもかなり気になっています。何度も言いますが、ブルックスのシューズは高いので買うかどうかかなり迷うところですね。
ブルックス ハイペリオンエリート2
Wire 7
厚底シューズはなぜ速いのか?実際に履いてみた感想やシューズを紹介!
2017年のBreaking2以降、厚底のランニングシューズが急増しました。
現在、ナイキでは薄底のシューズを探す方が難しく、他のメーカーでも厚底シューズが増えています。また、ナイキのヴェイパーシリーズに追随するように、各メーカーでは厚底のスーパーシューズが作られています。
シューズの規定が変わり、トラックでは厚さ25mm以上のシューズが禁止になったことから、その影響はスパイクにまで及んでいるでしょう。
今回は、実際に厚底のスーパーシューズをいくつか履いたので、その仕組みと感想を紹介したいと思います。
- トップ選手が望んだクッショニング
- 厚底だから速いのではなく、高性能な素材だから速い(厚底スーパーシューズ)
- 2つのタイプのカーボン搭載シューズ
- 厚底スーパーシューズを履けば誰でも速く走れる?
- 厚底スーパーシューズとランナーのそれぞれの役割
- 厚底スーパーシューズでパフォーマンスを高まるために必要なこと
- 厚底スーパーシューズの種類
トップ選手が望んだクッショニング
従来のランニングシューズは、スピードを出すために軽量で反発力が高い薄底モデルが主流でした。箱根駅伝の選手のシューズを見ても、2017年大会では以下の薄底シューズを履いている選手が目立ちます。
・アシックス:ソーティ系(ソーティマジック、ソーティジャパンセーハ)
・ミズノ:エキデン・クルーズ
・アディダス:タクミセン
・ナイキ:スピードレーサー・ルナスパイダー
それまでのマラソンの世界記録はアディダスのジャパンシリーズ(デニス・キメット選手)によるもので、このときナイキの主力は「ズームストリーク」でした。
※リオ五輪では、キプチョゲ選手やラップ選手はヴェイパーのプロトタイプである「メイフライ」を着用。
薄底シューズはスピードが出やすい/でもクッション性はない
薄底にすることでシューズを軽くすることでができ、足を運ぶ動作の効率が良くなります。また、接地したときのパワーをそのまま地面に伝えられるため、高い反発力を得られます。そのため、スピードに乗りやすいでしょう。
→ランナーが生む推進力をそのまま活かせる
しかし、ダイレクトに反発を使える分、シューズによるクッショニングは期待できないため、体が受ける衝撃は大きくなります。
→薄底シューズで練習し過ぎるとダメージが蓄積して怪我に繋がる
→マラソンなどの長距離を走ると体の負担が蓄積して、後半はダメージによって失速するリスクがある
厚底シューズはクッション性が高い/でも反発力は低い
薄底シューズに対して厚底シューズの場合、分厚いミッドソールが接地時の衝撃を吸収します。そのため、脚にかかる負荷が小さくなるため、ダメージを抑えられ長い距離を走っても最後まで脚が持つようになります。
そのため、脚の筋力が低い初心者ランナーや怪我を予防するランナーに適しています。
→怪我を予防するなど、脚を守る役割がある
しかし、ミッドソールのボリュームを増やすことでシューズが重くなるのが最大のデメリットです。
さらに、地面からの衝撃は和らげられますが、同じように地面からの反発力も吸収してしまいます。他にも、厚底になることにより地面と足との間に高低差が生まれるため、安定感も低くなります。そのため、厚底シューズは重く反発力が低いため走りにくとされていたのです。
→シューズ自体が重い
→反発力が吸収される
→安定感が低い
⇒スピードが生まれにくく走りにくい
マラソンのトップ選手はクッション性を望む
ヴェイパーシリーズはBreaking2、つまり「マラソン2時間切り」を目的に開発されたシューズシリーズです。そこで、開発のためにマラソンのトップ選手の意見を聞いたところ、軽くて反発力があるだけでなく後半まで失速せずに走れる「クッショニング」を求めていました。
しかし、この軽量性・反発力・クッショニングを両立するのは、今までの常識で考えると矛盾しているため、非常に難しい課題でした。
厚底だから速いのではなく、高性能な素材だから速い(厚底スーパーシューズ)
この課題を解決したのが、ナイキが開発した「ズームX」フォームです。このズームXフォームは、厚底にしても走りやすいほどに軽量であり、弾性があるため接地時のパワーを失うことなく反発します。それでいて厚底なので、脚にかかる負担を軽減することに成功しているのです。
さらに、ミッドソールには「カーボンプレート」も内蔵されています。
ヴェイパーはスプーン状のカーボンプレートを搭載
カーボンプレートは大きく分けて2つの役割があると言われています。
1つ目は接地感・安定感を高める役割です。柔らかくて弾力がある素材を使い厚底のミッドソールを作った場合、踏み込んだ瞬間に足がかなり沈んでしまいます。この状態では、しっかり接地することがなく、足がブレてしまうので力が地面にしっかり伝わらないでしょう。
