【陸上コラム】最近、ランニングのスパッツ人口が増えている気がする
最近では、短距離選手だけでなく長距離選手でもスパッツを着てレースに出る人が増えてきた気がします。
個人的には、2017年のマラソン2時間切りチャレンジの「Breaking2」で、キプチョゲ先生を始め、サポートメンバーの多くがナイキのスパッツを着ていました。
少なくともキプチョゲ先生は、2015年のベルリンマラソン「インソール飛び出し事件」のときはランパンを着ていたのを覚えています。
【ベルリン・マラソンといえば・・・・】
— Rolows ロローズ (@Rolows_13) 2018年9月13日
2015 ベルリン・マラソン
『キプチョゲ インソール 飛び出し事件』だよね!
当時、普通にテレビのニュースで報じられていた。。。。
因みにシューズは『Prototype streak 6』
「超速そうなシューズだ!」という印象をもった。。。。。 pic.twitter.com/ho9cUPV3LB
世界的にもレースでスパッツを使っている人は段々増えていって、国内では2018年のホクレンディスタンスチャレンジで大迫くんが着てたのが1つのきっかけになっているんじゃないかと思います。
大迫傑 2本目終了。#ホクレン士別 #10000m pic.twitter.com/qylfIo6xQw
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2018年7月14日
あの練習みたいに走ってたときのやつ。
この後、レースのスパッツ人口が急激に増えた気がします。
で、このスパッツで特に着ている人が多く、高性能なのが
『2XU(ツータイムズユー)』のスパッツです。
2XU(ツータイムズユー)のスパッツとは
こんな感じのスパッツで、右脚側に「X」の文字が書いてあるやつです。
着ている選手は最近多いので、レースで見る機会も増えてますね。
東国大の伊藤くんのスパッツを見る限り、右脚には学校のマークが印刷されているのでチームで作っているっぽいですね。
2XUのメリット
基本的には、一般的なコンプレッションウェアと同じで、筋肉の疲労・痛みを軽減、パフォーマンス向上、機敏性の向上などの効果があります。
そして特徴的なのが裏面。
裏面は特殊な形状をしていて、ほど良い圧迫で血流を促進する。という仕組みです。
公式サイトでは、
・最大パワーが5%増加
・大腿四頭筋への血流が18%増加
・10キロのランで、タイムが10.6秒縮まる
と案内しているので、パフォーマンスを高めたい人全般におすすめです。コンプレッションウェアでも、マラソンでも使えるのは大きなポイントだと思います。
正直、かなり動きやすいです。特にウェイトトレーニングやっているときに効果を実感します。何かサポートされている感じが。
レースに限らずできるなら練習でもガンガン使いたいと思えるスパッツです。
2XUのデメリット
2XUはメリットが多く、正直、一度来たら普通のスパッツには戻れないです。
ただ、大きなデメリットがあってですね。
めちゃくちゃ高い。
調子に乗って2つ買いましたが、1つ11,000円もします。
まぁ、コストパフォーマンスで考えると、パフォーマンス最高なので着てみると決して高いとは感じないです。トップの選手が着る理由が分かります。
ただ、2,000円~3,000円が相場のスパッツの3~5倍と考えるとかなり高いでしょう。
レース用かTTなどの本格的な練習用として、1つ持っておくのがおすすめです。
まぁ、着心地が良いので筋トレするときにも使ってますけど。。。
ナイキ派の人なら『ナイキ エアロスイフト』
全身がナイキの人であれば、ナイキのスパッツを履きたいと考える人も多いはず。
実際にナイキのタイツ(エアロスイフト)は履き心地が柔らかく、脚の動きを邪魔しないので走りやすいです。
また、タイツの中にはインナーが入っているのも履き心地が良くなっている大きな要因でしょう。
どっちも使うのが良いんじゃない?
スパッツは使い続けると生地が伸びてきて、圧力が弱まってきます。2XUも使い過ぎると、コンプレッションの効果が弱くなるので、大事に使いたい人はレース・TT用として使い、普段の練習はナイキプロを使うのが一番バランスが良いと思います。
今までスパッツを着たことがない人であれば、ナイキプロがおすすめです。高性能でも、そもそもスパッツ自体がダメという人もいるので。
ちょっと良いやつが欲しいなと思ったときは、2XUが超おすすめです。