市民ランナーが5000m13分台で走れるのか試してみた。

市民ランナーの活動記録・練習案・レースレポ。たまにアニメとマンガ。あと園芸を少々。

【トレーニング】キプチョゲの2017年ベルリンマラソン前のトレーニングを日本語訳にしてみた

キプチョゲ

出典:WA公式サイト

キプチョゲの2017年ベルリンマラソン直前のトレーニングを見つけたので、日本語訳にしてみました。

レーニングの内容を見てみると、1週間にファルトレク1回、テンポ走1回、トラック練習が1回ずつ入っています。

その間に、ハーフマラソンの距離を70分~72分で走る日もあるため、中強度のペースで走る距離が非常に長いのが分かります。

※これくらいのペースでは大きなダメージを受けない?

午前中はハードな内容であり、午後はゆっくりなジョグ(それでもキロ4分ほど)であり、全日休養日は1日もありません。

 

このメニューをそのまま実施するのは身体の負荷が大きいためおすすめしませんが、メニュー作りの参考にしてみてください。

スマホの場合は画面を横にしてください。

  AM PM
8月10日(木) ・30.8km テンポ走: 1時間42分
※30kmを意味しますが、コースが部分的に泥だらけだったため、迂回ループをとらなければならず、スタート地点である30.8kmに戻ってしまいました
10km ジョグ(40分)
8月11日(金) 16km ジョグ~少し速め (70分) 10km ジョグ(40分)
8月12日(土) 【ファルトレク】
・10分 ウォーミングアップ (1.9km)
・4x10分(rest2分)
設定ペースは平均キロ3分ほど
(下り坂:キロ2分45秒~50秒、上り坂:キロ3分10秒~15秒)
※インターバルはかなり遅いジョグ
・15分 ジョグ クーリングダウン (2.2km)
12kmジョグ (50分)
8月13日(日) ・22km (78分)  
8月14日(月) ・21km (70分)
少し速め (エルドレット–フラットコース、主に道路)
10km ジョグ(40分)
8月15日(火) 【トラック練習】
・15分 ウォーミングアップ (3.1km)
・1200m(3分25秒)ジョグ、5x1km(2分55秒)90秒、3x300m(40秒~42秒)60秒、2x200m(27秒)60秒、
・15分 クーリングダウン (3km)
 
8月16日(水) ・18km ジョグ~少し速め (71分) 11km ジョグ (44分)
8月17日(木) ・40km テンポ走: 2時間26分
※非常に厳しいコース、劣悪なコンディション(泥だらけなど)
 
8月18日(金) ・18km ジョグ~少し速め (70分) 10km ジョグ (39分)
8月19日(土) 【ファルトレク】
・10分 ウォーミングアップ (2km).
・30 x (1分間走、1分ジョグ)
設定ペースは平均キロ2分45秒
インターバルはジョグ
クロスカントリーコース
・15分 クーリングダウン (2.8km)
 
8月20日(日) ・20km ジョグ~少し速め (77分)  
8月21日(月) ・21km ジョグ~少し速め (72分) 11km ジョグ (43分)
8月22日(火) 【トラック練習】
・10分 ウォーミングアップ
・12x800m
設定ペース:2分10秒 rest:90秒
→2分13秒, 2分11秒, 2分13秒, 2分10秒, 2分11秒, 2分10秒, 2分10秒, 2分09秒, 2分11秒, 2分10秒, 2分09秒
・10x400m
設定ペース:62秒 rest:90秒
→64秒, 64秒, 63秒, 64秒, 62秒, 62秒, 61秒, 62秒, 61秒, 61秒
・10分 クーリングダウン
 
8月23日(水) ・18km ジョグ~少し速め (77分)
キロ6分で始まり、ラスト5kmはキロ3分30秒
10km ジョグ (41分)
8月24日(木) ・30km テンポ走: 1時間38分
※今日は良い状態で、かなり乾燥しています。
コースは起伏がありますが、それほど厳しくありません。
 
8月25日(金) ・18km (76分)
キロ5分45秒で始まり、ラスト6kmはキロ3分30秒
 
8月26日(土) 【ファルトレク】
・10分 ウォーミングアップ (2km)
・18 x (3分間走、1分ジョグ).
設定ペースは平均キロ3分
※標高2,400m
インターバルはゆっくりなジョグ
・15分 クーリングダウン (2.8km)
 
8月27日(日) ・22kmジョグ~少し速め(83分)  
8月28日(月) 21km 少し速め (71分)
※エルドレット(フラットコース)
11km ジョグ (43分)
8月29日(火) 【トラック練習】
・15分 ウォーミングアップ (3.1km)
5セット(2km 5分45秒~5分50秒, 1km 2分50秒)
rest:100mジョグ、セット間:100mウォーク
・15分 クーリングダウン (3km)
 
8月30日(水) ・18km ジョグ~少し速め (72分) 11km ジョグ (44分)
8月31日(木) ・40km テンポ走: 2時間13分  
9月1日(金) ・18km ジョグ~少し速め (74分) 10km ジョグ (41分)
9月2日(土) 【ファルトレク】
・10分 ウォーミングアップ (2km)
・25 x (1分間走、1分ジョグ)
設定ペースは平均キロ2分45秒
インターバルはジョグ
クロスカントリーコース
・15分 クーリングダウン (2.8km)
 
9月3日(日) ・20km ジョグ~少し速め (77分)  
9月4日(月) ・21km 少し速め (71分)
※エルドレット(フラットコース)
11km ジョグ (45分)
9月5日(火) 【トラック練習】
・15分 ウォーミングアップ (3km)
・13 x 1km
設定ペースは平均2分50秒
※2分53秒から始め、2分45秒まで上げる
インターバルは90秒
・15分 クーリングダウン (3km).
 
9月6日(水) 18km 少し速め (75分) 10km ジョグ(40分)
9月7日(木) 30km テンポ走: 1時間42分
クロスカントリーコース
 
9月8日(金) 16km ジョグ~少し速め (63分) 11km ジョグ (40分)
9月9日(土) 【ファルトレク】
・10分 ウォーミングアップ (2km)
13 x (3分間走, 1分ジョグ)
設定ペースは平均キロ2分55秒~3分00秒
クロスカントリーコース
インターバルはゆっくりジョグ
・15分 クーリングダウン (3km)
 
9月10日(日) ・22km ジョグ~少し速め (83分)  
9月11日(月) ・21km 少し速め (71分) 10km ジョグ(40分)
9月12日(火) 【トラック練習】
・15分 ウォーミングアップ (3km)
・14 x 800m
設定ペースは2分10秒~2分12秒
インターバルは90秒
・15分 クーリングダウン (3km)
 
9月13日(水) ・18km 少し速め (75分) 10km ジョグ(40分)
9月14日(木) ・40km テンポ走: 2時間15分
クロスカントリーコース
 
9月15日(金) ・18km ジョグ~少し速め (74分) 10km ジョグ (41分)
9月16日(土) 【ファルトレク】
・10分 ウォーミングアップ (2km)
・20 x (2分間走、1分ジョグ)
設定ペースは平均キロ2分50秒~2分55秒
インターバルはゆっくりジョグ
・15分 クーリングダウン (3km)
 
9月17日(日) ・20km ジョグ~少し速め (77分)  
9月18日(月) ・21km 少し速め (71分)
※エルドレット(フラットコース)
11km ジョグ (45分)
9月19日(火) 【トラック練習】
・15分 ウォーミングアップ (3km)
・12 x 400m (90秒rest)
設定ペースは63秒~64秒
※リズムに焦点を当てたリラックスしたトレーニン
 
9月20日(水) エルドレットからベルリンへ出発  
     
9月24日(日) ベルリンマラソン:2時間03分32秒  

 

※原文はSweat Eliteより

 

https://www.sweatelite.co/eliud-kipchoge-full-training-log-leading-marathon-world-record-attempt/

 

【簡易版】同じリズムでスピードよりも距離を重視するパターン

・午前:70分ジョグ

・午後:40分ジョグ

・午前:70分ジョグ

・午後:-

・午前:70分ジョグ

・午後:40分ジョグ

・午前:100分ジョグ

・午後:-

・午前:70分ジョグ

・午後:40分ジョグ

・午前:70分ジョグ

・午後:-

・午前:70分ジョグ

・午後:-

 