そこで硬いカーボンプレートを挟むことで、安定感を高めて走りやすくしています。また、プレートがあることでしっかり母指球で蹴り出せるようになります。
2つ目は、カーボンプレートが「しなる」ことで得られる反発力(推進力)です。シューズのコンセプトによって異なりますが、ヴェイパーのようなスプーン状のカーボンプレートであればある程度の推進力を得られます。この推進力により同じ努力量でもストライドが伸びることで、タイムが縮むといわれています。
ランニングの動作では、走法に関わらず踵の部分が地面につくことが多いです。フォアフット走法のトップ選手の動きを見ても、前足部で接地した後に踵の部分が軽く地面に触れているのが分かります。
これは短距離選手でも同様で、オリンピックなどに出場する選手の接地から蹴り出しの流れを見てみると、踵と地面がかなり近くなっています。
陸上のスパイクも同様の原理で推進力を生んでします。
④浮き指とスパイク
— 草野 誓也 (@KANAbeerSeiya) 2020年1月18日
いわゆる「上級者向け」のスパイクはトゥスプリングが高めになってます。
これは適切な足の接地をした時に、プレートがしなって戻る力を大きくしてくれます。
※動画はしならせてる途中で吹っ飛んでいくスパイク。正直ビックリした。 pic.twitter.com/qtvHaL31gh
このとき、内部のカーボンプレートが若干しなり、蹴り出しのときにカーボンの特性から元の形状に戻ろうとするため、自然に次の一歩を踏み出しやすくなります。
これはスパイクで推進力が出るのと同じ仕組みですが、厚底シューズの場合はヒール部分のミッドソールが厚いためスパイクほどしなりません。しかし、ある程度の推進力は得られるでしょう。
ドラゴンフライは「ペバックス(Pebax)プレート」を使用
ナイキのスーパーシューズの1つである「ズームX ドラゴンフライ」。日本記録だけでなく、5000m・10000mの世界記録(ジョシュア・チェプテゲイ選手)でも使われたシューズです。
よく勘違いされがちですが、ドラゴンフライにはカーボンプレートではなくペバックスプレートというものがフルレングスで使われています。
このペバックスは他のスパイクでも使われることが多く、ランニングだけでなくサッカーなどでも使われています。
軽量で反発力が高い素材であり、触ってみた感じではカーボンよりかなり柔らかいため、脚の負担は小さいでしょう。
※スパイクのプレートにペバックスが使われているNBのMMD800
実はズームXにはペバックスが使われている
ヴェイパーフライに使われているズームXは、実はペバックスが使われているのです。詳しい技術は分かりませんが、プレートのような形状ではなく発泡させることでミッドソールの形状に成型しています。
※詳しくはポリアミドブロックとポリエテールブロックを組み合わせており、従来の素材(EVA)よりも軽く、高いエナジーリターンを実現。
ナイキ以外のメーカーでも、ペバックス系(ポリアミド系)の素材を使ったものが増えている印象です。
2つのタイプのカーボン搭載シューズ
ここまでの説明の通り、いわゆるスーパーシューズはカーボンシューズといわれることもありますが、カーボンプレートだけでなく高性能なミッドソールの貢献割合も大きいといえます。
また、このミッドソール+カーボンプレートの組み合わせのシューズは多いですが、シューズによって構造やコンセプトが違うので、選ぶときは注意が必要です。
カーボンプレート搭載シューズは大きく分けて「反発型」と「安定型」の2つあります。
反発型タイプ
反発型タイプは、ヴェイパーシリーズのように反発力が高いミッドソールを使い、カーボンプレートによる推進力を得やすくなっています。ただし、反発を得るための体の使い方が難しく、性能を最大限引き出すためには相当の実力が必要です。
シューズによっては使いこなせず走りにくいと感じたり、クッション性は高くてもすぐに疲れてしまったりします。
いきなりマラソンで使うのではなく、ロング走で使ってみたりハーフマラソンなどで試してみたりすると良いでしょう。
●反発型タイプの例
◎アシックス:メタスピードスカイ
◎アディダス:アディオスプロ、アディオスプロ2
◎ナイキ:ヴェイパーフライNEXT%、アルファフライNEXT%
安定型タイプ
安定型タイプは、ミッドソールが比較的硬くカーボンプレートを組み合わせることで安定感を高めています。ふわふわとした弾力はないものの、転がるように次の一歩を踏み出せるため、負担が小さく長い距離でも快適に走れます。
また、アシックスのガイドソールのようにつま先が反り上がっており、接地後に転がるように体重移動できます。そこに剛性が高いカーボンプレートを使うことにより接地感が高くなっている(母指球で蹴り出しやすい)ため、フォアフット走法で走りやすくなっています。
比較的誰でも走りやすいと感じますが、反発型タイプと比べるとスピードは出にくいです。
●安定型タイプの例
◎アシックス:メタレーサー
◎HOKA ONE ONE:カーボンX
厚底スーパーシューズを履けば誰でも速く走れる?
