【アニメ名言】十二大戦『失井さん』の心に残る言葉
※これもnoteに上げていた記事です。
※十二大戦10話。
「丑」の戦士、失井(うしい)さんと
「寅」の戦士、妬良(あいら)との会話より。
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寅:
『どうすれば、そんな風に正しいことができるんでしょうか。
迷わず、不安を感じず、間違わずに、正しいことができるんでしょうか。』
丑:
『1.まず、正しいことをしようとするだろう。2.次に正しいことをする。
以上だ。』
寅:何だ、その天才過ぎる理論。
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丑:
つまり、『正しいこと』というのは、『しよう』と思わなければできない、
ということなのだがね。
人は何となく間違う。流れに沿って悪へと落ちる。
理由もなく、思想もなく、思い切りもなく、
気づいたときには当たり前のように道を誤るものだ。
しかしね。
それに相反して、
「気づかないうちに正しいことをしていた」とか、
「いつの間にか善行を働いていた」とか、
「うっかり良いことをしていた」とか、
そういうことはない。
絶対にない。
意思がなくては正しさはない。
正しい行動には、正しい意思が不可欠なのだ。
正しいことは、しようと思わなければできない。
もし、君が正しいことができなくて苦しんでいるのだとすれば、
それは君が、正しいことをしようと思っていないからだ。
正しいことをしなくていい理由はいくらでもある。
迷う材料は山ほどあるし、不安材料も売るほどある。
人のせいにするのもいいし、社会のせいにするのもいいだろう。
時代のせいにだって、運のせいにだってできる。
だが、正しいことをしていない人間は、
できないのではなく、やらないだけだということを自認すべきだがね。
君も全く、無理に正しいことをしなくていいが、
それは、できないわけではなく、
やらないことを選んだのだということを、ゆめゆめ忘れぬことだ。
正しき者は皆、
1.すると決めて
2.する
きちんと段階を踏むことだ。
1の段階にいながらにして2を悩むのは、愚の骨頂だがね。