【発展版】本トレーニングに近い意味を持つメニューの組み立て

・午前:70分ジョグ

・午後:40分ジョグ

・午前:【トラック練習】1000mのインターバルなど

・午後:-

・午前:70分ジョグ

・午後:40分ジョグ

・午前:【テンポ走】30km~40km

・午後:-

・午前:70分ジョグ

・午後:40分ジョグ

・午前:【ファルトレク】1分~3分×20など

・午後:-

・午前:70分ジョグ

・午後:-

 

有酸素トレーニングを始め、各練習の意図・目的を詳しく知りたい方は、こちらを参考にするのがおすすめです。

【トレーニング】1500mで3分台を出す・4分を切る方法を考えてみる

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1500m3分59秒99と4分00秒00。

個人的には、800mの2分切り、1500mの4分切りと同じくらい大きなインパクトがあります。

実際に、高校生であれば1500mで3分台を出せば、県大会から先のステージが見えてくるレベルだと思います。3分台を出すことで自信がつき、800m・5000mなど他の種目でもジャンプアップできるきっかけにもなるでしょう。

僕の自己ベストは4分08秒(非公式)なので、自分のためにも1500mで3分台を出す方法を考えてみたいと思います。

1500mはスピードと持久力のバランスが大事

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1500mのタイムを縮めるためにはスピード養成と持久力養成、両方をバランス良くトレーニングする必要があります。スピードと持久力のバランスは個人差があるので、自分に合った練習を選択する意識を持つことが大切です。

圧倒的に持久力の方が優位

1500mは競技時間が4分~5分ほど(ここでは3分台を狙う方なので)と有酸素優位の種目です。そのため、スピードと持久力の2択であれば、持久力を優先して鍛える必要があります。

ラストスパートをかけるためにも、持久力は必要になるためスピードに自信がある方でも持久力養成のトレーニングは行いましょう。

少なくとも1500mで4分前後で走る場合は、持久力を重点的に鍛える方が突破できる可能性は高いです。

現在スピード練習を中心に行っている方は、ジョグの距離を伸ばしたりなど有酸素系のトレーニングを意識するのがおすすめです。 

※有酸素系を高めたい場合は、この本を読むのがおすすめです。

ランナーのタイプ別の練習コンセプト

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1500mのランナーの場合、800m型のスピードランナーか5000m型の長距離ランナーに分けられます。それぞれのタイプに応じて練習のコンセプトは変わってくるので、自分に合った練習内容を押さえておくのがおすすめです。

5000m型のランナーであればスピード練習のペースを上げる

 5000m型のランナーであれば、通常の練習(ロングラン・テンポ走・1000mのインターバル)はそのままで、ショートインターバルのペースを上げます

むしろ、テンポ走や1000m以上のインターバルのペースを上げると、強度が高くなり過ぎてしまい怪我のリスクが高くなるので、距離や本数を増やすようにしましょう。

これは、持久力を高めるためにはペースを上げるよりも刺激時間を多くする方が効果があるからです。

例えば、1000mのインターバルの場合は3分00秒~3分05秒ほどで、3本→5本→6本、、、という具合で行っていきます。

そして、スピード練習、400m×10~15本などのトレーニングを行うときは、タイムを72秒→70秒→68秒→66秒、、、といった具合に上げていきます。

設定タイムが遅いときは、200mを32秒のペースで楽に走る練習をしておくと、スピードとペース感覚を養いやすいです。 

そもそも200m32秒が速く感じる場合は、さらに短い距離のトレーニング(短距離的なトレーニング)を行いましょう。

800m型のランナーであれば、ロングジョグを取り入れる

800mの練習をしている場合は、そのままスピード系のトレーニングを行いロングジョグを取り入れていきます。今まで持久系のトレーニングを行っていなかった場合は、長いジョグでもきつく感じると思うので、40分ジョグ→60分ジョグなどと少しずつランニングの時間を長くしていきます。

ダニエルズのランニングフォーミュラでは週1回ほどのペースで16kmのロングランが入ります。  

800mでも有酸素能力が重視されるため、有酸素系のトレーニングを行うことで800mのパフォーマンスも改善される可能性も高いです。 

筋持久力を身に付けるトレーニングをする

400m64秒というペースは、3分台を狙う選手にとって速いと感じなくてもすぐにきつくなるペースと感じる方が多いのではないでしょうか。

実際に、800m2分08秒と聞くとそこまで速い印象をあまり感じず、1000m2分40秒だと少し速く感じてくるでしょう

このように、1500mで3分台を出すときは速いペースを維持できる持久力が必要です。

具体的な練習は、閾値ペースのクルーズインターバルで1600mを3本~5本走ります。(Rest:1分)

最初はかなりきついと思うので3本など本数を少なくするか、Restを2分~3分ほどで様子を見るのがおすすめです。

慣れてきたらペースを上げずに本数を増やしていくと良いでしょう。

有酸素能力を高めるトレーニングは必須

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1500mを走る上では、有酸素能力を高めるトレーニングは必須です。また重要なことは有酸素能力を重点的に鍛える時期を設け、有酸素能力が高まった後に無酸素系のトレーニングを鍛えることです。 

少なくとも6週間~10週間ほどは有酸素能力を鍛える期間を設けます。

毛細血管とミトコンドリアの量が増える

長距離のランニングを行っていると、持久系の筋肉(遅筋)だけでなく心肺系の能力が向上します。これは、有酸素運動を行うことで体がより多くの酸素を全身に供給しようとするため、体内の毛細血管が増えます。

毛細血管が増えることで全身の血液(酸素)の供給量が増すため、持久力が高まります。また、体で酸素を使っているのは細胞内に存在しているミトコンドリアです。

ミトコンドリアは主に糖質と酸素から、エネルギーを取り出す器官であり、独自DNAを持ち分裂して増えます。つまり、ミトコンドリアが増えることでエネルギーを多く摂り出せるようになります。

このように毛細血管とミトコンドリアが増えることで、1呼吸当たりの酸素を有効活用できるようになり、運動を継続しやすくなるのです。

有酸素運動を継続して行っていると、体は運動を続けられる体に変化しようとして有酸素能力が鍛えられるのです。

有酸素運動の目安は、ざっくりとしていますが「息切れしない程度」です。

この息切れしない程度のペースで、2時間~2時間半ほどのランニングを行うと効率良く心肺機能が高められます。 

無酸素系トレーニングは有酸素能力の機能を高める

簡単に言うと、息が切れるほどのペースのトレーニングは酸素の供給が追い付いていないため、無酸素運動になります。

この無酸素運動は無酸素能力が高くなりますが、強度が高いためスピード系の筋肉(速筋)を鍛える役割がありますが、それ以外にも有酸素能力の機能を高める効果があります。

無酸素トレーニングを行うことで、細胞中のミトコンドリアの機能が高まり、より速いスピードでも効率良くエネルギーを生み出せるようになります。

この無酸素トレーニングではミトコンドリアの数自体は増えないため、有酸素運動ミトコンドリアの数を増やしてから、無酸素運動ミトコンドリアの機能を高めた方が効果を得やすいのです。

無酸素系のトレーニングの頻度は週2回ほどに抑えることも大切です。回数が多くなり過ぎると、体の負担が大きくなり故障を招くだけでなく内臓系にもダメージがあり、モチベーションの低下(無気力)に繋がる可能性もあります。

詳しくはこちらの書籍が参考になります。(再)

レーニングペース

1500m 3分台 トレーニングペース

 こちらはダニエルズのランニングフォーミュラのVDOTを元に1500m4分00秒00のタイムで計算したトレーニングペースです。

こちらは1500m4分00秒00のペースの方のトレーニングペースなので、3分台を狙う方はこれよりも遅いペースになります。 

1500mと同等のパフォーマンス

1500m 3分台 同等パフォーマンス

こちらは1500mを4分00秒00と同等のパフォーマンスを示したものです。5000mであれば14分53秒で1500mに特化した練習をすれば、4分00秒00を出せる可能性が高いことを表します。

3000mや5000mのレースを狙っている方は参考にしてみてください。

具体的な練習メニュー案

【レース準備期】

①800m×6(Rest:400jog)

2分22秒~2分24秒

②1000m×5(Rest:3分jog)

2分58秒~3分05秒

③600m×5+200m×4(Rest:次の距離jog)