ここまでの説明の通り、スーパーシューズ(高性能ミッドソール+カーボンプレート搭載)はその構造からスピードを出しやすく、クッショニングが高いため維持しやすいです。
しかし、反発力が高いシューズは地面からの衝撃によるダメージではなく、シューズが生む反発力による反動があります。慣れていないと普段のシューズにはない疲れを感じるでしょう。そのため、ランニングに慣れていない方の場合だと、スーパーシューズを履きこなすのは難しいです。
スーパーシューズによる推進力を得るためには、安定感を高めるために強靭な体幹や脚の筋肉が必要になります。これは、厚底シューズだと接地時にブレやすく、地面に力を伝えて反発を受けるためには、ブレない軸が必要になるからです。
また、スーパーシューズの種類は多いので、自分に合ったシューズを選ぶのも大切です。
厚底スーパーシューズとランナーのそれぞれの役割
従来のシューズと厚底スーパーシューズでは、シューズとランナーが担う役割が変わってきています。
従来のシューズの場合
従来のシューズの場合、シューズは安定性を高める役割を担い、推進力はランナーが生みだしていました。厚底になることで衝撃緩和の性能が高まり(クッショニング)、薄底になることで軽くなる効果と、推進力を活かす効果が高まっていました。
・安定性はシューズ
・推進力はランナー
厚底スーパーシューズの場合
厚底シューズの場合、推進力はシューズが生み出して、それをランナーが支える役割が大きくなっています。(シューズの特性によってバランスは異なる)
軽量で反発性が高い厚底スーパーシューズはエネルギーリターン率が高いですが、そのエネルギーを有効活用するためには、上体などの体のパーツを固定して支えなければなりません。慣性の法則により、上体が固定されているほどシューズが生むエネルギーは有効活用できますが、上体がブレているとエネルギーが上手く地面に伝わらなくなってしまうでしょう。
・安定性はランナー
・推進力はシューズ
実際に履いてみたことがあるシューズの中では、「アルファフライ」が一番この特性が顕著に出ています。「暴れ馬」と呼ばれることもあり、推進力はかなり高いですが安定感はなく、体幹が十分にないと上手く走れません。
途中でエアポッド引きちぎってやろうと思うくらい暴れ馬。アルファフライ。 https://t.co/cPgFHG3hSn
— ランニング食堂@11/7まるおマラソン開催 (@112233barreal) 2021年1月31日
個人的には、アルファフライは「ロードで履けるスパイク」くらいの感覚で走れるシューズだと思っています。スパイクと同じように不安定感や負担はありますが、かなり速く走れます。
さらに、より効率良く走るためには、腕や股関節は伸びるストライドに合わせて大きく動かすことも大切です。このように、厚底スーパーシューズを使いこなすためには、使い方が異なる体のパーツを上手く連動させる必要があります。
・固定する部分:体幹、首(頸椎)、膝、足首
・動かす部分:腕(胸部)、股関節
厚底スーパーシューズでパフォーマンスを高まるために必要なこと
シューズのパフォーマンスを高めるためには、高い競技力が求められます。体力(持久力・心肺能力)を高める以外にも重要なポイントを紹介します。
シューズの特性を理解する
まず、カーボンプレートを搭載した厚底スーパーシューズは、種類によって特性が大きく異なります。そのため、適した走り方を考える前に、履いて走ってみる、シューズに慣れる工程が必要です。走ってみるとシューズに適した走り方や、今の自分に足りないポイントが分かってくると思います。
ただし、これはシューズを購入する前にはできないことなのがかなりの問題点です。
人気があるシューズを買ってみたけど、「何かしっくりこない」ということがあり得ます。自分の走り方には合っていないという場合もあるでしょう。
「シューズに合わせてフォームを変える」というのはランナーにとって大きなストレスだと思います。「どうしてもフォームを変えたくない」という場合は、自分のフォームにあったシューズを選ぶしかありません。
ただ、厚底スーパーシューズは値段も高いので、何足も買うのは抵抗があるでしょう。
