【漫画/アニメ】着せ恋(その着せ替え人形は恋をする)のアニメが色々本気だった件
出典:公式サイト
今回もがっつり漫画とアニメの内容です。
2022年冬アニメで放送された『着せ恋(その着せ替え人形は恋をする)』。
正直、ドハマりして原作も全部読んだ上でおすすめしたいと思い、ブログにします。
★ネタバレを含むので注意してください!
※筆者はアニメ始まる直前に原作全部読んだ人です!
原作ファンみたい語りますが、漫画を全部読んだのは2021年の12月です。
きっかけは、Twitterで流れてきたアニメの公式PV(第二弾)。
その以前もタイトルは知っていたのですが、全く中身を知らなかったので
「何か可愛いギャルが出てくる話」としか認識してませんでした。
そこでアニメのPVを見て、「作画が神!」と気になり出して、掲載している漫画アプリを見つけ最新話まで読み、単行本の最新巻まで読む
という流れです。
●きっかけになったPV第二弾
ちなみにアマプラで全話見れます。
着せ恋とは?~あらすじ~
一言で表すと「コスプレする女の子と、コスプレ衣装を作る男の子の話」です。
そのため、衣装づくりやコスプレに関する内容がかなり詳しく描かれています。
ちなみにWikiのあらすじはこんな感じです。
実家が「雛人形店」を経営し、雛人形の顔を制作する頭師という職業をしている祖父がいるという環境が影響し、雛人形制作が趣味の男子高校生と、見た目はギャルだがコスプレ好きのオタク美少女が、コスプレ衣装作りを介して親密になっていくさまを描く。
原作漫画は2018年3号から「ヤングガンガン」にて、現在まで連載中です。
※先程のPVは2分間と少し長めで、しっかりとあらすじを説明しているので、ぜひ見てみてください。
アニメ放送
今年(2022年)の1月からアニメが放送され、先日最終回が放送されました。
制作は「CloverWorks」。非常に作画クオリティが高いということで話題になりました。
※A-1 Pictures高円寺スタジオが改称・ブランド化した制作会社(株式会社CloverWorks)。
CloverWorksの主な作品は次の通り。(自分が見た作品から抜粋)
- ダーリン・イン・ザ・フランキス
- 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
- Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-
- ホリミヤ
※ちなみに4月から放送する「SPY×FAMILY」も。
個人的には、物語前半までかなり丁寧に作り込んでいるので感動しました。
コスプレ衣装が完成したのが5話なので、「ペース配分大丈夫?」と少し心配するほどです。※ちなみに2話でいきなり水着回です。
なんというか、せくしーでありながら健全なアニメですね。
アニメの話数と原作巻数の相関は次の通りです。
アニメの最終巻が5巻のラストだったので、続きが気になる人は6巻から読むのがおすすめです。
着せ恋アニメのおすすめポイント
本記事のタイトルの項目です。アニメを見ていると、大袈裟に言えばスタッフ陣の「良い作品を作ろう」という愛やこだわりを感じます。
キャラが動いている!
何を当たり前なことを、、、、と思うかもしれませんが、
原作準拠な作品だけに、漫画のキャラがアニメで動いているんです!
それだけで感動というか嬉しいというか。
大学のときに後輩が『偽物語』のアニメ化が決まったときに
「アニメのクオリティとかどうでもいいんです。動いているキャラが見られれば。」
と言っていたのを思い出しました。
正直、人気作がアニメ化したとき、「原作の方が良かった」という残念な声を聞くことはありますし、自分もそう思ったことはゼロではありません。
また、原作を忠実に再現しただけで、何も+αがない作品もあります。
ただただ「アニメとして消化しているだけ」みたいな。
しかし、着せ恋は原作ファンが見ても納得できる作品だと思います。
それは、原作に忠実でありながら、
「きっと海夢ちゃんならこんな反応するな」「五条くんならこうするよね」
という、原作に描かれていない部分がアニメでは見事に補完されていて、
完成度・クオリティを高めています。
原作には原作の良さがあって、アニメにはアニメの良さがある。
つまり、2つ合わさることでさらに良くなる!という感じです。
また、アニメのオリジナルのシーンもあり、個人的には「江の島のトンビ」には少し感動しました。
江の島付近の高校に通っていた身としては、屋外で飯を食うと必ずヤツがやってくるんですよね。そういうところまで再現されています。
※アニメならではの演出。空から落ちてくる系ヒロイン。原作は多分、ここまでの事故ではない。鉄山靠でもくらったんか?
※喜びの舞、というか跳躍。高さが出ています。
とにかく絵が綺麗!
この作品において「綺麗」という言葉は非常に特別なもので、
物語に大きく影響を与えるキーワードでもあります。
だからこそ、あえて言わせて欲しいのが、作画のクオリティが凄くて
超綺麗。
※今作のメインヒロイン。読者モデルのシーン。
※ジュジュ様が一番可愛いのでは?
原画さんに職人がいるっ!
絵が綺麗なだけでなく、アニメーション=動きも丁寧に描かれているのも魅力です。
多分、原画さんの中にこだわりが強い職人さんがいると睨んでいます。(お〇ぱい職人が、、、)
※詳しくは2話を見てください。言っている意味が分かると思います。
アニメは構造的に、綺麗に動かそうとしたら必然的に原画の枚数が多くなる=工数が増える→大変、ということなので、動きがスムーズなアニメを作るのは大変なんです。
また、その「動き」について知識がないと描けないので、やはり職人がいるのでは。。。と。
ちなみに原画数の量の参考になる意見はこちら。
原画枚数が「バケモノ」と言われた作品をまとめてみた(30分アニメに必要な原画枚数は約1500枚と言われている) pic.twitter.com/iHUkun6My6
— aga-yuu (@Agayuu0315) 2020年8月24日
2期の可能性を考察
気になる続編(2期)ですが、多分あると思います。
有名な複数のイラストレーターがファンアートをたくさんアップしているなど、各所で盛り上がりを見せているため、かなり濃厚だと思います。
原作漫画のストック
今回のアニメでは5巻の内容まで放送されました。しかも、5巻のラストぴったりまで。
放送内容を詳細まで考慮しなければ、10巻までのストックが必要になる計算です。
ちなみにアニメ最終回の直前に単行本の最新9巻が発売。
各巻数の発売日から次の新刊が出るまでの期間は約半年だと考えると、今年の9月頃に新刊が出る見込みです。
ストックが十分にある状態で制作するとなると、夏ごろまでに何かしらの発表があるのでは、、、
(実際に、現在進行形で制作が進んでいる可能性もあると思います。)
★最新9巻
アニメOPの未登場衣装
着せ恋のOPの冒頭を見てみると、全部で7つの衣装が登場します。
その中で、登場していないものは一番右の衣装です。
正直、「OPにある衣装はやるだろう」と思ってました。また、アニメのOPはこちらから。
●アニメOP(ノンクレジット)
まぁ、サビはリズきゅんまでだったので、コスプレするのは「5巻の終わりくらいかなー」と思ってました。
OPでわかながリズだけ手握り返してるの笑顔になる
— 福田晋一 (@fukudashin1) 2022年1月29日
※作者も気に入っているシーン
謎の衣装の正体はヌル女2の黒江雫の和装(文化祭の喫茶衣装)です。
単行本での登場回は、6巻の冒頭(第40話)から
制作陣の「におわせ」と捉えるのは少し考え過ぎでしょうか。
ここまで「着せ恋」の紹介をしましたが、肝心のアニメはアマプラで見れます!