98秒~102秒、32秒~33秒

④600m×2+400m×3+300m×4(Rest:次の距離jog)

98秒~102秒、65秒~66秒、49秒~50秒 

【レース期】

①800m×4(Rest:800jog)

2分10秒~2分12秒

②600m×2+400m×2+600m×2(Rest:次の距離jog)

98秒~102秒、65秒~66秒

③200m×8(Rest:200jog)

32秒~33秒

④1000m×2+400×4(Rest:次の距離jog)

2分58秒~3分05秒、65秒~66秒

詳しくはこちら 

スピード練習は競技場で行う

1500mの練習をするときは、本番と同じ環境でトレーニングするのがおすすめです。競技場でスパイクを履いてトレーニングすると、シューズよりも負荷が大きくなり練習効果は大きくなります。(故障のリスクが高まるので強度のバランスは考えましょう。)

特に短い距離のスピードを意識したインターバルを行う場合は、スパイクで行った方がレース本番の感覚も養いやすいです。

実際に、本番のレースで脚(筋肉)が痛くなって動かなくなることがあります。これはスパイクの負荷に脚が耐えられていないので、できるだけ短い距離のスピード練習をするときは競技場でスパイクを履くことがおすすめです。

おすすめのスパイク

●アディゼロアンビション

2021年の東京オリンピックアディダス契約の中距離選手が履いていたスパイクです。

以前までは同名の長距離用シューズがありましたが、東京オリンピックを機に大幅なモデルチェンジ。

新アバンチのようにカーボンプレート(エナジーロッド)は内蔵されていないものの、前足部に「Lightstrike Pro」を搭載し、反発力とクッション性が向上しています。

ヒールが高い設計になっているため、接地時間を短縮してスピードを出しやすい作りです。

実際に、東京オリンピックでは女子の400m金メダリストがこのシューズを履いていました

現在のアディダスのラインナップを見ると、中距離ならアンビション、長距離ならアバンチと完全に住み分けています。

●アディゼロMD(アディダス

800m世界記録を出したルディシャ選手が履いているシューズ。400m~1500mに対応したスパイクで、柔らかいブーストフォームが前足部とヒールに使われているので衝撃を和らげ反発力を高めています。

ヒールが高い設計になっているので、スピードを出しやすいのも特徴。ただし、1500mを走るにしては負担が大き過ぎる可能性があります。

●コスモレーサーMD(アシックス)

アシックスの中距離専用スパイク。プレートが硬く反発力が大きいため400m~1500mまで対応。

※プレートがフルレングス(前足部からヒールまで)なので、負荷は大きめ。

フィット感が高いアッパーを使っているので、軽快に走れるようになっています。

800m型ランナーにおすすめ。

●ズームヴィクトリー(ナイキ) 

世界的に中距離ランナーの多くが愛用しているスパイク。800m~5000mまでに対応しており、ファラーなどトップ選手は10000mでも履いています。

このシリーズには「ヴィクトリーエリート」があり見た目は一緒ですが、プレートがかなり硬くなっているので、800m2分切りや1500mで3分台を狙うなら通常モデルがおすすめ。

●アディゼロ アバンチ(アディダス

同じくアディダスのスパイク「アディゼロ アバンチ」。2017年・2019年の世界陸上5000mで2連覇したエチオピアエドリス選手が履いているスパイクです。

ソール全面にクッション・反発力が高いブーストフォームが使われており、脚の負担を抑えられるので速いスピードを維持しやすいです。アディゼロMDだと負担が大きい方や、5000mにも出る方におすすめです。

ドラゴンフライ以前は、多くのナイキユーザーが使っていた長距離スパイク。履き心地はスパイクというよりかはシューズに近い感覚で、とにかく軽い(25.5cmで99g)。

ドラゴンフライが手に入りにくい状況なので、それまではマトゥンボで頑張るのもアリだと思います。ヴィクトリーよりもスピードは出ませんが、最後までしっかりと脚が残ります。 

●クロノディスト(ミズノ)
ミズノの固定ピンスパイク。1500m~10000mまで幅広く対応していて、かなり薄底であるためスピードを出しやすいです。シューズよりもタイトに作られているので、自分に合ったサイズを見つけるのが難しいかも。
ちなみに、日大の留学生『ギタウ・ダニエル選手』は関カレでこのスパイクを履き、800m・1500m・5000m・10000mを優勝して4冠を達成しました。(かなり前です) 

最後に

1500mはヨーロッパを中心に世界的に人気がある種目です。日本国内でも体力テストにある種目でもあるため、人気があるでしょう。

しかし、1500mはスピードと持久力のバランスが重要なのでトレーニングが難しい種目でもあります。有酸素運動を継続して行い、持久力をつけてから無酸素系のトレーニングを行うのが基本的な流れです。 

今回は紹介していませんが、腹筋などの体幹を鍛えることでさらに競技力を高められるでしょう。

僕も1500mでベストパフォーマンスを出せるように頑張っていきます。

 

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今使っているジョグ用のおすすめシューズ8選を紹介!

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有酸素能力を伸ばすためには、有酸素運動の範囲内でなるべく長く持続した運動を行うのがポイントです。(理想は2時間半)

そうなると、必然的にジョグの頻度は高く、時間は長くなるためランニングシューズの消耗は激しくなってしまいます。消耗したシューズで長距離を走ると、故障のリスクが高まるので注意しなければなりません。

シューズの消耗を抑えるためには、いくつかのシューズをローテンションするのがおすすめ。また、ジョグといってもペースや距離、走り方も変わってくるので、シューズを複数用意して使い分けると良いでしょう。

ここからは、実際に使っているおすすめのジョグ用シューズを紹介します。 

クリフトン7(HOKA ONE ONE)

クリフトン7(HOKA ONE ONE)

厚底シューズで有名なHOKA ONE ONEの人気シリーズ「クリフトン」。

見た目は結構ゴツいですが、持ってみると意外と軽いのが特徴です。

(写真は25.5cmで228g)

クリフトンのミッドソールはかなり柔らかく、長い距離を走っても安心感があります。ほど良く反発するのでジョグのスピードであれば快適に走れますが、スピードは出しにくいです。

リカバリージョグなどタイムを気にせずに長く走りたいときにおすすめのシューズ。アウトソールは消耗しやすい前足部とヒールに耐久性が高いラバーを使っていますが、それ以外の部分(中足部)は削れやすいので注意。  

リンコン2(HOKA ONE ONE)

リンコン2(HOKA ONE ONE)

HOKA ONE ONEの中でも軽量化されたモデル。クリフトンと同じくらいミッドソールは分厚いですが、少し硬い素材を使っていて反発力があり軽くなっています。クリフトンほどクッション性はないので、10km~20kmくらいの距離で少し速く走りたいときに使っています。

一般的な薄底シューズと比較すると、厚底なので長い距離を走っては脚には良いでしょう。 

エア ズーム ペガサス 38(ナイキ) 

エア ズーム ペガサス 38(ナイキ)

ナイキの人気シリーズのペガサスの最新モデル。 予想以上にミッドソールが分厚くて重いです。また、前足部にはZoom Airユニットというエアバッグのようなものが含まれているため、クッション性と反発性が高くなっています。

しかし、そのため走るためにパンっという音がするのが気になります。実際に走ってみると、重さは気にならないくらい快適に走れるので、長い距離でも脚のダメージを抑えて走れると思います。

ただ、スピードはそこまで出しにくいです。(短距離的な動き・練習では使いたくない感じです)

ジョグ+流し数本というセットであれば、問題ありません。  

 

ハイパースピード(アシックス)

ハイパースピード(アシックス)

今のイチオシのシューズがこのアシックスの「ハイパースピード」。

正直、学生時代に一番欲しかったシューズです。詳しくは別記事で紹介しますが、ソールの形状は「メタレーサー」に近く、弓状のガイドソールになっているため体重移動がしやすい。

自然と母指球辺りで蹴り出せるので、厚底シューズでもスピードに乗りやすいです。

そして、アッパーはレーシングシューズのように薄く軽量さに貢献しており、フィット感も高く快適に走れます。

そして何よりも、税込みで9,790円と安い!レース用であまり使わない2万円以上のシューズを1足買うよりも、ハイパースピードを2足買ってガンガン練習するのも良いと思います。