購入した厚底スーパーシューズと向き合って自分を変える場合は、先程のポイントを意識するのが大切です。また、ジョグや軽いビルドアップ走などで履いてみて、ペースを上げながらシューズに適した走りを見つけてみるのが良いでしょう。
体幹を中心に全身の筋肉を鍛える
先程の通り、厚底スーパーシューズを使いこなすためには、体力以外にも体幹を中心に全身の筋肉を強化する必要があります。ランナーではお馴染みの体幹以外にも、推進力を高めるために上体全般の筋肉を鍛えることが大切です。
大きな腕振りを継続するためには、腕・胸部の筋肉が必要になるでしょう。他にも、強い反発は股関節に大きな負担をかけます。
補強運動などで筋トレをして各部位を鍛えるのも良いですが、全身の連動を意識し、各部位の動きを意識しやすいファンクショナルトレーニングがおすすめです。
接地感を高める
接地が上手いランナーであれば、安定感がない厚底スーパーシューズでもしっかりと力を伝えて走りやすいです。そのため、接地感を高めて厚底スーパーシューズに慣れることで、力を発揮しやすくなります。
接地感を高めるためには薄底シューズの方が感覚を掴みやすいです。他にも、動きづくりのときやウォーミングアップ、ペースが遅いジョグのときに、母指球を意識して走ると接地感を養いやすいです。
おすすめなのは、アシックスのウィンドスプリントシリーズ。トレーニングシューズであり、スピードを高める接地感を養えます。
厚底スーパーシューズの種類
アシックス メタレーサー
アシックス メタスピードスカイ
アシックス メタスピードエッジ
アディダス アディオスプロ2
ナイキ ヴェイパーフライNEXT%2
ナイキ アルファフライNEXT%
HOKA ONE ONE カーボンX
ブルックス ハイペリオンエリート2
【シューズレビュー】ナイキエア ズーム ペガサス38【初めての1足にピッタリ】
ナイキの人気シリーズである「ズームペガサス」。今回で38代目になるロングセラーであり、シューズの構造もかなり進化してきています。
特に2017年のBreaking2以降の厚底ブームの影響により、ペガサスは以前よりもミッドソールが厚くなってきています。
トップランナーのアップシューズとして使われることが多いこのシューズを実際に履いてみたので、レビューを紹介します。
エアズームペガサス38の第一印象
色々なシューズを履いていますが、実はペガサスを買ったのは今回が初めてです。最初の印象は「かなり大きい」です。
全体的にボリュームがあり、ミッドソールは初期のズームフライと同じくらいに分厚いです。(実際にはペガサスの方が分厚かったです。)
当然ですが、レーシングシューズと比べると重いのですが、手に持ってみた感覚はそこまで重さを感じるわけではなく、足入れしてみると重さは気にならないほどでした。
エアズームペガサス38の特徴・仕様
ここからは、エアズームペガサス38の特徴や仕様など、マテリアルの部分について紹介していきます。
エアズームペガサス38の基本仕様
●重量 :255g(25.5cm)
●ドロップ:10 mm
特徴①:弾むミッドソール
ペガサスの最大の特徴は、分厚くクッション性が高いのみかなり弾むミッドソールです。軽量で「びょーん」と弾み、耐久性がある「Reactフォーム」を使用しています。
さらに、エアバッグ構造の「Zoom Airユニット」が前足部に搭載されているので、踏み込み・蹴り出しの瞬間に大きな弾力・反発を感じます。
シューズのマテリアルの場合、革新的な構造だったとしても、実際に履いてみると「よくわからない」ということがよくあります。しかし、ペガサスの「Zoom Airユニット」はかなり存在感があり、目立っているので誰でも気づきやすいと思います。
走るたびに「ぎゅむ、ぎゅむ」と音がなる感触があるので、慣れるまでは違和感があるでしょう。
ただ、これが跳ねるように反発してくれるので、しっかりとした作りのアップシューズでも、短い距離のスピードは出しやすいです。
特徴②:フィット感が高いアッパー
今までのシリーズよりも前足部が幅広になっており、つま先を自由に動かせるスペースができています。シューズ全体のフィット感は高いですが、前足部が少し広がっているので足を広げてしっかりと母指球で蹴り出せるでしょう。
