【観葉植物】『窓』がある植物にはまった話【ハオルチア】
植物に「窓」?何のこっちゃ?
と思う方は多いでしょう。
サボテンの仲間である多肉植物の1種『ハオルチア』は、葉の先が透明になっています。この透明の部分のことを「窓」と呼びます。
ハオルチアは、どちらかというとサボテンよりもアロエに近い構造をしています。他の植物にはあまりない独特な見た目は魅力的です。
窓の役割
ハオルチアの葉先にある窓は、光を取り込む役割を担っています。この窓から取り入れた光を使って光合成をし、成長するためのエネルギーとして利用しているのです。
ここからは、今育てているハオルチアを紹介します。
ハオルチア ミラーボール
ハオルチア ミラーボールは初めて育て始めたハオルチアです。代表的な種類である「オブツーサ」に近い品種であり、葉先が三角になっています。
日当たりの条件が良いと綺麗な紫色になるそうです。 霧吹きをかけてから光を当てると、名前のミラーボールのように輝きます。
玉扇(ぎょくせん)
かなり変わった形のハオルチアの種類です。名前の通り、扇状に成長するハオルチアであり、葉先は真横に切断されたような形であり、断面が窓になっています。
玉扇の葉は肉厚なので、ハオルチアの中でも存在感があります。
ハオルチア トゥルティオルム
ハオルチア トゥルティオルムはハオルチアの中でもレツーサ系と呼ばれる種類です。ハオルチアの中でもかなり葉が太く肉厚なのが特徴です。玉扇とは違い、ロゼット状(放射線状)に成長するタイプであり、窓も大きいので存在感も大きいです。
ハオルチア ラカン
ハオルチア ラカンは肉厚な葉の枚数が多く、1枚1枚の葉がしっかりとしている硬い印象を持つ種類です。表面はザラザラしていますが、窓はあり角度によっては綺麗な透明で輝きます。
ハオルチア 竜麟・ヴェノーサ
ハオルチア 竜麟は名前の通り、竜のウロコのような強そうな見た目をしている種類です。日光が強すぎるとすぐに紫色に変色し、さらに不気味な見た目になります。少し葉が傷んでいるのが残念なところ。
生命力が高く、購入した時点で子株が5つもありました。少し子株は徒長気味なので頑張って綺麗な形にしていきたいです。
ハオルチア エメリアエ
ハオルチア エメリアエは、レツーサ系のような見た目でありながらラカンのように表面がザラザラしています。100円くらいで売っていたので衝動的に買ってしまいました。しかし、株が小さいからか光を求めて徒長しやすいのが悩みです。
育てるのは難しい?
結論からいうと、ハオルチアを育てること自体は簡単ですが、キレイにするのが難しい植物です。ここからは、ハオルチアの育て方について簡単に紹介します。
一番難しいのは日光
ハオルチアは日光が好きな植物ですが、強光だと日焼け(葉焼け)をしてしまい赤色や紫色に変色してしまいます。反対に日光が十分でないとすぐに徒長してしまい、ひょろひょろした見栄えの悪い姿になってしまいます。
屋外で育てるときは直射日光が当たらないように遮光材を使い、屋内で育てるときはライトで光量を補うのがおすすめです。
形を綺麗にしたいなら空中湿度を高める
ハオルチアの葉は空中湿度によって状態が大きく変わります。乾燥した状態が続くと細く萎んでしまい、十分に湿度が保たれているとふっくら状態になります。湿度を保つためには定期的に霧吹きをかけるか、クリアケースなどで蓋をするのがおすすめです。
水やりは表面が乾いてから数日後に
ハオルチアは比較的水を好む植物ですが、水をあげすぎると徒長しやすくなったり、根腐れしやすくなったりします。そのため、水やりは用土の表面が乾いてから数日後にあげます。
ハオルチアは見た目よりもしっかりとした太い根を張る植物ですが、水をあげすぎると太い根がぶよぶよになってしまい、やがて腐ってしまうので注意しましょう。
初心者は育て方の本を用意するのがおすすめ
ハオルチアは綺麗に育てるのが難しいと感じやすい植物です。実際に、気を抜くと徒長しやすいので、育て方が書いている本を用意するのが安心です。
12か月栽培ナビ
この本は12か月間、それぞれの季節に合わせた育て方を案内しています。植え替えに適した時期や季節ごとの水やりについても紹介しているのでおすすめです。
ハオルシア美しい種類と育て方のコツ
この本は種類ごとに適した光量や育て方の基本などを紹介しています。ただし、ハオルチアの写真の量が多いので、どちらかというと図鑑や写真集のような感じの本です。