ジョグで使うときは、普段よりも速いペースで走るとき、 ファルトレクでペースに変化を持たせるときに使っています。 

ウルトラブースト20(アディダス

ウルトラブースト20(アディダス)

アディダスのブーストフォームを多く使用したウルトラなシューズです。

25.5cmで302gとかなり重いですが、慣れてくると重さは気になりません。長い距離をゆっくり走るときに使っています。

また、ドロップが10mm(ヒール 22 mm / 前足部 12 mm)になっているので、重さの割には意外とスピード出せる感じがします。(1km4分30秒くらいなら普通に走れます。)

ウルトラブースト20はデザイン性が優れているので、タウンユースでも使えるのも魅力。デザインの種類も多いので、自分好みのシューズを選びやすいです。

 ただ、定価は高い(24,200円)ですが、現在は最新モデル(ウルトラブースト21)が登場しているのでセール品を購入しやすいタイミングでもあります。

ウルトラブーストPB(アディダス

ウルトラブーストPB(アディダス)

ウルトラブーストPBはウルトラブースト20をレース仕様にしたシューズです。細かい仕様の変更があるものの、正直違いはほとんど分かりません。

最大の変更点はアッパー。ニットアッパーからセラーメッシュアッパーになり、通気性が高くさらに軽くなっています。フィット感も増してスピードを上げて走りやすくなっています。

初心者ランナーのレーシングシューズとしても使えるシューズなので、本格的なレーシングシューズの前、初めて買うレーシングシューズとしてもおすすめです。

ソーティジャパントレーナー(アシックス)

ソーティジャパントレーナー(アシックス)

脚を鍛えるためのシューズです。使用頻度はそこまで高くありませんが、通常のジョグよりも速いペースで走りたいとき、坂が多いコースを走るとき、疲労感や体の違和感が少なく故障のリスクが少ないときに履いています。

薄底シューズですが、正しく接地しないとスピードが乗らない仕様であり、シューズ本来の反発力に頼れません。そのため、走る地力がつくシューズです。  

レーニング向けのシューズで、ジョグからインターバルなどまで幅広く対応していますが、タイムは出しにくいのでスピード練習で使うとストレスが溜まるかもしれません。

ハイペリオンテンポ(ブルックス

ハイペリオンテンポ(ブルックス)

 ジョグ用のシューズではない。でも、ジョグでも使えるシューズです。

軽量性・クッション性・反発性に優れた素材をミッドソールに使ったシューズで、厚底なのに超快適に走れます。正直、「一生1つのシューズしか履けない」という条件を提示されたら、このシューズを選びます。フィット感なども含めて総合力が最も高いシューズです。

ジョグ、ロングラン、インターバルなどの速いペースでのトレーニングも1足で対応できるため、シューズの数を減らしたい方におすすめ。このシューズ1足で十分です。

ただし、高価なことがデメリットです。※定価19,800円(税込)。 

まとめ

今回紹介したシューズ以外にも、ジョグ用のシューズは多くあります。例えば、アシックスのゲルカヤノやエボライド、ナイキのボメロやストラクチャーなど。

ただ、実際に履いたことがないシューズを紹介するのも難しいので、今回は今実際に使っているものだけを紹介しました。

ランニングシューズを選ぶときの参考にしてみてください。 

おすすめの陸上関連の本13選

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学生時代に陸上部で、今でもランニングをしていると陸上関連の本の方が読みやすいと感じます。実際に、今までに読んだ陸上関連の本を振り返ってみると意外と多かったので、紹介してみたいと思います。 

ダニエルズのランニング・フォーミュラ第3版

ダニエルズのランニング・フォーミュラ第3版

ランニング・トレーニングの基礎を学べる1冊。勉強したいと思う人なら読んで損はない。

800m以上の距離を専門種目にしている方で、競技力向上のヒントを探しているのであれば、メリットが多い本です。トレーニングの原則から生理学的な内容まで満載で、図や表が多いので、内容を理解しやすいです。

特に、中盤に記載されているVDOTは、現在のパフォーマンス(自己ベスト)かて適した設定タイムを決められる要素になります。 

 他にも、狙ったレースに向けてのトレーニングメニューやスケジュールも記載されているので、とても練習の参考になると思います。 

リディアードのランニング・トレーニン

リディア―ドのランニング・トレーニング

長距離ランニングでパフォーマンスを発揮したい人必読の1冊。

ラソンだけでなく800m~1500mでもパフォーマンスを高めらえるヒントが多い本です。この本を読んで、「だから800mの後半に体が動かないのか!」と納得しました。

有酸素能力の発達に重点を置いているため、『リディアード=週に160km走る』という印象を持つ方も多いと思います。もちろん競技力に合わせて内容は変える必要がありますが、「なぜたくさん走る必要があるのか?」という疑問に対しても、しっかり説明されています。

しかし、1つの内容を説明するためのエピソードが長く感じるため、この内容をさらに分かりやすくまとめた教科書のようなものがあると便利だと思います。

また、レース期に近づくにつれて無酸素能力を高めるトレーニングが出てきますが、TT(タイムトライアル)や本数や設定タイムが決まっていないインターバルなので、部活などグループで行う練習には適していないと思います。

練習メニューを考えるヒントにはなりますが、どちらかというと自分でメニューを考える市民ランナー向けだと思います。ただ、生理学的な要素が多く語られている本なので、土台作りはリディア―ド、レースが近づいてきたらダニエルズ、と使い分けてみても良いと思います。

 

リディアードのランニング・バイブル

リディアードのランニング・バイブル

↑の本の原型。より詳しい内容を知りたい方におすすめ。

 『リディアードのランニング・トレーニング』の原型の本で、より詳しい内容が書かれています。内容自体は少し古いため難しく感じやすいですが、ランニングに関する深い知識を得られると思います。

基本的な話の流れは『リディアードのランニング・トレーニング』と変わりません。難しいと感じた方は、先に『リディアードのランニング・トレーニング』を読むのがおすすめです。 

ラソンの真髄

マラソンの真髄

瀬古さんのランニング人生やメニューを知れる本。正直、基準がかなり高い。

 高校3年生のときに買った本で、おそらく陸上関連の本の中では一番読んだ回数が多いです。ただ、なぜこの本を受験勉強中の高校3年生のときに買おうと思ったのか、覚えていないです。多分、受験勉強をしながら駅伝(11月)にも出る予定で、何かヒントになる本が欲しかったんだと思います。

内容は瀬古さんの競技人生に沿いながら、大事にしてきたことレース・トレーニングに対する考え方などが詳しく書かれています。もともと中距離の選手で、長い距離を走るのが苦手なところから、マラソンのトップ選手までになる過程が盛り込まれています。

特にマラソンで上を目指すための心構え(百か条)もあり、練習のヒントやモチベーションの維持に活躍すると思います。 

瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと

瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと

『マラソンの神髄』をもとに、より多くのランナーに向けたメッセージ。 

『マラソンの神髄』と重なっている内容は多いものの、これからランニングを始める方やマラソンを走ってみたいと思っている方に向けた内容になっています。

実際に、最初の目標は「3kmを21分で」(1kmを7分ペース)と書かれているので、だいぶハードルは低いと思います。しかし、マラソンの楽しさやどのように練習すれば良いのか、レースの向き合い方などについても書かれていています。 

常識破りの川内優輝ラソンメソッド

常識破りの川内優輝マラソンメソッド

長距離の指導者志望の方に読んでもらいたい1冊。市民ランナーであれば結果に繋がる練習を考えられようになる。

この本は、練習を真面目にやり過ぎて故障が多いランナーに読んで欲しい1冊です。また、高校の陸上部の先生にも読んで欲しいです。

自分の高校の場合は、練習と休養のバランスは割と良かったと思いますが、「ポイント練習をやりまくれば速くなる」 と考えている方もいるようです。このような考え方のもと練習していると故障のリスクが高くなってしまいます。

この本の中では、ポイント練習は週2日の固定であり、結果が出なかった川内選手が箱根を走り、マラソンで大成するまでの軌跡が書かれています。

怪我が多い方だけでなく、真面目な方や練習の組み立て方を知りたい方におすすめです。 

限界突破マラソン練習帳 

限界突破マラソン練習帳 

練習メニューを知りたい人におすすめ!自分のレベルに合ったトレーニングを行える!