ペガサス37は比較的足型が細めに作られていたので、窮屈に感じる方が多かったようですが、ペガサス38では改善されてより多くの方でも快適に履けるようになっています。
履いてみたサイズ感
ナイキのシューズやスパイクは足幅が狭く感じることが多いですが、ペガサス38は通常のシューズサイズでフィットします。
ただ、アッパーの生地は通気性に優れているものの、厚めに作られているので結構暑苦しく感じます。厚い生地に包まれることでの窮屈さは感じるかもしれません。
実際に、ペガサス37のシューズタン(ベロ)はかなりペラペラな作りでしたが、ペガサス38のシューズタンはかなり肉厚です。
エアズームペガサス38のレビュー
ペガサス38を実際に履いて感じたのは、「Zoom Airユニット」の存在感とアウトソールのグリップです。写真では分かりにくいですが、アウトソールの凹凸はかなりしっかりしていて、路面をしっかり掴んでから蹴れる感覚があります。
実際に走ってみて、キロ5分前後のスピードであれば問題なく走ることができ、スピードを上げてもキロ4分くらいまでであれば対応できそうです。
現役のときであれば、キロ3分40秒くらいでしょうか。それよりも速いスピードになると少し重さが気になってくると思います。
普段のジョグ・ロングジョグ、アップシューズとして使いたいシューズですね。
エアズームペガサス38の総合的な評価
個人的には、分厚くて暑苦しいアッパー以外の評価はかなり高いです。一言で表現するなら「夏に履きたくない万能なシューズ」です。
ペガサス38のフィット感は生地に厚みを持たせていることで生まれていると考えられるため、難しい話なのですが、もう少し薄くして欲しいというのが本音です。
※ペガサス37→ペガサス38はアッパーのみの変更なので、自分には薄目に作られているペガサス37の方が合っていたかもしれません。
とはいえ、ジョグ→流しを快適に行えるシューズなので、かなり重宝しています。
おすすめの人
ペガサス38は初めてランニングシューズを購入する方から、走行距離が長くクッション性があるシューズを求める上級者までおすすめです。
冒頭の通り、初期のズームフライよりもミッドソールは分厚いので、かなりクッション性が高いです。脚がまだできていない初心者でも快適に走ることができ、怪我を予防したい上級者ランナーにも適しているでしょう。
【シューズレビュー】アシックスのハイパースピードをレビュー【コスパ最強!】
アシックスのハイパースピードは、『METASPEED』シリーズの1足でありジョグからレースまで対応しているシューズです。海外では以前からあるモデルですが、日本国内で登場したのは、メタスピードスカイと同じ時期です。
定価9,790円(税込み)と1万円を切る低価格のシューズでありながら、非常に高いパフォーマンスを発揮するコスパが良いのも魅力です。
そこで今回は、アシックスのハイパースピードを実際に履いたレビューを紹介します。
ハイパースピードの第一印象
ハイパースピードを初めてみたときの印象は、「メタレーサー」に似ているということです。上の写真のように、ミッドソールの構造はかなり似ています。(むしろ似せてきている意図さえ感じますね)
もちろん、使われている素材や設計、アウトソールなどは異なります。
実際の走り心地もメタレーサーに似ており、かなり走りやすいと感じました。また、定価1万円を切るシューズですがアッパーの生地は薄くてかなり軽い。厚底ではあるものの、クッション性と反発性、硬さのバランスが良くスピードも出しやすいです。
ハイパースピードの特徴・仕様
ここからは、ハイパースピードの特徴や仕様など、マテリアルの部分について紹介していきます。
ハイパースピードの基本仕様
●重量 :191g(25.5cm)
●ドロップ:5 mm
●カラー:アクアブルー、ブラック、サンライズレッド、フレンチブルー
特徴①:走行効率が良い『ガイドソール』
近年のアシックスのレーシングシューズで使われていることが多い「ガイドソール」。このガイドソールは弓の形をしており、スムーズに体重移動できます。
例えば、ヒールストライク(踵接地)・ミッドフット(中足部接地)の場合でも、ソールが地面を転がるように接地していくため、前足部(母指球あたり)で蹴り出しがしやすいのです。
