体重の増減(大前提と太りにくい体とプラン)+物凄く言いたいこと
どうも。はげぼうずです。
最近、友達から
「太ってきたので、痩せたい」と相談を受けました。
というわけで今回は表題の通り、「体重の増減」について。
まず、大前提ですが、体重が変わるのは基本的に、
↓のような仕組みになります。
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◆体重が増える
→摂取エネルギー > 消費エネルギー
➤ 食べた分 > 動いた分
◆体重が減る
→摂取エネルギー < 消費エネルギー
➤ 食べた分 < 動いた分
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実際は、運動すれば汗もかくので、水分なども体重変化に関わってきますが、
汗かいた分、水分補給をすれば戻るので、エネルギー以外は一旦無視します。
このとき重要なのは、体重は減っているけど、
「減っているのは脂肪だけとは限らない」
ということ。
簡単に言うと筋肉も燃焼され、エネルギーとして消費されてしまう。
※脂肪と筋肉がどれくらいの割合で燃焼・消費されるかは、
いくつもの要素が複雑に絡んでいるので、非常に難しいバランスになります。
正直、食欲は人間の三大欲求なので、我慢する・抑えるのは難しいと思います。
オススメとしては、
摂取エネルギーはそのまま(もしくは少し見直す)で、
「消費エネルギーを増やす」方向性の方がいいと思います。
「消費エネルギーを増やす」というのも、
運動を始めるのが億劫だ、という方は多いと思います。
ただ、
「今までと同じように食べて、運動せずに体重を落としたい。」
という我儘はかなり無理があると思います。
個人的にも、実際スポーツクラブで働いていたときには、
「太りにくい体づくりを目指していきましょう。」と提案をしていました。
実際に、僕は「太りにくい体」です。
もちろん遺伝や体質による部分はありますが、運動・トレーニングで改善できるので、
今回はその仕組みについてです。
◆体重が減る
→摂取エネルギー < 消費エネルギー
とお伝えしましたが、具体的に消費エネルギーの増やし方なんですけど、
ずばり、
「基礎代謝を上げる」です。
基礎代謝:何もせずにいても、体が勝手に消費してしまうエネルギーのことです。
例えば、一日中寝ていたとしても、
心臓は動いて血液は巡り、髪の毛やヒゲとかも勝手に伸びる・生える。
お肌なども入れ替わっている。
↑のような活動や、生命活動を維持する働き全てにエネルギーは使われています。
特に、大きな役割を持っているのが
筋肉です。
実は、体の熱を生んでいる体の部位は筋肉です。
筋肉はエネルギーを消費し、熱を生んでいます。
簡単に言うと、「筋肉はあるだけでエネルギーを使う」ということです。
つまり、基礎代謝量が高い=筋肉量が多い(または多く使われている)
そして、太りにくいということです。
相談をしてきた友達が「セルジオくん(あだ名)」なので、
セルジオくんは
「昔は52㎏しかなかったのに、今は56㎏になっちゃたから、元の体重に戻したい。」と。
彼の中では、増えた分だけ「走って」脂肪を燃やし、体重を元に戻す。
というプランがあったんですが、
実はそれ、太りやすい体になってしまう危険性があるんです!
理屈は、
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※摂取エネルギー(食べる量)は変わらないものとする。
①走ることによって、消費エネルギー<増>
②消費エネルギーが増えることによって、体重<減>
ここまでは、いい感じに聞こえるんですが↓が重要で、多くの方が意識していない・知らない部分
③体重が減っているが、減っているのは脂肪だけではなく、筋肉も燃焼・消費されているので、基礎代謝<減>
④体重が目標に達したので、走るのをやめた。
⑤走ることをやめたので、運動による消費エネルギーは以前と変わらないまま、
基礎代謝が減っているので、
日々の消費エネルギー<減>➤太りやすい体の完成!
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という感じです。
スポーツクラブ時代も「体重を減らしたい」という方が圧倒的多数。
「物凄い言いたいこと Part1」は、
「体重を減らしたいんですか?カッコいい体になりたいんですか?」
体重を減らしても、筋肉も落ちているので、見映えは悪くなりそうです。
ただ、今と同じ56㎏でも
・脂肪>筋肉の56㎏
・脂肪<筋肉の56㎏
であれば見映えは全然変わってきます。
<参考画像>
※引用:「ダンベル何キロ持てる?」第6話 ラットプルダウン P.4
ここで、具体的なプラン
52㎏→56㎏であれば、体にとって余分なものが4㎏
①まず基礎代謝・筋肉量を上げる・増やすためにトレーニングを行う。
56㎏→60㎏
➤太りにくい体にする
②筋肉量を維持しながら、余分なものが4㎏を落とすために
有酸素系トレーニングを行う。
➤脂肪を燃やして体重を減らす
③目標の56㎏になったときに、自分の理想と比べてどうか確認する。
目標達成:筋肉量を維持するだけのトレーニングを継続する
物足りない:有酸素系トレーニングを継続して体を絞っていく。
「物凄い言いたいこと Part2」は、
こういう話をすると必ず出てくる、
「ボディビルダーみたいにムキムキにはなりたくない。」
→「ならねぇよ!」
何度心の中で叫んだことか、、、
これは「俺、本気だしたら桐生くんより速いし。」(※100mの桐生祥秀選手)
って言っている人と同レベルだと思っています。
また、見事に、ピンポイントに代弁してくれている漫画がありましたので、↓どうぞ
<参考画像>
※引用:「ダンベル何キロ持てる?」第6話 ラットプルダウン P.9
もちろんトレーニングの手法によっては、筋肉が大きくなったり、絞れたりするので、
簡単なトレーニングの種類はまた別の機会に。