この本はサブ4以上を狙う方で、既にある程度ランニングに慣れている方向けです。

さまざまなレベルに合わせて目標を達成できるための練習メニューが書かれているので、そのスケジュール・内容に沿って練習するだけでOK、という本です。 

 他にも、タイトルの通り限界突破するためのアレンジメニューなどがあり、特に『峠走』と『トレイルランニングを推奨しています。

伸び悩んだときにも役立つメニューが多く載っているのでおすすめです。 

走って、悩んで、見つけたこと。

走って、悩んで、見つけたこと。

大迫傑の考え方を知れる本。結構、ズバっとしたメッセージが多い。

 大迫傑選手の今までの競技人生を沿いながら考え方などが書かれている本です。内容はかなりストイックなので、純粋に「すごいな」と思いました。

ただ、見開きのページ全部が写真の部分もあるなど、内容としてはファン向けの本という印象が強いです。

最後には、Q&Aのコーナーがありますが、具体的な回答は少ないため、少しモヤモヤするかもしれません。

走りながら考える

走りながら考える

競技以外の人生に役立つメッセージが豊富。壁にぶつかったり悩んでいるときに読みたい1冊。

為末さんは、noteなどでも結構正直に物事を話される印象があります。この本でも、自身の経験から反省したポイントや人生に役立つ考え方などが率直に語れているので、内容が入ってきやすいです。 

陸上競技に携わっていない方でも分かりやすく、何かを目指しているときや就職などで環境が変わるとき以外にも、何か悩み事があるときに読むと、心が軽くなると思います。  

為末メソッド 自分をコントロールする100の技術

為末メソッド 自分をコントロールする100の技術

仕事でも勉強でも競技でも、生きやすい人生を作るのに役立つ本

 人生に役立つコツが100個集まった本。1ページに大きくメソッドが書かれており、隣のページに詳しい解説しているため、スラスラ読めます。

為末メソッド

何か不安があるときなどでもサラっと役立つ考え方をピックアップできるのがポイント。例えば、レース前とか何か悩みがあるときなどに役立つと思います。

風が強く吹いている

風が強く吹いている

映画化・漫画化・アニメ化・舞台化される人気作。

簡単にいうと、ほぼ陸上の初心者・素人集団が箱根駅伝の出場を目指して奮闘するストーリーです。

本が発売されて間もないころ(高校2年生くらい)に、 体育の先生が強引に貸してくれました。正直、少しの期間しか練習していない登場人物が自分の自己ベストを追い抜いたときに「なんやねん」と思いましたが、最後まで読むと涙が出るほど感動します。

実際に、準備期間が短いためストーリーにはかなり無理がありますが、その中でもリアルさが追求されているので、物語としては凄い面白いです。

舞台化されるみたいで人気があり、僕自身も小説・映画・漫画・アニメを見ましたが、小説と漫画がおすすめです。

アニメはおそらく1話分の時間のせいか、演出する人が記録会について知らないせいか、結構無理があるシーンが多いです。

例えば、13分台のランナーと5000mを完走できるかどうかのランナーが一緒の組で走っていたりします。

漫画は小説を読んだことがあるせいか、一番スムーズに読めました。

【小説】 

ウマ娘 シンデレラグレイ

ウマ娘 シンデレラグレイ 

怪我をして走れないときに読みたい漫画。走るのが辛くなったときにもおすすめ。

まぁ、陸上ではないですけどね。

今、人気のウマ娘のヒロインが「オグリキャップ」の漫画です。ウマ娘作品の中では、可愛さよりもカッコ良さが強く出ている作品で、迫力があり面白いです。

実際の競馬の歴史の内容に近くストーリーが描かれているので、競馬ファンにもおすすめ。

幼少期のオグリキャップは自分では立ち上がれないほど足が悪かったそうです。

※右前脚が大きく外向(脚が外側を向いていること) していたそうです。

「何でそんなに走るの?」という問いに対して、

ウマ娘 シンデレラグレイ 1

凄いシンプルな考え方をする彼女の活躍をこれからも見ていたいと思います。

 

800

800

「先輩!ちょっと、コレ、エッチなやつですよっ!!」800mをテーマにした青春的な読みやすい小説

これも高校1年生くらいのときに読んだ小説です。陸上関連の本が少なかったのと、800mを走るつもりだったので参考になればと思って購入したのを覚えています。 

しかし、当時の僕にはちょっと刺激が強い内容、、、というか「いや、もっと陸上について書いてくれよ」と思いました。後輩にはちょっと勧められなかった本でもあります。だって、こいつらすぐに学校サボったり、セッ〇スするんだもん。

ただ、中には参考になる言葉もあって。一部抜粋します。

「本当に速く走れるようになりたかったら、無駄に疲れる練習なんてしたらいけないよ。僕はいつも思うんだけど、筋肉は絶対にそんなのは望んでいない。量よりは質の問題で、適度な刺激を与えて、そのあとは、むしろ回復させるのに時間をかけるべき。だらだら練習しているから、スプリントがなくなっちゃうんだ。」 

まとめ

 今回は、実際に読んだことがある陸上関連?の本を紹介しました。トレーニングの理論や生理学の仕組みなどを押さえておくと、練習効率は高くなると思います。

気になった本があれば是非チェックしてみてください。 

 

ホクレンディスタンスまとめ!

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ホクレンが終わってから大分時間が経ってしまいましたが、来年この大会のことを振り返るためにも、4日間のことをまとめたいと思います。

 

何よりも今年は例年とは違い、新型コロナウイルスの影響もあり開催すら心配されていましたが、さまざまな対策のおかげで無事レースが実現しました。

 

このような特殊な状況の中でも、ライブ配信を見ながらエキサイトするような好記録が連発!

日本新記録や歴代10傑入りをするような記録が続々生まれました。

 

実際、今シーズン初レースなのに自己ベストを出す選手が多かったり、ホクレンディスタンスの4大会の中で調整して、3日目・4日目に好タイムを出す選手もいました。

 

普段だと、インハイ予選やインカレ、日本選手権の後に開催されるホクレンディスタンス。今年は異常ともいえるくらい好記録が多かったので、今までは4月~6月のレースの本数が多過ぎていたのかもしれません。

 

記録を狙うのであれば、もしかしたら何本もレースに出るのではなく、いくつかポイントを絞る方が良いのかもしれないですね。

 

ここからは、各大会の好記録を紹介します。

 

第1戦:士別大会

男子3000m:遠藤日向(住友電工)7分49秒90(日本歴代5位)
女子1500m:田中希実(豊田自動織機TC)4分08秒68(日本歴代2位)

 

第2戦:深川大会

女子3000m:田中希実(豊田自動織機TC)8分41秒35(日本新記録
女子3000m:萩谷楓(エディオン)8分48秒12(日本歴代3位)
男子10000m:べナード・キベット(九電工)27分14秒84(今季世界最高記録)

 

第3戦:網走大会

女子5000m:田中希実(豊田自動織機TC)15分02秒62(日本歴代3位相当)
女子5000m:萩谷楓(エディオン)15分05秒78(日本歴代6位)

 

第4戦:千歳大会

男子5000m:遠藤日向(住友電工)13分18秒99(日本歴代7位)
男子5000m:吉居大和(中央大)13分28秒31(U20日本新記録
男子5000m:石田洸介(東京農業大学第二高)13分36秒89(日本高校新記録・U20日本歴代4位)
男子3000mSC:三浦龍司(順天堂大学)8分19秒37(日本歴代2位・U20日本新記録・今季世界最高記録)
男子3000mSC:山口浩勢(愛三工業)8分25秒04(日本歴代5位)
男子3000mSC:青木涼真(Honda)8分25秒85(日本歴代6位)
女子5000m:一山麻緒(ワコール)15分06秒66(日本歴代8位)

 

いや、記録出過ぎでしょ。。

 

ちなみに3000mで日本記録を出した田中さんは、千歳の3000mのラスト1000mを2分43秒で走りました。日本記録出るんじゃ。。。(2分41秒08)


何か、陸上の物語を書いている身としては、ちょっと安心感があります。

「あ、これくらいならやってもいいんだ」っていう。。

 

 

【レース結果】『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第四戦@千歳 

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ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020第四戦千歳大会の結果をまとめています。

 

 

第四戦千歳大会まとめ

千歳大会の結果もなかなか凄かったですね。。。

 

●5000m遠藤くんが13分18秒99(日本歴代7位)
●5000m吉居くんが13分28秒31(U20日本新記録
●5000m伊藤くんが13分33秒97

●5000m石田くんが13分36秒89(日本高校新記録・U20日本歴代4位)
●3000mSC三浦くんが8分19秒37(日本歴代2位・U20日本新記録・今季世界最高記録)
●5000m一山さんが15分06秒66(日本歴代8位)
●10000m鈴木くんが27分57秒84
などなど

女子 3000mB組結果

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男子 5000mE組結果

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男子 5000mD組結果

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女子 5000mC組結果

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男子 5000mC組結果

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男子 3000mSC結果

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男子 1500m結果

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女子 5000mB組結果

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男子 5000mB組結果

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女子 3000mA組結果

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女子 5000mA組結果

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男子 5000mA組結果

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男子 10000m結果

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 なんだか13分30秒台や27分台を見ても驚かなくなってきたぞ。。。

ただ、三浦くんのサンショー8分10秒台はまじでビビった。

 

『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第四戦@千歳 14:30から!