このようにスムーズに体重移動できることで、足首の余計な屈曲を減らすことで走行効率が良くなります。次の一歩を踏み出しやすく、地面を蹴り出しやすいので快適にランニングできるでしょう。
特徴②:エネルギー効率が良い『アウトソール』
アウトソールはガイドソールの効果を最大限高めるためにデザインされています。この流れるようなラグの配置は、重心移動の軌跡に沿っているためエネルギーが無駄になりにくく、しっかりと走れます。
特徴③:軽量で通気性が良いアッパー
ハイパースピードは厚底シューズの中でもかなり軽量に感じるシューズです。これはアッパーの生地が薄くなっており、大きめな通気孔を配したメッシュになっているからです。
シューズタンもかなり薄くなっており、無駄がない作りでレーシング仕様になっています。
履いてみたサイズ感
今までのアシックスのレーシング系のシューズと大きく変わりません。日本人の足にフィットしやすい感じがします。ただ、比較的タイトめなフィット感なので、足囲が広い人は窮屈に感じやすいかもしれません。
基本的には普段履いているシューズと同じサイズでも大丈夫だと思います。
※一応ワイドモデルもあります。
ハイパースピードのレビュー
特徴的なガイドソールとフラットな形状であるため、どのような走り方でも走りやすいです。
例えば、ゆっくりジョグをするときなどリアフット(踵設置)の場合でも、転がるように接地していくので次の一歩を踏み出しやすく、脚の回転数を上げやすいです。
ミッドフットの場合も同様で、素早く母指球で蹴り出せます。
つま先が反り上がっているガイドソールは、フォアフットでも走りやすい。そのため、ある程度の速さであればスピードも出しやすいです。
普段のジョグのペースはキロ5分ほどですが、走りやすいので同じ努力量で4分30秒~4分45秒くらいで走れる感覚です。今であれば1000mのタイムは3分30秒くらいは余裕です。
現役のときなら、2分50秒~3分00秒ほどのスピードであれば問題なく走れたと思います。
ただ、厚底といってもミッドソールは比較的硬め。ナイキのリアクトやアディダスのブースト、HOKAのEVAフォームよりもかなり硬いので、慣れない内に長い距離を走ると足・脚が痛くなると思います。
※ナイキのズームフォーム、アディダスのLightSTRIKE EVAに近い硬さ・弾性です。
ちなみに、ハイパースピードの唯一の残念なポイントは、アッパーのこの部分の内側の縫製が雑なことです。ギザギザしているので裸足で履いて長い距離を走ると摩擦で血が出ます。
ハイパースピードの総合的な評価
軽量な厚底シューズで、スピードも出しやすい。この性能のシューズで1万円切っているのは、かなりありがたいですね。もはや奇跡です。
※ナイキだったら15,000円は超えてきそう。
正直、今よりもお金がなく自由にシューズが買えなかった高校時代に欲しかったです。ジョグからスピード練習(テンポ走や1000mのインターバル)までオールマイティに使えるので。
※レぺのときはもっと軽いシューズが欲しいですね。アシックスならソーティ系、ミズノならエキデンとか。
ただ、そこまで人気はあるシューズではないのが残念なポイント。大手スポーツショップのオンラインストアでは、すでにセール価格になっています。サイズはかなり揃っているのに安くなっているので、そこまで売れていないのではと感じます。
また、この構造にカーボンプレートを入れ、ミッドソールに高性能素材を採用したアップグレードモデルであるメタレーサーはかなり走りやすいと思います。
(実際に走りやすいです。)
※つまり、さらに進化したメタスピードシリーズはもっとやばい?
おすすめの人
最近走り始めた初心者の場合(まだ脚の筋肉が弱い)、ソールが硬めなので慣れるまでは足が痛くなりやすいと思います。例えば、ナイキのペガサスやボメロなどのセーフティシューズを1足目にし、テンポアップシューズとして2足目のシューズとして履くのが良いでしょう。
中級者~上級者の場合であれば、ジョグからポイント練習までで幅広く使えます。(テンポ走・LT走・クルーズインターバルまでのスピードであれば十分に対応可能。)
特にコスパを求める方におすすめです。
→シューズの消費が激しい方であれば、選びやすいモデルだと思います。