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本日の千歳大会がホクレンディス・タンスチャレンジの最終日です。

 

今日の14:30競技スタートです!

 

youtu.be

 

 

 

タイムテーブル

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女子 3000mB組

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男子 5000mE組

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男子 5000mD組

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女子 5000mC組

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男子 5000mC組

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男子 3000mSC

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男子 1500m

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1500mは個人的にかなり注目のスタートリストになっています。

女子 5000mB組

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男子 5000mB組

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オリンピアンの塩尻くんが出ます。

女子 3000mA組

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5000mでも調子が良かった田中さんが出走。

女子 5000mA組

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男子 5000mA組

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遠藤くんは自己ベスト狙うみたいなので楽しみです。

 

男子 10000m

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【レース結果】『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第三戦@網走

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ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020第三戦深川大会の結果をまとめています。

 

 

第三戦深川大会まとめ

國學院大藤木くんが10000mに続き、5000m自己ベスト16秒更新、13分台突入!
●青学吉田くんが5000m13分40秒切り!
カネボウの長谷川くんが5000m13分30秒切り!
GMOの吉田くんが10000mで15秒以上の大幅更新!
●マラソンオリンピック代表服部くんが10000m27分台突入!
●メシボーイこと丸山竜也くんが10000m28分10秒!20秒以上更新

 

などなど。詳しい結果はこちらから。

 

女子3000mB組結果

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男子5000mE組結果

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男子5000mD組結果

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女子3000mA組結果

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男子5000mC組結果

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女子1500mC組結果

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女子5000mB組結果

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男子5000mB組結果

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男子5000mA組結果

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女子5000mA組結果

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男子10000mB組結果

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女子10000m結果

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男子10000mA組結果

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 次の第4戦、千歳大会は本日7月18日14:30から

 

 

今日も!『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第三戦@網走 15:15から!

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本日はホクレン・ディスタンスチャレンジの第三戦、

網走大会です。

 

最初のレースは15:15からスタートです!

www.youtube.com

 

既に公式サイトではタイムテーブル・エントリーリスト・スタートリストが公表されています。

 

 

タイムテーブル

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女子3000mB組

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男子5000mE組

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男子5000mD組

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女子3000mA組

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日本郵政グループの鍋島さん、調子良ければ日本記録付近も狙えるのでは。

男子5000mC組

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女子1500mC組

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女子5000mB組

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男子5000mB組

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男子5000mA組

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女子5000mA組

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3000m日本記録の田中さんは、本日5000mに出場。

男子10000mB組

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女子10000m

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ダイハツの松田さんも出場。

男子10000mA組

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有名選手が多く出場しますね。井上くんと桃澤くんの対決が見れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

【レース結果】『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第二戦@深川

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日本陸連公式より

 

昨日のホクレン・ディスタンスチャレンジ2020第二戦深川大会の結果をまとめています。

 

 

好記録が続出!!

●中央大のルーキー吉居くんがU20日本歴代5位

富士通松枝くんが13分30秒切り

富士通鈴木くん、國學院藤木くんが28分30秒切り

●Hondaの伊藤くんが27分台突入

●田中さんが3000mの日本新記録

●オリンピック代表の前田さんが40秒以上の自己ベストを更新

 

などなど。詳しい結果はこちらから。

男子5000mD組 結果

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女子5000mC組 結果

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男子5000mC組 結果

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GMO下田くんは13分53秒→13分50秒の自己ベスト。

女子5000mB組 結果

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男子5000mB組 結果

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中央大学の1年吉居くんが、13分38秒。U20の歴代5位。

最後まで良い動きをしていました。

女子3000mSC 結果

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吉村さんの自己ベストは9分49秒なので、シーズン1発目にしてはかなり速いです。

男子10000mC 組結果

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富士通の鈴木くんも良い動きをしていました。
28分30秒→28分23秒の自己ベスト更新です。

女子3000m 結果

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3000mの日本記録は福士さんの8分44秒40。
田中さんは18年ぶりに日本記録を3秒以上更新しました。

ちなみに萩谷さんの8分48秒12は日本歴代3位のタイムです。

1000m:2分52秒
2000m:5分53秒(3分00秒)
3000m:8分41秒(2分48秒)ラスト400m63秒。

女子5000mA組 結果

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士別で3000m9分05秒の佐藤さん(積水化学)が自己ベスト更新。

男子5000mA組 結果

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先頭は1000m2分40秒を切るペースで推移。

松枝くんは4600mが12分28秒前後なので、ラスト400は60秒を切り。

13分28秒→13分26秒の自己ベストを更新。

男子10000mB組 結果

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5000mは14分10秒で通過。そのままペースを保ったままフィニッシュ。

女子10000m 結果

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ラソン代表の前田さんは32分13秒→31分34秒の大幅ベスト更新。

男子10000mA組 結果

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東国大出身のホンダの伊藤くんは28分26秒→27分58秒の大幅ベスト更新。

 

【メモ】次回、第三戦網走大会は7月15日。

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注目は山梨学院出身の井上くん、桃沢くん、そしてオムワンバ。

オリンピック代表の服部くんなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと待って!今日じゃん!『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第二戦@深川 15:00から!

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第二戦っていつだっけ?と思ってチェックしたら

今日じゃん!!

 

ということで、更新が遅くなって申し訳ありませんが、

前回と同様にタイムテーブル・スタートリストを載せておきます!!

今日の15:00競技スタートです!

youtu.be

 

既に公式サイトではタイムテーブル・エントリーリスト・スタートリストが公表されています。

 

 

タイムテーブル

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男子5000mD組

 

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農大出身の青木くんが出場。(メモ)

女子5000mC組

 

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士別に出場した方もちらほら見られます。

男子5000mC組 

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今回はC組から13分台が多くなります。

女子5000mB組 

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男子5000mB組 

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注目は中央大の吉居くん、MHPSの林田くんのルーキー2人。

吉居くんは部内記録会で10000m28分36秒を記録。

女子3000mSC

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 さんしょーやるよ。

男子10000mC組

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富士通の鈴木くん。中電の岡本さん。そして近藤くん。

女子3000m

 

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 田中さんの3000mは果たして、、、

女子5000mA組

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 士別で3000m9分05秒の佐藤さん(積水化学)が出場。

男子5000mA組

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 本日の注目レース。

田中くん、川瀬くん、農大の戸田くん・浅岡くん、神奈川の星松枝くん。

士別で13分45秒の中村くん。

山登りのスペシャリスト浦野くん。

そして佐藤選手。

 

男子10000mB組

 

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代表の中村選手、まじで出るの?

国学院の土方くん。

女子10000m

 

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福士さん出るよーー!

男子10000mA組

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 ベストがはえーー。
東国の伊藤くん(ホンダ)も出場!!

 

 

 

 

 

 

 

【レース結果】『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第一戦@士別

ホクレン・ディスタンスチャレンジ

日本陸連公式より

昨日のホクレン・ディスタンスチャレンジ2020第一戦士別大会の結果をまとめています。

今季初レースの選手も多いなか、5000mで自己ベストを10秒以上縮める選手や、日本歴代10位以内の好記録を出す選手が多く出ました。

 

男子 5000mE組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

青学の神林くんが途中から引っ張り、そのままトップでゴール。

男子 5000mD組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

箱根4区区間新の吉田くんが最初から引っ張る形に、最初の1000mが抑え気味でしたが、どんどん1000mのラップが上がっていき、調子の良さが分かります。

女子 3000m

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

9分の1桁の好タイムが出ました。

男子 5000mC組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

大阪ガスの中村くんは青学出身。自己ベスト13分56秒から13分45秒の大幅更新。
ここまで、トップは青学&青学OB

男子 3000m

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

3000mには遠藤くんは公認記録の自己ベスト。日本歴代5位の好タイムです。

3000m 日本歴代

 

男子 1500mB組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

 

 

男子 1500mA組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

女子 1500m結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

4分1桁が出ました!!

1500m 日本歴代

今年は1500mで爆走。日本歴代2位のタイムです。

実況やTwitterでも、「スパイクじゃなくてシューズで出した」ということが話題になっていますが、田中さんは去年くらいからずっとシューズを履いています。

シューズはコレ。

FuelCell 5280

ニューバランス公式より

ニューバランス FuelCell 5280』 新色:レッド

カーボン内蔵の超軽量シューズです。名前の『5280』は1マイルをフィートに換算したもの。
短い距離での高速レースを想定した、中距離専用のシューズです。

女子 5000mB組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

 

男子 5000mB組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果


トップの大阪ガスの野中くんの自己ベストは13分59秒から13分43秒の16秒更新。
他にもGMOの東大卒ランナーの近藤くんも自己ベスト。

女子 5000mA組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

トップの九電工の宮田さんは自己ベスト15分52秒から15分34秒の大幅ベスト更新。
オリンピックのマラソン代表の前田選手も自己ベスト。

男子 5000mA組結果

ホクレンディスタンスチャレンジ 結果

 

 

トップのGMO倉田くんも自己ベスト更新。


全体的にGMOの調子が良さそうでした。

※結果は日本陸連公式から引用

www.jaaf.or.jp

 

今日は『ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020』第一戦@士別 15:30から!

ホクレン・ディスタンスチャレンジ

日本陸連公式より

本日は、ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020第一戦士別大会が開催されます。

今のコロナ禍により、日本選手権などの大会は軒並み中止。
色々な心配・不安はぬぐい切れないものの、トップ選手が集まる大会が開催されたことは純粋に嬉しく思います。

今回の第一戦士別大会は無観客試合ですが、例年同様にYouTubeライブ配信があります。

陸上ファンであれば必見です!

今日の15:30競技スタートです!

youtu.be


既に公式サイトではタイムテーブル・エントリーリスト・スタートリストが公表されています。

 

タイムテーブル

ホクレンディスタンスチャレンジ タイムテーブル

男子 5000mE組

ホクレンディスタンスチャレンジ 5000m E組

母校の農大の選手が出ている他、青学の神林くんも出ますね。

男子 5000mD組

ホクレンディスタンスチャレンジ 5000m D組

注目は、やはり箱根4区区間新の吉田くん。

女子 3000m

ホクレンディスタンスチャレンジ 3000m

川崎市立橘の信櫻さん、パナソニックに行ったんだ。

男子 5000mC組

ホクレンディスタンスチャレンジ 5000m C組

C組からは5000m13分台のベストを持つ選手が増えてきます。

男子 3000m

ホクレンディスタンスチャレンジ 3000m

3000mには遠藤くんが出ますね。自己ベスト7分47秒99は日本歴代4位。
※室内のタイムで1周が307mなので非公式記録です。

 

男子 1500mB組

ホクレンディスタンスチャレンジ 1500m B組

中学歴代3位の服部くんと皇學館大学の川瀬くん(5000m13分36秒)が出場。

 

男子 1500mA組

ホクレンディスタンスチャレンジ  1500mA組

ケモイが出ますね。世界でもトップクラスの選手です。
あとは、高校歴代9位の林田くんと、川崎市立橘出身の山田くん。

個人的には筑波出身のTさんを応援しています。

女子 1500m

ホクレンディスタンスチャレンジ 1500m

田中さんの自己ベストは日本歴代7位。去年は3000mで爆走していましたね。

女子 5000mB組

ホクレンディスタンスチャレンジ 5000m B組

農大出身の清水さんが出場。

 

男子 5000mB組

ホクレンディスタンスチャレンジ 男子 5000mB組

流石にB組になると、有名な選手が多くなってきます。自己ベストが13分台の人がほとんど。

上野さんの13分21秒はやばい。

女子 5000mA組

ホクレンディスタンスチャレンジ 女子 5000mA組

オリンピックのマラソン代表の前田選手が出ます。

 

男子 5000mA組

ホクレンディスタンスチャレンジ 男子 5000mA 

戸田くんは1500mではなく5000mに出場。

旭化成の茂木くん。
黒崎播磨の田村くん(弟)。
そして、何よりも農大二高の石田くん。

 日本選手権の標準タイムは13分43秒。

このタイムを出すと高校歴代2位のタイムになります。

う~ん、見逃せない!!


※スタートリスト

https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202006/30_185932.pdf

日本陸連公式

www.jaaf.or.jp

 

【練習日誌】6月のランニングまとめ

 

春アニメの最終回を見ながら

「6月も、もう終わっちゃうんだな。。。」と思っています。


こんにちは。はげぼうずです。




年齢を重ねるごとに、時間の経過具合が加速しているように感じますね。

 

ランニングの方は、4月・5月と比べると結構走れた実感がありつつも、
お尻の筋肉が張ってしまって、腰が悲鳴を上げる機会が何度もありました。

 

あと6月で一番大きかったことはナイキのアプリを使い始めたこと。

 

仕事でランニング系メディアの記事を書いているんですけど、
たまたまランニングアプリを紹介する内容を任され、普通に書いて納品したら、
「実際にアプリを使っている画像を入れてください。」と。

はぁ?

と一瞬思いましたが、しゃーなしにアプリを入れて走りましたよ。

 


スマホは昔はiPhoneのSEを使っていて、そのときはAppleWatchと連携させて使ってたんですけど、液晶が割れて天寿を全うされました。
新しいスマホを買うのもメンドクサイので実家にあった5Cを使う、という。

すげー遅い。

でもさ、最近のiPhone大きいんだもん。


ただね。iPhone5C、AppleWatchに対応していないんです。


他のアプリとかも対応してなかったので、使いやすそうなのがナイキのランアプリだったんです。


まぁ、どうせ音楽を聴くのにスマホを携帯しているんで、全然負荷はなく。
なんとなく使うのが面倒だったんですけど、実際に使ってみると結構便利でした。

 

ペースを読み上げてくれるので、時計を見ずランニングに集中できるのは結構便利です。

 

ただ、やっぱり良いものが欲しくなりますね。

ガーミン買おうかな。

 

6月のランニングの振り返り

6月の結果。 

合計 17ラン 115.1km 平均ペース:5分37秒

アプリを使うと、こんな感じで勝手にデータが出るのは便利ですね。


4月と5月は走ってたものの、腰痛と仕事と引っ越しやらでまともに走れず、

6月になってようやく走れるようになった感じです。
(体重も変わらなかったし。)

6月の頭は、メディアのために無理して10km走ったものの、正直5kmのジョグですらきついかった。

 

半ばになったころから、キロ5分~5分30秒くらいで無理なく走れるようになりました。

本当はペースを落として距離を伸ばした方が良いんですが、タイム測っているとペースを上げたくなるんですよね。悪いクセです。反省。

 

走行距離は予想よりも少ないですね。


 

これは頭の中が最盛期のままだからです。
そりゃ60分ジョグで15~16km走ってたときと比べると少ないだろうよ。


一応キロ4分30秒のペースで5kmまで走れるようになりましたが、頭の中は昔のままなので、

全然スピードを出せないこと、
すぐに息が上がってしまうこと、
腰とかが痛くなること、

などがもどかしくて堪りません。



走った距離・運動量に対して体重が減ってないのも、たぶんスピード出し過ぎなのが原因。

脂肪を効率良く燃やすためには、脂肪を分解できるくらいの低強度で長く運動する必要があるので、ペースを上げてしまうと非効率なんですね。

これは身をもって理解しました。


ここからはいくつかのランを抜粋して紹介します。

 

例の10kmラン(6月4日)

ランアプリ タイム

タイムが物語っていますが、7km・8kmあたりは超きつかったです。
吐くかと思いました。

ジョグってこんなにきつかったっけ?

タイムを気にせず気持ちいい感じで走ったときのペースが、だいたいキロ5分ちょい。

ただ、長時間走れる体力はないという。。。

 

6月5日5km

 前日の感覚を確かめる意味でも、少し余裕を持ちつつキロ5分10秒~5分30秒くらい

6月8日5km

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少し頑張って走ってみた。ものの、2kmで脚が止まってしまう。
最後は気合いで少し上げられたけど、結構きつい。

6月10日5km
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キロ5分を無理なく切る感じで。
どちらかというときついけど、まだ割と余裕がある感じ。 

6月14日10km

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 6月の中では結構いい感じに走れたラン。
元々キロ5分30秒~6分の想定だったけど、あまりきつさを感じずキロ5分前半で走れた。

 

最後は余裕を残しつつペースを上げて走れた。 

6月15日5km

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まだキロ5分切りが安定しない。
ラストは頑張ったものの「あれ、キロ4分前半ってこんなにきつかったけ?」
と思うほど余裕はなかった。

6月16日10km

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余裕を残しつつ10kmを走破。
キロ5分~5分30秒くらいのペースが今の自分に合っていそう。

6月18日5km①

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比較的ゆっくりにジョグしたものの勝手にペースが上がってしまう。

6月18日5km②

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余裕があったので、2回目のラン。
とはいいつつも、後半は結構余裕がなかった。

6月23日10km

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キロ5分切りでもいい感じでいけるのでは?と思って最初から飛ばす。
ちなみに新品のアディゼロジャパン5で。

2キロを超えたあたりから足が痛くなり、無理せずに走ることを決めた。
ラスト3kmは走りたくなかったけど、周回コースの反対側だったので、
歩くようなスピードで何とか完走。

足にマメができる。

6月24日5km
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一旦5kmどれくらいで走れるかチャレンジ。
とにかくマメで足が痛い。とにかく痛い。

走ったことを結構後悔した。

6月28日12km

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マメが完治していないにも関わらず、12kmジョグ。
足が痛い割にはペースを保っているものの、明らかにフォームは崩れていて、
脚・腰が悲鳴を上げた。

やっぱり無理は禁物。

 

まとめ

走力はやはり走った分だけ戻っている感覚はありますが、今の走力に合っていない走りをしている実感があります。
今はペースを上げるのではなく、楽に走れる距離を伸ばす方がいい。

7月はゆっくりのペースを守りつつ、長い距離をしっかり走れるようにします。

ランニングはトレーニングだけじゃない

積極的休養 アクティブレスト ジョグ

体重は変わりませんが、キロ5分くらいで5kmくらいは走れるようになりました。

10kmを通しで走るのはまだきついです。

 

 

さて、タイトルの件ですが、『ランニング=体を鍛える』というイメージが強いですが、コンディショニングとしてのランニングもあります。

 

長距離選手・マラソンランナーであれば

「休養日にもジョグをする」

「ジョグをして疲労を取る」

というようなことを聞いたことがあるはず。

 

 

ただ注意が必要なことは、

この言葉を鵜呑みにしてはいけないこと。

何も考えずにジョグをしていれば怪我をするかもしれないこと。

だと思います。

 

多分、高校生くらいのときは、とにかく速くなりたかったので、

↑のようなことを聞いたら休養日でもガンガン走っていたと思います。

 

 

今回は、大学陸上部で教えてもらった技術的なことで一番使える内容である

疲労抜きジョグ」について紹介したいと思います。

 

この疲労抜きジョグは、コンディショニングの側面が大きいので、陸上競技以外のスポーツにも応用できるはずです。

 

『ジョグ』は意味が広い言葉

ジョグというのは幅広い意味を持つ言葉だと思います。

 

その人の競技レベル・体調・目的、、、

などによってジョグの内容は柔軟に変えていかなければならないと思います。

 

これは、瀬古さんも本の中で次のようなことを言っています。

生涯トレーニングをしていくなかで、大半を占める練習はジョグである。軽んじてはいけない。

ジョグは、ただ走ればいいというものではなく、レースで結果を出すためにはとても重要な役割を果たすものになる。

 

だから、「ジョグは〇〇である」というものはなく、その場の状況に対応できるように考えて走ることが大切。

 

例えば、休養日と決めていた日に、普段の練習と同じペースでジョグをしても疲れは取れません。また、同じ距離(10km以上とか)でジョグをしても疲れは取れないでしょう。

 

少なくとも疲労回復が目的であれば、ペースを落とし距離も短くすることが重要です。

 

疲労抜きジョグ』とは?

※ここで説明する『疲労抜きジョグ』は一般的なものではありません。あしからず。

 

名前の通り、疲労を回復することを目的にしたジョグのことです。

「積極的休養(アクティブレスト)」について調べたことがある方であれば、内容はご存知かもしれませんが、

人は寝てるだけ、ゆっくり過ごすだけよりも、軽い運動をして血行を良くすることで筋肉をほぐしたり、筋肉中・血中の疲労物質を除去したりできる、というものです。

 

ここで問題になるのが「軽い運動」の『軽い』という部分です。

 

この「軽い」運動強度を見誤ると、休養の効果が得られないと思います。

 

実際にアクティブレストは、100%疲労回復に作用するものではなく、

 

アクティブレスト(運動)による疲労 < アクティブレストによる疲労回復

 

という式が成り立つので、結果として疲れが取れるんだと思います。

感覚的には、疲労:回復=3:4 くらいです。

 

 

運動強度が高くなると(自分ではそんな感覚がなくても)

 

アクティブレストによる疲労(運動) > アクティブレストによる疲労回復

 

という式(疲労:回復=4:3)になり、疲れは溜まる一方です。

 

疲労抜きジョグ』とは、強度をできるだけ低くして回復の効果を高めるのが目的です。

イメージとしては 疲労:回復=1:4 という感じです。

 

ペースは歩きよりも遅め

疲労抜きジョグのペースですが、歩きと同じくらいかそれ以下です。

正直、走っているのかどうかわからないペースですが、歩きではないフォームで走ることが大切です。

普段から走っていない人にとってはかなり難しいペースです。

教えてもらったトレーナー曰く「慣れるまでちゃんとできる人は少ない」そうです。

 

それは、ジョグという感覚でいると勝手にペースが上がってしまうからです。

慣れていないと「ゆっくり走ることができない」のです。

 

実際に、意識してゆっくり走ろうとしても、ふと気づくと歩きより速くなってしまいます。

 

このジョグは鍛錬が目的ではないので、普段のジョグの感覚を捨てる必要が大切なのです。

前もも(大腿四頭筋)を使わないイメージがポイント

 走る・歩く動作では少なからず大腿四頭筋を使っているので、完全には無理ですが、

前ももの筋肉を極力使わないようにジョグをするイメージがかなり近いです。

もっと具体的にいうと、リズミカルで歩きよりも遅い「足踏み」みたいな感じです。

 

できるだけ体全体をリラックスさせ、太ももを極力上げないようにしてジョグをします。

 

気持ちもリラックスすることも大切

 『疲労抜きジョグ』の最大の目的は疲労回復ですが、疲労は肉体的なものだけでなく、精神的なものも含まれます。

 

普段と違って歩きよりもゆっくりジョグをするのは、慣れていない方からするとかなりストレスになると思います。不快感があると疲労回復の効果を高めるのは難しいでしょう。

 

できるだけ気持ちをリラックスさせて、心地良く走ることも大切です。

 

例えば、好きな音楽を聞きながらとか、景色が良いコースを選ぶとか。です。

 

疲労抜きジョグ』が活躍するシーン

疲労抜きジョグ』は休養日のアクティブレスト以外にもかなり使えます。

 

疲れが取れるということは、全身の血行が良くなり体が温まるということです。

 

つまり、レース前のウォーミングアップ練習後・レース後のクーリングダウンなどにも使えるのです。

 

疲労が溜まらないので、コンディショニングとしても有効なのです。

 

ベストを出したときは、アップで疲労抜きジョグをしていました。もちろん、レースが近づくにつれてペースを上げたり、流しをしたりすることもあります。

 

体を温めたいとき、その日の調子を知りたいときなどにも使えます。

 

もし、体の調子を整えたい(スポーツ的な意味で)場合は、

めちゃくちゃゆっくり走ってみるのもおすすめです。